ここは此岸なのか?彼岸なのか?興徳寺の彼岸花の美しき世界 2024年曼殊沙華の見頃時期と開花状況・アクセスと駐車場 静岡県富士宮市
お彼岸が近づいてまいりますと各地で咲き始めてまいります彼岸花(曼殊沙華)。その真っ赤な妖艶な赤い花は此岸のものではなく彼岸のものなのではないかと時として思ってしまいます。今回のカタスミ日記は、まるで彼岸の入口であるかのように美しい世界が広がる富士宮市興徳寺の彼岸花の咲く風景をご紹介いたします。
興徳寺ってどんな寺院?
静岡県富士宮市に位置しております興徳寺は、山号を大日蓮華山と称します日蓮宗の寺院となり、鎌倉時代に日興上人により開基されました寺院で、700年以上の歴史を持つ古刹となっております。
標高が230mの高台にございますロケーションからは、よく晴れた日には富士山も望むことができ、特に春には、樹齢250年の枝垂れ桜をはじめとした桜の木々と富士山の共演を楽しむことができるお花見の名所としましても有名で、写真愛好家の間でも人気のお花見スポットとなっております。
興徳寺の一面に咲き誇る彼岸花(曼殊沙華) 見頃時期
桜の名所としましても有名な興徳寺でございますが、秋には境内を真っ赤に染める彼岸花の名所としましても有名で、見頃の時期にはたくさんの参拝客で賑わう寺院となっております。
駐車場より72段の石段を昇って本堂に参拝することとなりますが、その石段の両側に所狭しと彼岸花の赤い花が敷き詰められ、まさに赤い絨毯が広がります。
華やかで綺麗という表現もできますが、寺院ということもございましてか、どこかしら神秘的で幻想的な世界観を秘めているようにも感じられるところとなっております。
まるで、此岸と彼岸の境目、彼岸への入口であるかのように。
感受性の強い方は、単に綺麗な彼岸花という話を通り越えて、感じるところが多い空気感になろうかと思われます。
石段を昇りまして、参拝を済ませますと、本堂の前にも彼岸花が咲いており、こちらは、赤い彼岸花(曼殊沙華)だけではなく、白やピンク、黄色のリコリスも少数ですが咲いております。
境内の各所にはベンチなども設置され、富士山を真正面に高台から見晴らす風景は、時が経つのも忘れさせてくれるところではないかと思われます。
そのような俗世離れした美しさを奏でる興徳寺の彼岸花でございますが、見頃の時期としましては、例年9月中旬から10月上旬頃が見頃の時期となっております。
尚、興徳寺の彼岸花の開花状況につきましては、興徳寺公式HP内の「山寺の和尚さん日記」のコーナーや富士宮市観光協会さんTwitter(X)アカウント(@fujinomiya_kan)などで随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。
興徳寺 アクセスと駐車場
興徳寺へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR身延線富士宮駅より上柚野(かみゆの)行き富士急静岡バスにて約25分、「柚野公民館」バス停下車、徒歩5分ほどとなっております。
静岡県富士宮市下柚野431付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、新東名新富士インターより約15㎞、車で30分ほどとなっておりますが、周辺道路は広い道路ではございませんので、車の運転にはご注意の程お願い申し上げます。
興徳寺では、無料の参拝者用駐車場も完備しておりますが、彼岸花が見頃の時期につきましては、混雑が予想されます事から、近隣に臨時駐車場が設けられます場合もございますので、公式HPなどにてご確認の程お願い申し上げます。
終わりに
今回のカタスミ日記は、富士宮市の彼岸花の名所、興徳寺の秋の風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
俗世離れした美しさを感じることのできる彼岸花スポットになろうかと思われます。
2024.08.25記