伊豆松川湖 湖畔のパンパスグラス 秋の気配 2024年見頃時期と色づき状況、アクセスと駐車場 静岡県伊東市

 暑さの厳しい季節ではございますが、秋の気配が感じられるようになる頃になりますと松川湖では、モフモフの可愛らしいパンパスグラスを楽しむことができます。今回のカタスミ日記は伊豆半島の山間部にひっそりと佇むダム湖松川湖畔のパンパスグラスをご紹介いたします。

 

松川湖ってどんなところ?

SIGMA SD1Merrill iso100 F5.6 1/80sec 105mm

 松川湖は伊豆半島の山間部に位置し、温泉が有名な伊東市の市街地より8㎞ほどのところに位置しております。

 松川湖は、伊東大川に造られた伊豆半島唯一となりますロックフィルダムの奥野ダムによる人造湖となっております。

 奥野ダムは治水と飲料水確保のために建設されたダムとなりますが、松川湖の周囲には、約4.8㎞の周遊歩道が整備され、ウォーキングを楽しむ人たちにも人気のスポットとなっております。

 また、ルアー・フライフィッシングの人気スポットでもあり、多くの釣り人も訪れて、思い思いに釣りを楽しんでおられますほか(入漁料必要)、初夏の頃には蛍の鑑賞会が開かれたり、自然との調和が図られているダム湖となっております。

 湖畔では、早春のロウバイに始まり、梅や桜、芝桜、パンパスグラスなど四季折々の花木も楽しむことができるようになっております。

SIGMA sdQuattro iso200 F8 1/200sec 54mm

 

モフモフが可愛らしい 松川湖のパンパスグラスの見頃時期

SIGMA SD1Merrill iso100 F8 1/60sec 24mm

 もともとは斜面の土砂の流出防止のために植栽されたものでございますが、松川湖では、展望広場付近の斜面に200株ほどのパンパスグラスが植えられております。

 パンパスグラスは、ブラジルやアルゼンチンなど南米原産のイネ科の多年草で、背丈が2mから3mほどにもなるススキに似た植物となっております。

 ススキよりも花穂が大きく、見頃の時期には40㎝から80㎝ほどのキツネのしっぽのようなフワフワとした花穂が付きます。

 パンパスグラスは、アルゼンチンの大草原「パンパス」に生えている草(グラス)という意味で名付けられたものでございますが、日本では「おばけススキ」や「西洋ススキ」などの愛称でも親しまれている植物となっております。

SIGMA SD1Merrill iso100 F5.6 1/250sec 57mm

 松川湖のパンパスグラスの見頃の時期としましては、例年8月中旬から9月下旬頃が見頃の時期となっており、一足早い秋の気配を楽しむことができるようになっております。

 尚、松川湖のパンパスグラスの見頃状況につきましては、公式に発信されているものが見当たらず、SNS等の投稿を参考にするしかない現状になろうかと思われます。

SIGMA SD1Merrill iso100 F8 1/40sec 24mm

 

松川湖 アクセスと駐車場

SIGMA DP1X iso100 F8 1/80sec 16.6mm

 松川湖へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR伊東線伊東駅より伊豆東海バスにて約20分、「城の平」バス停下車、そこより徒歩15分ほどとなっております。

 静岡県伊東市鎌田字横堀1296-205付近(奥野ダム)

 自家用車にてのアクセスにつきましては、西湘バイパス石橋インターより約51㎞、車で2時間ほどとなっております。

 伊東の市街地より西に向かい8㎞ほどで松川湖となり、湖畔に無料の駐車場も完備されております。

 尚、パンパスグラスの植栽されておりますエリアは、奥野ダム側ではなく、湖の奥側(西側)に位置します松川湖展望広場付近となりますので、ご注意の程お願い申し上げます。

 具体的な道順としましては、伊東方面から西に向かって進み、奥野ダムを過ぎまして、「伊豆の貸別荘レイクハウス(静岡県伊東市鎌田1301-71)」さん先の分岐「展望広場入口」を左折、道なりに進みますと松川湖展望広場の駐車場となっております。

 分岐から先の湖畔の道路は、カーブも多く、あまり広い道路ではございませんので、車の運転にはくれぐれもご注意の程お願い申し上げます。

SIGMA sdQuattro iso100 F8 1/125sec 63mm

 

終わりに

 今回のカタスミ日記は、モフモフが可愛らしい松川湖のパンパスグラスをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 どちらかと申しますと観光地という雰囲気ではございませんが、比較的混雑が少なく、のんびりと一足早い秋の気配を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2024.07.12記