高原に広がる黄色い絨毯 霧ヶ峰高原ビーナスラインのニッコウキスゲ 2024年見頃時期と開花状況、アクセスと駐車場 長野県諏訪市

 暑い夏には爽やかな高原で涼みたくなるところかと思われます。アスファルトの照り返しが厳しい都会を離れ、高原で爽やかな風を感じてみませんか。信州のドライブコースとして人気のビーナスライン沿いの霧ケ峰高原では、毎年黄色いニッコウキスゲが一面に広がる景色が夏の風物詩となっております。今回のカタスミ日記は、緑の高原が黄色く染まる夏の霧ヶ峰高原をご紹介いたします。

 

緑の高原が黄色く染まる夏の風物詩 ニッコウキスゲとは?

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 爽やかな高原ドライブ・ツーリングコースとして人気の信州ビーナスラインでございますが、ビーナスラインの一番のお勧めシーズンは、夏のニッコウキスゲが咲く時期になろうかと思われます。

 因みに「ニッコウキスゲ」は俗称で、正式名は「ゼンテイカ」となっております。

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 「ニッコウキスゲ」は、漢字では「日光黄菅」と書かれますが、その名前はニッコウキスゲの群生地がございます「日光」の地名に基づいたものとも言われております。

 ニッコウキスゲは、早朝より花を咲かせて、時間と共に花がしぼんでゆき、午後には花を閉じてしまう1日だけ咲くユリ科の多年草となっております。

 1日しか咲いていない花となってしまいますが、実際にはニッコウキスゲは、高原や高地の湿原などに群生していることが多く、また1株に花を複数付け、次々に別の花が咲いてゆきますので、1日しか見ることのできない幻の花という訳ではなく、概ね2週間程度は見頃が続くと言われております。

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霧ヶ峰高原のニッコウキスゲの見頃時期

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 ニッコウキスゲは、主に本州中部以北を中心に分布し、涼しい高原や標高の高い山間の湿原などに群生することが多いと言われております。

 関東近辺で、ニッコウキスゲを楽しむことができるスポットとしましては、日光の戦場ヶ原をはじめ霧降高原や尾瀬など、また、信州では車山・霧ケ峰高原などが有名なところとなっております。

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 ただ、ニッコウキスゲを観賞したいと思いましても、湿原の中の木道を歩いたり、本格的なハイキングや登山を行わないと観賞しづらいことも多く、少々敷居が高い部分もあろうかと思われます。

 しかしながら、今回ご紹介いたします霧ヶ峰高原付近は、ビーナスラインをドライブ・ツーリングする時に、本格的なハイキング・登山の装備なく、普段着で駐車場から少し歩くと、一面のニッコウキスゲの黄色い絨毯を楽しむことができるという気軽さから、ニッコウキスゲのスポットとしましてはイチ押しのスポットとなろうかと思われます。

 もちろん、霧ケ峰高原付近も、本格的なハイキングコースも整備されておりますし、車山高原にも群生しておりますニッコウキスゲも併せて楽しみたい場合には、片道1時間ほどのハイキングコースも用意されております。

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 ただ、そこまでは、と言う方もたくさんいらっしゃるでしょうし、もっとお気軽にニッコウキスゲを楽しみたいという方には、ビーナスライン沿いの霧ヶ峰高原のニッコウキスゲの群生地「車山肩」と「富士見台」の2つのスポットがお勧めになろうかと思われます。

 この2つのポイントでは、駐車場より少しばかり歩きますと、一面に咲く黄色いニッコウキスゲを楽しむことができるようになっております。

 霧ケ峰高原のニッコウキスゲを観賞する際の注意点は2つだけ。なるべく朝早くに訪れます事と、植物を採らない・踏まない・傷付けない事。

 さすがにハイヒールでは歩きづらいかと思われますが、普通の運動靴などで問題なく群生地を散策することができるようになっております。

 霧ヶ峰高原のニッコウキスゲの見頃の時期としましては、例年7月上旬から7月下旬頃が見頃の時期となっており、中旬頃がピークとなる年が多いのではないかと思われます。

 たぐいまれな幸運な方は、富士見台で、「富士山+雲海+ニッコウキスゲ」という絶景を拝むことができた方もいらっしゃるようですが、普段の行いの悪い筆者はその様な絶景過ぎる絶景にはまだ出会ってはおりませんが、夏の緑の高原に黄色いニッコウキスゲが咲き広がる光景は、都会の自宅で某社のエアコンを全開にするよりも、遥かに気持ちの良い開放的な空気と景色を楽しむことができるものかと思われます。

 尚、霧ケ峰高原のニッコウキスゲの開花状況につきましては、霧ヶ峰自然保護センターさんHP内の「霧ヶ峰ブログ」のコーナーにて随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。

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霧ヶ峰高原 アクセスと駐車場

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 霧ケ峰高原へのアクセスと申しますと、旧霧の駅周辺へのアクセスかと誤解を与えてしまうかとも思われますが、正確には霧ヶ峰高原周辺のニッコウキスゲスポットへのアクセスとなりますので、ご理解の程お願い申し上げます。

 公共交通機関にてのアクセスにつきましては、JR中央本線茅野駅より車山高原行きバスにて60分ほど「車山高原」バス停下車、のちハイキングコースを徒歩となります。

 自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道諏訪インターより国道152号経由で45分ほどとなっております。

 ニッコウキスゲのお勧めポイントとしましては、霧ケ峰高原の「車山肩」と「富士見台」となり、共にビーナスライン沿いのエリアで、どちらも駐車場がございますが、正確な住所は設定されておりませんので、ナビ設定は少々辛い部分もあろうかと思われます。

 車山肩

  長野県諏訪市霧ケ峰高原車山肩

 富士見台

  長野県諏訪市大字四賀霧ケ峰

 感覚的な位置関係をご説明いたしますと、白樺湖方面よりビーナスラインを旧霧の駅方面に向かって走り、「車山肩」は、ビーナスラインの名物のヘアピンカーブより1kmほど手前対向車線側となっております。また、「富士見台」はそこより更に2kmほど手前左手の大駐車場となっております。その名の通り、お天気の良い日には富士山を望む事のできるスポットとしまして有名でございますが、ニッコウキスゲのスポットは、駐車場側の反対側の丘となりますので、車道を横切る際は十分ご注意の程お願い申し上げます。

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終わりに

 今回のカタスミ日記は、高原の風が爽やかなビーナスラインの夏の風物詩、ニッコウキスゲの咲く風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 暑さ厳しい時期には、高原の涼し気な風景を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2024.06.19記