【花だより】2022年12月31日現在 元名水仙の開花状況 をくづれ水仙郷「水仙まつり」 アクセスと駐車場 千葉県鋸南町
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2022年12月31日に撮影いたしました鋸南町「をくづれ水仙郷」の水仙の開花状況をお届けいたします。
をくづれ水仙郷「水仙まつり」 元名水仙の開花状況
福井県越前海岸、兵庫県淡路島と並び、水仙の日本三大群生地のひとつにも数えられております千葉県鋸南町。
鋸南町の水仙栽培の歴史は古く、保田地区をはじめ鋸南町の水仙は江戸時代には江戸に出荷され、「元名水仙(もとなすいせん)」と呼ばれ武家屋敷や町家に販売されておりました。
現在でも水仙の花の出荷があるようで、農業としての栽培が行われております。
前回訪問時には、をくづれ水仙郷の入口のところで引き返してしまいましたが、今回はのんびりとをくづれ水仙郷を散策してゆきたいと思います。
率直な感想としましては、をくづれ水仙郷の水仙は、観光資源ではございますが、観光産業ではなく農業なのだな、という印象の水仙郷となっております。
観光農園や整備された公園ではございませんので、水仙郷エリアは素朴な風景が続き、里山風景などが好きな方でしたら、「水仙の名所」ではなく、「里山に咲く水仙」を楽しむことができるのではないかと思われます。
それに対しまして、車で来てちょこちょこっと見て次の目的地に移動いたします観光スタイルの方には向いていないのではないかと思われ、「水仙の咲く里山をのんびり歩く」スタイルの観光でないと、語弊はございますが満足はできないのではないかと思われますスポットとなっております。
をくづれ水仙郷のございます大崩地区では、道路沿いや法面、庭先や畑でたくさんの水仙が栽培されており、例年12月中旬から1月下旬頃が見頃の時期となっております。
水仙の見頃の時期に合わせまして、「水仙まつり/江月水仙ロード・をくづれ水仙郷」が開催され、開催期間は2022年12月10日(土曜日)から2023年2月5日(日曜日)までとなっております。
今回のカタスミ日記は、2022年12月31日に鋸南町「をくづれ水仙郷」を訪れてみましたので、写真を交えながら、水仙の開花状況をお届けしてまいりたいと思います。
まずは、をくづれ水仙郷の入口にございます「をくづれ水仙郷観光事務所」の有料駐車場(300円)に車を駐車し、散策してまいりたいと思います。
駐車場から望む風景。
標高が極端に高い訳ではないとは思われますが、随分と山深い印象の地域となっております。
をくづれ水仙郷観光事務所前のT字路から550mほどで八雲神社となっておりますので、今回は八雲神社周辺まで散策いたします。
大崩地区の道路は狭い道路となっておりますので、基本的には歩いて水仙の花を楽しむ形になろうかと思われます。
駐車場から200mほどの地点でしょうか。
ここの畑と八雲神社前の畑(冒頭の写真)で水仙が見頃となっております。
アングルを変えて。
咲いている感が伝わりますかと思われます。
このような里山風景が続き、水仙の花を楽しむと言いますよりも、水仙の咲いている風景を楽しむという形になろうかと思われます。
ちょうど中間地点付近でしょうか、町営バスの「大崩」バス停とすぐ近くに大崩公民館がございます。
大崩れ公民館前にも有料駐車場(300円)が設置されております。
更に進みまして、八雲神社前の畑にて。
甘い香りが辺りを包み込みます。
八雲神社にも参拝いたします。
なかなか雰囲気のございます社殿となっており、時間が止まっているのではないかという雰囲気が感じられます。
八雲神社よりも更に奥にも水仙は続き、山の斜面や段々畑に水仙がたくさん植えられております。
2022年12月31日現在のをくづれ水仙郷の元名水仙の開花状況としましては、全体としましては5分から6分咲き程度の開花状況でしょうか、かなり水仙の開花が進んできており、先ほどの2つの畑では既に見頃の開花状況となっております。
をくづれ水仙郷 アクセスと駐車場
をくづれ水仙郷へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR内房線保田駅より町営循環バス(青バス)にて約25分、「大崩」バス停下車、そこより散策となっております。
千葉県安房郡鋸南町大崩1399-3付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、富津館山道鋸南保田インターより約6.7㎞、車で10分ほどでをくづれ水仙郷の入口となっております。
駐車場につきましては、上記住所付近の水仙郷入口の「をくづれ水仙郷観光事務所」と「大崩公民館」(千葉県安房郡鋸南町大崩1057付近)の2か所となり、駐車料金は共に300円となっております。
今回のカタスミ日記は、2022年12月31日現在のをくづれ水仙郷の元名水仙の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2023.01.01記