色濃く香り豊かな秋バラ 生田緑地ばら苑 2022年見頃時期と開花状況、アクセスと駐車場 神奈川県川崎市
季節の移り変わりは早いもので、今年もあれよあれよと言う間に秋も深まってまいりました。秋の花と言いますと、やはりバラ。バラの花は、春に咲く春バラと秋に咲く秋バラを年に2回楽しむこともできますが、秋バラは色濃く香り豊かな花を楽しむことができるようになっております。今回のカタスミ日記は、神奈川県でも有数のバラの名所、生田緑地ばら苑の秋バラの咲く風景をご紹介いたします。
生田緑地ってどんなところ?
神奈川県川崎市に位置しております生田緑地は、昭和16年に計画決定された都市計画緑地となり、クヌギ・コナラを中心とします雑木林や湿地など、緑豊かな緑地公園となっております。
95haほどもございます広大な敷地面積を誇り、緑地だけではなく、川崎国際生田緑地ゴルフ場、川崎市岡本太郎美術館、かわさき宙と緑の科学館、川崎市立日本民家園、生田緑地ばら苑など、園内には多様な施設が設置されております。
その様な広大な緑地の中でも、春と秋のバラの季節にのみ一般公開される生田緑地ばら苑が、10月を迎えますと期間限定で開苑されます。
毎年期間限定の開苑 生田緑地ばら苑 開苑期間
生田緑地ばら苑の生い立ちとしましては、小田急向ヶ丘遊園の閉園に伴い川崎市が引き継ぎ、現在は市民ボランティアの方々を中心にバラの育成と管理を行っております。
ロケーション的には、多摩丘陵の雑木林に囲まれたエリアに位置しており、もみじ谷駐車場(閉鎖中)からも雑木林の中の階段の遊歩道を少し上って行かねばならないような、ある種隔離されたかような場所となり、正しく「秘密の花園」という言葉がぴったりなばら苑で、階段を上りきって視界が開けますと見事なばら苑が目に飛び込んでくるロケーションとなっております。
秋バラにつきましては、約625種2,900株のバラが可憐に咲き、豊かな香りで覆われます。
対しまして、春バラにつきましては、約800種3,300株のバラがゴージャスに咲き、風景としてバラの花を楽しむことができるかと思われます。
生田緑地ばら苑では、毎年見頃の時期に合わせまして期間限定で開苑し、2022年(令和4年)の秋バラの開苑期間につきましては、10月20日(木曜日)より11月6日(日曜日)までの開苑期間となっております。
開苑時間は、朝9時より16時まで(平日は朝10時より16時まで)となっております。
また、開花状況に関しましては生田緑地ばら苑HP内の「ばら苑ブログ」のコーナーにて随時発信されております。
入苑は無料となっておりますが、ボランティアの皆さんによるバラの育成・管理のための「ばら苑募金」を会場で募集がございます。
昨シーズンに関しましては、コロナウイルス感染拡大防止の観点から様々な制約のある中での開苑となっており、コロナ対策に関しましては基本的に昨シーズンを引き継ぐ形での開苑となっておりますが、2022年の秋の開苑では、「ばら苑コンサート」が実施される予定となっており、開催日は以下の通りとなっております。
ばら苑コンサート開催日:10月22日(土)・30日(日)、11月3日(木祝)・5日(土)・6日(日)
生田緑地ばら苑 アクセスと駐車場
生田緑地へのアクセスにつきましては、ナビ設定の際や、各種公共交通機関の案内などでは、緑地の東口、もしくは西口が案内されますことが多くなってしまいますが、広大な敷地で、かつ、ばら苑につきましてはアクセスが少々異なってまいりますので、訪れます際はアクセスルートにご注意の程お願い申し上げます。
ナビ設定などでは、「生田緑地」で検索するのではなく、「生田緑地ばら苑」で検索された方がスムーズに目的地を検索可能かと思われます。
生田緑地ばら苑へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、小田急向ヶ丘遊園駅下車、南口より徒歩13分ほどでばら苑正面ゲート、正面ゲートより更に数分、坂道と階段を上ってゆきますとばら苑となっております。
神奈川県川崎市多摩区長尾2-8-1付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、昨シーズン同様にもみじ谷駐車場が閉鎖されるとのことで、台数に限りがございますので、ご注意の程お願い申し上げます。
臨時駐車場につきましては、1回500円、60台ほどの駐車が可能となっております。駐車場の詳しい場所につきましては、ばら苑のHPに地図が掲載されておりますので、ご確認の程お願い申し上げます。
また、二輪車でのアクセスにつきましては、正面ゲートの左手付近に無料の駐輪場が設置される予定となっております。
終わりに
今回のカタスミ日記は、色濃く香り豊かな秋バラの咲く生田緑地ばら苑の風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
かつては「東洋一のばら苑」と言われました生田緑地ばら苑、その美しさは一見の価値のあるものかと思われます。
コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2022.10.18記