蓑毛の淡墨桜(薄墨桜) 菜の花とのコントラストが美しい一本桜 2024年見頃時期と開花状況、アクセスと駐車場 神奈川県秦野市

 日本三大桜の岐阜県本巣市の根尾谷淡墨桜の子孫で、30年ほど前から大切に育てられております蓑毛の淡墨桜。個人のお宅ではございますが、淡墨桜が見頃の時期には一般公開され、足元に広がる黄色い菜の花とのコントラストを楽しむことができる一本桜となっております。今回のカタスミ日記は、蓑毛の淡墨桜の咲く春の風景をご紹介いたします。

 

蓑毛の淡墨桜ってどんな桜?

SIGMA sdQuattroH iso200 F10 1/60sec 22mm

 福島県三春町の「三春滝桜」、山梨県北杜市の「山高神代桜」と並び日本三大桜のひとつにも数えられております岐阜県本巣市の「根尾谷淡墨桜」。

 その根尾谷淡墨桜の苗木を30年ほど前に知人から譲り受けた神奈川県秦野市の蓑毛地区の猪股さん宅では、淡墨桜が見頃の時期を迎えますと一般公開してくれ、桜の街「秦野」市内でも有数のお花見スポットとして、市内外から多くの方がお花見に訪れます人気のスポットとなっております。

 淡墨桜は、少し小さく可愛らしい白い花が特徴で、散り際は淡い墨色に変化することから淡墨桜と名付けられました桜となっております。

 30年ほど前に譲り受けられました苗木は大切に育てられ、現在では、幹回り1.5m、樹高20m、枝張り15mの堂々たる一本桜に育ち、淡墨桜は蓑毛の里山を彩る春の風物詩となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/640sec 63mm

 

蓑毛の淡墨桜 見頃時期

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/250sec 18mm

 蓑毛の淡墨桜は、孤高の一本桜となっておりますが、淡墨桜の周りには黄色い菜の花畑が広がり、コントラストの美しい春の風景を楽しむことができるようになっております。

 蓑毛の淡墨桜の見頃時期としましては、例年3月下旬から4月上旬頃が見頃の時期となっており、個人のお宅ではございますが、見頃の時期に合わせまして夜桜のライトアップも実施されております。

 2024年のライトアップにつきましては、3月30日(土曜日)より実施され、開花状況に合わせまして4月上旬頃まで行われる予定となっております(日没から19時30分、雨天中止の場合あり)。

 尚、蓑毛の淡墨桜の開花状況につきましては、秦野市観光協会さん運営の「秦野の”旬”な観光情報-はだの旬だより」HP内の「自然情報」のコーナーにて市内各所の桜の開花情報を随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。

2024年4月5日現在 最新開花状況

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/320sec 54mm

 

蓑毛の淡墨桜 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/200sec 18mm

 蓑毛の淡墨桜へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、小田急小田原線秦野駅より蓑毛行きもしくはヤビツ峠行き神奈川中央交通バス(神奈中バス)にて約22分、「蓑毛中」バス停下車、徒歩1分(10m手前)となっております。

 神奈川県秦野市蓑毛453付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速秦野中井インターより約7㎞、車で20分ほどとなっております。

 個人のお宅となっておりますので、会場への車の乗り入れ、開場前への路上駐車はできませんので、ご注意の程お願い申し上げます。

 お花見用の臨時駐車場としましては、神奈川県秦野市蓑毛164-1付近からヤビツ峠方面(北方向)へ100mほど先の道路左側に駐車場入り口、50台ほど駐車可能な敷地が用意され、小蓑毛の鳥居すぐのところに臨時駐車場の立て看板が掲示されます(駐車場入口が狭くなっておりますのでご注意ください)。また以前より臨時駐車場としまして数台駐車可能でした緑水庵(神奈川県秦野市蓑毛269付近)は、お花見用臨時駐車場より400mほどヤビツ峠方面、道路右側となっております。

 蓑毛の淡墨桜の場所につきましては、緑水庵より更に300mほどヤビツ峠方面、道路右手のお宅となり、公開中は「淡墨桜公開中」の立て看板が掲示されております。

 蓑毛の淡墨桜は、個人のお宅を一般公開して観賞させていただいておりますものとなりますので、くれぐれも路上駐車などは行わず、マナーのあるお花見をお願い申し上げます。

2024年4月5日現在 最新開花状況

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/800sec 21mm

 

終わりに

 今回のカタスミ日記は、菜の花とのコントラストが美しい里山の一本桜、蓑毛の淡墨桜の春の風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 現在では、すっかり秦野のお花見の名所として定着いたしました蓑毛の淡墨桜でございますが、個人のお宅ではございますが、里山の春の風景を楽しむことができるスポットとなっておりますので、弘法山公園など共に併せて楽しみたいところかと思われます。

2024.04.04記