【花だより】2022年5月2日現在 ヤマツツジの開花状況 真っ赤なツツジと雲海の絶景コラボレーション! 美の山公園のツツジ園地 アクセスと駐車場 埼玉県皆野町・秩父市

 季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2022年5月2日に撮影いたしました美の山公園の雲海風景とツツジの開花状況をお届けいたします。

 

ツツジと雲海の絶景コラボレーション 美の山公園のヤマツツジ 開花状況

SIGMA sdQuattroH iso100 F13 1/100sec 21mm

 埼玉県皆野町と秩父市に跨る蓑山の山頂を中心として整備された美の山公園は、広さが約41haの広大な敷地の自然公園となっております。

 美の山公園と申しますと、秩父ミューズパークと双璧をなす秩父盆地の雲海眺望スポットとしまして有名なところかと思われますが、園内では春の桜に始まり、ヤマツツジや紫陽花など季節の花木を楽しむことができる自然公園となっております。

 美の山公園には、3,500株ともいわれておりますヤマツツジが園内に群生し、ヤマツツジの観賞スポットとしましては、埼玉県内で人気のスポットにもなっております。

 ヤマツツジの群生地の中心となりますのは、西側ツツジ園地と呼ばれるエリアとなっておりますが、東側ツツジ園地でもヤマツツジを楽しむことができますほか、展望台などが設置されておりますエントランス広場周辺でもヤマツツジやその他のツツジの花を楽しむことができるようになっております。

 美の山公園のヤマツツジの見頃の時期としましては、例年5月上旬から中旬頃が見頃の時期となっております。

 今回のカタスミ日記は、2022年5月2日に美の山公園を訪れてみましたので、写真を交えながら開花状況をお届けしてゆきたいと思います。

SIGMA sdQuattroH iso500 F6.3 30sec 147mm

 今回は随分と久しぶりの訪問となってしまいましたので、折角ですので「ついでに」雲海の方も楽しんでまいりました。

 雲海目的でございましたら、雲海の発生につきましては、気象条件に左右されますところが大きいため、天気予報と相談しながら計画的に訪れますことがお勧めとなります。

 信州や富士山周辺の雲海スポットでは、5月頃から梅雨の季節頃までが雲海がよく発生いたしますシーズンと認識しておりますが、秩父の雲海のベストシーズンと言われます時期は11月頃と言われております。

 11月から12月頃の雲海は発生率が高いだけでなく、非常に美しい雲海を楽しむことができる時期でもあろうかと思われます。

 特に秩父の雲海の名物の街明かりに照らされる雲海はレインボー色となり、幻想的な美しさを楽しむことができるかと思われます。

 今回、見ることのできました雲海につきましては、ボリューム的にはかなり濃いものとなっておりましたが、冬場に比べまして色彩的にはそれほど綺麗という印象は持てなかったというのが正直な感想となっております。

 個人的には、夜狙いでございましたら初冬、朝狙いでございましたら初夏がお勧めでなかろうかと思われます。

 雲海の発生しやすい気象条件としましては、雨の降った日の翌日が晴れの予報の早朝かと思われます。

 早朝と申しましても、秩父の雲海の発生は、気象条件にも左右されますが深夜1時前後には発生していることも多くなっておりますので、美しい雲海夜景も楽しむことができるスポットにもなっております。

SIGMA sdQuattroH iso1600 F3.5 30sec 18mm

 武甲山と雲海。

 美の山公園には、第1駐車場からすぐの「入口展望台」、山頂に近い「山頂展望台」、東側斜面を見渡すことのできます「東展望台」の3つの展望台が設置されており、以前は雲海と言いますと「入口展望台」であったかと思われます。

 「山頂展望台」につきましては、以前は高い木が視界を遮り雲海は望むことができなかったと記憶しておりますが、現在では木が伐採され広い視界が確保され、こちらの方が人気の展望台となっておりますようにも感じられるところとなっております。

SIGMA sdQuattroH iso1600 F3.5 30sec 18mm

 奥秩父方面の雲海。

 こちらの方面は街明かりが少なくなっておりますので、星空狙いでございましたら、こちらのアングルの方が宜しいかとも思われます。

SIGMA sdQuattroH iso800 F4.5 30sec 33mm

 横構図にて。

 久しぶりの夜の雲海でございましたが、やはり深夜は随分と冷え込んでまいりますので、防寒対策はしっかりと行ったうえで楽しんでいただきたいところかと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 1/400sec 106mm

 朝の雲海。

 正しく「海」。

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 1/320sec 54mm

 武甲山も海に浮いております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 1/200sec 18mm

 こちらは「東展望台」からの雲海。

 他の2つの展望台からの眺望とは異なる雰囲気の風景を楽しむことができます展望台で、展望台のすぐ下の斜面には紫陽花が植えられており、6月下旬頃からは紫陽花の花も楽しむことができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 1/125sec 18mm

 因みにこちらは、雲海が消えた後の東展望台からの眺望。

 緑が好きな方の中には、雲海がない方が雄大で好きと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 さて、随分と「ついで」が長くなってしまいましたが、今度はツツジの花を楽しんでまいります。

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 1/125sec 54mm

 真っ赤なツツジと雲海。

 こちらはキリシマツツジでしょうか、ヤマツツジよりも色鮮やかな赤い花となっております。

 この他にもエントランス広場周辺には園芸種のツツジも植えられております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/13sec 18mm

 アジサイ園地を右手に見ながら、更に奥へと遊歩道を進んでまいります。

 遊歩道沿いにもヤマツツジが見頃を迎えております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/13sec 63mm

 遊歩道を進んでまいりますと、左手に「ツツジ園地」の表示がございますので、表示に従い山道を進みますと西側ツツジ園地となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 1/10sec 89mm

 西側ツツジ園地では、自然に近い形でヤマツツジの群生を楽しむことができ、新緑の林の中に赤いヤマツツジの花を楽しむことができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/15sec 18mm

 ヤマツツジの赤と新緑の緑のコントラストが心地良い西側ツツジ園地となっております。

 ただ西側ツツジ園地につきましては、舗装のされていない山道のハイキングコースとなり、歩きやすい服装でお出掛けになられた方が宜しいかと思われます。

 2022年5月2日現在の美の山公園西側ツツジ園地のヤマツツジの開花状況としましては、若干散り始めておりますので、見頃終盤に差し掛かろうかという開花状況かと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/13sec 18mm

 一旦、山道を中央広場まで戻り、今度は東側園地のツツジを楽しみます。

 東側ツツジ園地の整備された遊歩道沿いに、ヤマツツジを楽しむことができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/50sec 18mm

 東側ツツジ園地のヤマツツジの開花状況としましては、満開、見頃の開花状況となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/30sec 24mm

 2022年5月2日現在の美の山公園のツツジ園地のヤマツツジの開花状況としましては、全体的には見頃の開花状況となっておりますが、西側ツツジ園地では若干散り始め、見頃終盤の株も散見される開花状況となっております。

 

美の山公園 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/50sec 18mm

 美の山公園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、路線バスはございませんので、秩父鉄道皆野駅よりタクシーで20分ほど、もしくは、皆野駅より徒歩にて3.3km、約90分となっております。

 埼玉県秩父市黒谷2372付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、関越道花園インターより、国道140号経由、皆野町役場交差点を左折し、山道を道なりに15分ほどとなっております。

 無料の公園駐車場も数ヵ所設置されております。

 尚、早朝の雲海を目的に訪れます場合は、山頂までの山道が霧で視界の悪い場合も多くなりますので、運転にはくれぐれもご注意の程お願い申し上げます。

 今回のカタスミ日記は、ツツジと雲海との共演を楽しむことのできます美の山公園の2022年5月2日現在のヤマツツジの開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2022.05.04記