【水辺の風景】富士山麓に流れる涼し気な美しい滝 陣馬の滝 アクセスと駐車場 静岡県富士宮市
暑い夏を迎えますと爽やかな高原の風を感じたり、涼を感じる水辺の散策をしてみたくなるものかと思われます。富士山麓、朝霧高原からもほど近い場所に静かに流れ落ちる陣馬の滝。今回のカタスミ日記は、涼し気に流れる美しい滝、富士宮市の陣馬の滝の風景をご紹介いたします。
清らかに涼し気な風景を奏でる陣馬の滝
今回のカタスミ日記は、富士宮市に位置しております陣馬の滝を涼しい水辺の風景としてご紹介いたします。
陣馬の滝は、落差が5mほどの滝で、大きくは筋が3本ほどとなって流れ落ちております。
3つの筋が異なる表情を持っておりますので、観ていて飽きることがなく、いろいろな表情を楽しむことができる滝となっております。
陣馬の滝という名前は、源頼朝が巻狩りの際に近くに陣を張ったことから名付けられた名前となっております。
富士宮エリアでは、白糸の滝が有名なところとなっておりますが、白糸の滝の周辺にも頼朝にまつわる逸話が残っておりますので、富士山麓での巻狩りを好んでいたことを窺い知ることができるかと思われます。
また、毎年8月の下旬になりますと「陣馬の滝まつり」が開催され、太鼓の演奏や子供武者行列、マスのつかみ取りや地元農産物などの露店の出店なども行われ、2022年につきましては、8月21日(日曜日)10時より14時までの開催の予定となっております。
陣馬の滝を構成する主な2つの要素は、五斗目木川(ごとめきかわ)の上流からの水が流れ落ちている事と、もう一つの要素は、岩の隙間から湧き出す伏流水が滝となって流れ落ちているという側面もございます。1日に4万8千㎥もの伏流水が湧水となって流れ出しているとも言われております。
伏流水特有の柔らかい繊細に流れ落ちる滝は美しく、多くの写真愛好家の間で人気の撮影スポットにもなっております。
また、川に入って水遊びができますことから、夏場の暑い時期には、水遊びをするご家族連れで賑わうスポットとなっております。
辺りは夏場でも涼しく、陣馬の滝周辺の水はひんやりとしており、涼を求めるにはお勧めのスポットかと思われます。
ひんやりとして冷たい水です。涼しいを通り越して、冷たい、寒いと感じてしまう方もいらっしゃるかも知れないような冷たい水となっております。
また、間近で滝を観ることもでき、中洲に渡りますと、滝を様々なアングルで楽しむことができるようになっております。
中州に渡るには、少々不安定なグラグラする石が並べられておりますので、その石を渡って中州に向かうことができますが、グラグラとしている石でしかも滑りやすく、足場はかなり悪いものとなっております。
もしバランスを崩して、カメラやスマホを川に落としてしまいましても大損害となってしまいますので、陣馬の滝を訪れる際は、長靴もしくは濡れてもよいサンダルなどで、川の中をズブズブと渡ってゆくのが宜しいかとも思われます。
こじんまりとした滝で非常に美しい世界観を奏でるスポットではございますが、特に午前中の早い時間帯などには、中洲より下流方向を見渡しますと木漏れ日が非常に美しい幻想的な景色を奏でることもございますので、午前中に訪れることをお勧めいたします。
陣馬の滝 アクセスと駐車場
陣馬の滝へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR身延線富士宮駅より猪之頭行きバスにて50分ほど「陣馬の滝入口」バス停下車徒歩10分ほどとなっております。
自家用車にてのアクセスにつきましては、新東名新富士インターより国道139号経由で45分ほどとなっております。
無料の駐車場もございますので、自家用車にてのアクセスも可能となっておりますが、駐車場は普通車が20台分ほどとなっており、夏季の週末などは混雑が予想されますので、ご注意の程お願い申し上げます。
住所としましては、
静岡県富士宮市猪之頭
となっておりますが、ナビ設定をされる場合は、駐車場の裏手に位置する遠照寺さんを目印に設定されると宜しいかと思われます(静岡県富士宮市猪之頭529付近)。
駐車場から滝までは遊歩道が整備され、数分程度徒歩で進みますと滝が見えてきます。川を渡らずとも遠巻きに滝を観ることは可能ではございますが、いろいろな角度から滝を楽しみたい方は、川を渡って中州まで進むことをお勧めいたします。
終わりに
今回のカタスミ日記は、富士山麓に流れ落ちる陣馬の滝の涼し気な風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
同じく富士山麓にある白糸の滝などと比べますと、知名度はそれほどでは無いという点では、穴場スポットと言えなくもない陣馬の滝ではございますが、駐車場がそれほど広くはございませんので、状況によりましては駐車場渋滞が発生する場合もあるかとも思われます。
コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2022.08.02記