【花だより】2023年1月1日現在 水仙の開花状況 水仙の日本三大群生地 江月水仙ロード「水仙まつり」 アクセスと駐車場 千葉県鋸南町
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2023年1月1日に撮影いたしました江月水仙ロードの日本水仙の開花状況をお届けいたします。
「水仙の日本三大群生地」鋸南町江月水仙ロード 水仙の開花状況
福井県越前海岸、兵庫県淡路島と並び、「水仙の日本三大群生地」のひとつにも数えられております千葉県鋸南町。
鋸南町での水仙の歴史は古く、鋸南町保田地区で生産されておりました日本水仙は、「元名水仙(もとなすいせん)」と呼ばれ、江戸時代に江戸の武家屋敷や町家に出荷がされておりました。
現在でも水仙の栽培が盛んで、農業としての水仙栽培が行われておりますが、見頃の時期を迎えますと町内各所で水仙の花を楽しむことができ、辺りを甘い香りで包み込みます。
鋸南町の水仙の名所としまして有名なところでは、「江月水仙ロード」や「をくづれ水仙郷」、「佐久間ダム親水公園」になろうかと思われますが、「江月水仙ロード」と「をくづれ水仙郷」につきましては、里山風景に溶け込むように水仙が咲き、のどかな風景の中でハイキングを楽しむことができるようになっております。
江月水仙ロードの水仙の見頃の時期としましては、例年12月中旬から1月下旬頃が見頃の時期となっており、見頃の時期に合わせまして「水仙まつり」も開催されております。
2022年の「水仙まつり/江月水仙ロード・をくづれ水仙郷」の開催期間としましては、12月10日(土曜日)から2023年2月5日(日曜日)までの開催期間となっており、まつり期間中は、沿道で地元農家による農産物や水仙の販売などが行われますほか、ぐるっと水仙QRスタンプラリーや水仙まつり写真コンクールなども行われております。
今回のカタスミ日記は、2023年1月1日に江月水仙ロードを訪れてみましたので、写真を交えながら、水仙の開花状況をお届けしてまいりたいと思います。
前回訪問時同様、かなり離れた場所に設置されております臨時駐車場(道の駅保田小学校第2駐車場)に車を駐車し、散策をしてまいります。
お正月の朝は冷え込み、山間の里山では霜が降り、張り詰めた空気の中で水仙の花が咲いております。
江月水仙ロードの周辺は、山に囲まれまし山間の里山地域となっており、日が差し込むのが遅く、また日が落ちるのも早い地域となりますので、一般的にはお昼の前後2時間ぐらいの時間帯の方が散策がしやすいかと思われます。
今回も水仙ロードのほぼ中央にございます募金箱の前で小休止。
因みに、現在は「江月水仙ロード」と呼ばれ、「ロード」という名前からかドライブコースと誤解されやすい一面も持ち合わせており、車で来て不満そうにUターンをされる車を何台かお見掛けいたしましたが、基本的には臨時駐車場に車を駐車し、「歩いて」散策をする形となっておりますので、特に初めて訪れます場合にはご注意の程お願い申し上げます。
以前は「水仙の里・散策の道」と呼ばれておりましたであろう形跡も見受けられ、そちらの方が誤解も少ないのではないかと思われますところではないでしょうか。
臨時駐車場(道の駅保田小学校第2駐車場)からこちらの募金箱まで徒歩約30分。
歩くのが苦手という方は、少々お値段が張るかとは思われますが道の駅にてレンタサイクル(電動アシスト)のご利用などもご検討していただいた方が宜しいかとも思われます。
朝日が差し込んみ、穏やかなお天気となってまいりました。
江月水仙ロードは基本的には道路からの水仙の観賞となりますが、道路沿い、あるいは道路から見えております畑にたくさんの水仙が植えられております。
今回も最終目的地は前回と同じ。お正月でもございますので、富士山の見られます海抜110m地点を目指し、奥の方まで散策を続けてまいります。
水仙ロードの奥の方のエリアでは、道幅も狭くなり、車1台通行するのも厳しいような道幅となってまいりますが、水仙の畑につきましては道路からの距離感が近い畑が多くなり、甘い香りを楽しみながら散策をすることができるようになっております。
頼朝桜でしょうか、早咲きのピンクの桜も咲き始めてきております。
鋸南町では、源頼朝の再興の地に因み早咲きの河津桜を「頼朝桜」と呼び、佐久間ダム親水公園など頼朝桜の有名なお花見スポットもございます。
「明けましておめでとうございます。」
霞んではおりますが、穏やかなお天気の中、新年のスタートを切ることができました。どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。
最終目的の富士山も無事に望むことができましたので、のんびりと里山を下ってまいりたいと思います。
朝、霜が降りておりました場所にも日が差し込み、優しい香りと優しい風景が包み込みます。
江月水仙ロードを後にし、臨時駐車場まで戻ってまいりますが、途中の保田川沿いの水仙もかなり咲いてきており、ほぼ見頃の状況となってきております。
2023年1月1日現在の江月水仙ロードの水仙の開花状況としましては、エリアによりまして開花状況に差がございますものの、5分から7分咲き程度の開花状況の畑が多く、ほぼ見頃の開花状況でないかと思われます状況となっております。
「水仙の日本三大群生地」鋸南町江月水仙ロード アクセスと駐車場
江月水仙ロードへのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR内房線保田駅より徒歩30分ほどとなっております。
千葉県安房郡鋸南町保田560付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、富津館山道鋸南保田インターより約500m、車で数分の上記住所付近に無料の臨時駐車場が設置されております。
道すがら無料臨時駐車場への明確な案内は見当たりませんので、「道の駅 第2駐車場」の案内に従い臨時駐車場までお進みいただきますと迷うことはないかと思われます。
臨時駐車場から江月水仙ロードの見どころ付近までは、徒歩にて30分ほどとなっており、更に周辺地域を徒歩にて散策する形となりますので、歩きやすい服装の方が宜しいかと思われます。
歩くのが苦手という方は、少々お値段が張ってしまうかとも思われますが、道の駅保田小学校にてeバイク(電動アシストレンタサイクル)のレンタルも行っておりますようでございましたので、ご確認の程お願い申し上げます。
今回のカタスミ日記は、2023年1月1日現在の江月水仙ロードの水仙の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
鋸南町では、江月水仙ロードのほかにも、をくづれ水仙郷や佐久間ダムなど水仙の名所はございますが、散策に時間を要しますので、これら全てを1日で楽しむのは少々厳しいのではないかという印象となり、江月水仙ロードを楽しみます際は、のんびりと水仙散策を楽しみ、その後、個性的な道の駅の道の駅保田小学校でのんびり過ごしますと1日潰れてしまうのではないかという印象となっておりますので、特に都心から日帰りの場合は、予定を詰め込み過ぎないようにしていただいた方が楽しむことができるのではないかと思われます。
コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2023.01.03記