【花だより】2022年12月24日現在 日本水仙(元名水仙)の開花状況 佐久間ダム湖・をくづれ水仙郷「水仙まつり」 アクセスと駐車場 千葉県鋸南町
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2022年12月24日に撮影いたしました佐久間ダム湖・をくづれ水仙郷の日本水仙の開花状況をお届けいたします。
佐久間ダム親水公園・をくづれ水仙郷 水仙の開花状況
房総半島鋸南町は、兵庫県淡路島、福井県越前海岸と並び水仙の日本三大群生地のひとつに数えられており、町内各地で水仙の花が咲き誇り、辺りを甘い香りで覆いつくします。
鋸南町の水仙スポットとしましては、「江月水仙ロード」と「をくづれ水仙郷」が代表的な水仙スポットとなっておりますが、インターネット上、あるいは各種観光案内で曖昧な表現、誤解を招きかねないような表現が散見されますので、初めて訪れます場合には正直なところ魅力を掴みづらい一面もあろうかと思われます。
今回のカタスミ日記は、前回の江月水仙ロードにつづき、鋸南町の水仙スポットの佐久間ダム親水公園とをくづれ水仙郷周辺を訪れました模様をお届けしてまいりたいと思います。
まずは佐久間ダム親水公園から。
佐久間ダム湖は、一周約2.4㎞のダム湖となっており、湖の周りは親水公園としまして整備されております。
佐久間ダムと申しますと、早咲きの「頼朝桜」(河津桜)をはじめ春のお花見の名所としまして有名で、意外と水仙の名所としましては知られていないような気がしております。
町内では、江月水仙ロードとをくづれ水仙郷が水仙の名所としまして圧倒的な知名度となっており、陰に隠れてしまっておりますようにも感じられますが、車で出掛けて駐車場に駐車し、ささっと水仙観賞を楽しみたい場合でございますと、断然佐久間ダム親水公園の方がお勧めのスポットになろうかと思われます。
佐久間ダム親水公園で、水仙の見どころとしまして「水仙の小径」がインターネット上に紹介されたりしておりますが、正直なところ「水仙の小径」が親水公園のどこに該当しますのかは不明で、江月水仙ロードにつづき曖昧な情報となってしまっております。
筆者が想像しますところでは、湖の北側のエリアのお花見広場の水仙が纏まって植えられております散策路のことだとは思われますが、正確なところは地元の方でないとよく解らない状況ではないかと思われます。
佐久間ダム親水公園では、北側のお花見広場にもたくさん水仙が植えられており楽しむこともできますが、親水公園の水仙で一番のお勧めとなりますのは、南側の水辺広場周辺の水仙になろうかと思われます。
まずは北側のお花見広場の水仙から。
恐らくここの事を「水仙の小径」と呼んでいるのではないかと思われます。
佐久間ダム親水公園では、例年12月中旬から1月下旬頃が水仙の見頃の時期となっており、「水仙まつり/江月水仙ロード・をくづれ水仙郷」の開催期間(2022年12月10日(土曜日)から2023年2月5日(日曜日))に合わせまして、水仙の夜間ライトアップが行われており、昼間とは異なる雰囲気の水仙も楽しむことができるようになっております。
小径を上り、振り返りますと水仙越しに湖も見えております。
水仙の開花状況としましては、かなり咲いてはきておりますものの、場所によりまして開花状況に差がございまして、まだ見頃のピークには至ってはいない状況になろうかと思われます。
お花見広場から、今度はをくづれ水仙郷までそのまま坂道を上ってまいりたいと思います。
水仙まつりのメインの会場のひとつにもなっております「をくづれ水仙郷」。
「をくづれ」という何とも不思議なネーミングとなっておりますが、大崩地区の「大崩」に由来するものではないかと想像されるところとなっております。
をくづれ水仙郷は、佐久間ダム親水公園のお花見広場から700mから800mほど北側に位置しており、地図で確認いたしますとそれほど離れていないようにも感じられますので、そのまま徒歩にて向かいましたが、直ぐに後悔することとなってしまいました。
親水公園からをくづれ水仙郷までは、ひたすら急勾配の坂道を上って行かねばならず、沿道に水仙も植えられておりますが、体力的な疲労もあり、ゆっくり撮影を楽しむ気力が萎えてしまいました。
をくづれ水仙郷の入口に恐らく民間の「をくづれ水仙郷観光事務所・売店・有料駐車場」がございまして、そこから八雲神社付近までが「をくづれ水仙郷」と呼ばれておりますエリアになろうかと思われます。
有料駐車場から八雲神社方面へは道幅が狭い道路となっておりますので、有料駐車場に車を駐車し、駐車場を起点に八雲神社まで散策を楽しむ形の方が宜しいかと思われます。
2022年12月31日現在 をくづれ水仙郷最新開花状況(別ページへリンク)
今回は、事前情報の確認が充分でなく、時間的体力的な余裕がございませんでしたので、をくづれ水仙郷の本格的な散策は諦め、駐車場にて折り返し、さしたる収穫も得られぬまま佐久間ダムに戻ることとしました。
佐久間ダム湖の南岸の水辺広場には、デッキが設置されておりますので、歩き付かれた体を小休止させます。
デッキの背面の山の斜面には、展望台へ続きます階段遊歩道がございますが、周辺の斜面に水仙が植えられておりますので、満開の時期には白い絨毯を楽しむことができるのではないかと思われます。
今回、佐久間ダムを訪れました中で筆者一番のお気に入りスポットとなりましたのが、こちらの坂道。
こちらの坂道は、階段遊歩道の東側の小径となり、同じく展望台まで続いておりますが、小径の両側に水仙が植えられ、また斜面の水仙も眺めながら散策を楽しむことができるスポットとなっております。
12月24日現在のこちらの水仙の開花状況としましては、場所によりまして開花状況に差がございますが、概ね3分咲き程度の開花状況になろうかと思われます。
上の方まで坂道を上ってまいりますと、見下ろすように斜面の水仙を見渡すこともできるようになっております。
展望台まで上りました後は、階段遊歩道を下って湖畔まで降りてまいります。
こちらは階段遊歩道の下から展望台を振り返って撮影したものとなります。
斜面の水仙はまだ咲き始めの状況となっております。
先ほどの湖畔のデッキの周辺にも水仙がたくさん植えられており、水辺広場の水仙園とも呼ばれておりますようでございますが、水仙まつりや各種観光案内では、親水公園の水辺広場の水仙につきましては殆ど触れられていないのが現状で、少々残念なところかと思われます。
車でささっと来て、ささっと水仙を楽しみ、ささっと次の目的地に移動します観光スタイルの方には一押しの水仙スポットになろうかと思われます。
2022年12月24日現在の鋸南町佐久間ダム親水公園の水仙の開花状況としましては、ダム湖の北岸のお花見広場周辺では、3分から4分咲き程度の開花状況、南岸の水辺広場周辺では、咲き始めから3分咲き程度の開花状況になろうかと思われます。
2022年12月31日現在 佐久間ダム親水公園最新開花状況(別ページへリンク)
佐久間ダム親水公園・をくづれ水仙郷 アクセスと駐車場
をくづれ水仙郷へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR内房線保田駅より町営循環バス(青バス)にて約25分、「大崩」バス停下車、そこより散策となっております。
千葉県安房郡鋸南町大崩1399-3付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、富津館山道鋸南保田インターより約6.7㎞、車で10分ほどで、民間有料駐車場(300円)となり、そこより徒歩にて散策となっております。
2022年12月31日現在 をくづれ水仙郷最新開花状況(別ページへリンク)
2022年12月31日現在 佐久間ダム親水公園最新開花状況(別ページへリンク)
また、佐久間ダム親水公園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR内房線保田駅より町営循環バス(赤バス)にて約30分、「佐久間ダム入口」バス停下車となっております。
千葉県安房郡鋸南町大崩39付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、富津館山道鋸南保田インターより約7.8㎞、車で15分ほどとなっております。
湖を囲むように道路が設置されておりますが、狭い道路となっておりますので、車の運転にご注意の程お願い申し上げます。
親水公園では、お花見広場付近、水辺広場付近に無料の駐車場が設置されております。
尚、佐久間ダム親水公園お花見広場からをくづれ水仙郷までは、700mから800mほどとなっておりますが、坂道が続きますので徒歩にて移動の場合にはご注意の程お願い申し上げます。
今回のカタスミ日記は、2022年12月24日現在のをくづれ水仙郷・佐久間ダム親水公園の日本水仙(元名水仙)の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2022.12.27記