雄大な山々の間を縫う絶景ロード 白山白川郷ホワイトロード 岐阜県白川村
今回は、岐阜県白川村と石川県白山市を繋ぐ白山白川郷ホワイトロードをご紹介いたします。よくこんな所に道路を造ったな、と思わずにはいられない自然溢れる中の絶景ロードで、白山国立公園内にある林道です。冬季閉鎖や二輪通行禁止などの制約がありますが、その素晴らしい景観から大型観光バスでも訪れるような人気のドライブコースとなっております。
白山白川郷ホワイトロードってどんな道？
白山白川郷ホワイトロードは、昭和52年に開通しました岐阜県と石川県を繋ぐ林道で、総延長33.3㎞に及びます。
白山白川郷ホワイトロードと言うよりも、旧白山スーパー林道と言った方が馴染みがある方も多いのかもしれません。
豪雪地帯の、しかも標高の高いところを通っておりますので、冬季は閉鎖され、例年6月上旬から11月10日頃までの期間限定で通行可能な有料林道となります。
残念ながら今シーズンは、自然災害のために石川県側が通行止め（8月5日現在）となっており、岐阜県側のみ通行可能で、三方岩駐車場で折り返しという形での営業となっておりますので、ご注意お願いいたします。
舗装林道ではありますが、その大自然を望む素晴らしい景観から、観光道路としての利用も活発で、人気のドライブコースにもなっております。
岐阜県側の見どころ 三方岩駐車場
岐阜県側の見どころとしましては、白川郷を見下ろすことができる展望台などもありますが、やはり何と言いましても三方岩駐車場からの眺望かと思われます。
よく整備された駐車場の展望スペースからは、遠くの山々まで見渡すことができ、標高の高さを感じさせてくれます。
三方岩駐車場は、県境付近に位置し、標高が1,450mと白山白川郷ホワイトロードの最高地点にもなっております。
また、三方岩岳への登山口にもなっており、登山者の方も多く利用しているようです。
石川県側の見どころ 白山展望台 ～ ふくべの大滝
白山白川郷ホワイトロードの周辺は、その豊かな自然から、登山やハイキングコースも豊富で、いろいろな楽しみ方ができますが、今回はお手軽ドライブという事で、長時間のウォーキングを伴うスポットにつきましては、割愛させていただきたいと思います。
さて、石川県側に入りますと、やはり白山の眺望は無視することができません。
白山と言いますと、霊峰白山。昔から白山信仰があり特別な意味を持つ山々かと思われます。2,702mの御前峰を筆頭に、2,684mの大汝峰、2,677mの剣ヶ峰など白山の主峰を望むことができます。
山に詳しくない自分は、白山は一つの山だと思っていたのですが、白山は峰々の総称であるというのを知りました。
周りの山々とは違う存在感が感じられます。
白山展望台から更に石川県側に進みますと、ホワイトロード随一の名所となっておりますふくべの大滝があります。
落差が86mの迫力の滝で、すぐ近くまで行って観ることができますが、すぐ傍を道路が通っていることも驚きを隠せません。
駐車場も整備されていますが、滝は道路の向かい側となり、また、ヘアピンカーブのすぐ傍に位置しておりますので、道路を横断する際は充分ご注意の程お願い申し上げます。
ホワイトロードの見どころとしましては、その他にもたくさんの見どころがありますが、岐阜県側から石川県側に進む場合は、蛇谷大橋が最終の見どころとなるのかと思われます。
基本的には路肩の狭いセンターラインのある林道ではありますが、眺望の開けるスポットでは要所要所に駐車スペースが設けられておりますので、路上駐車は控えていただき楽しみたいところかと思われます。
白山白川郷ホワイトロード アクセスと駐車場
基本的には観光道路としても機能する林道となりますので、公共交通機関でのアクセスは少々辛い部分があろうかとも思われます。
岐阜県大野郡白川村大字飯島1854-1付近
自家用車にてのアクセスは、東海北陸道白川郷インターより10分ほどとなっており、標識などもありますので、アクセスは比較的容易かと思われます。
ただ、33㎞ほどは急勾配の坂道となり、ガソリンスタンドなどはございませんので、ホワイトロードに向かう前にガソリンの給油は済ませておいた方が無難かとも思われます。
例年6月の上旬から11月10日頃まで、朝7時から夕方18時までの営業で、夜間は閉鎖されます。
現在は自然災害のために石川県側が通行止め、岐阜県側のみ営業で、三方岩駐車場にて折り返しとなりますのでご注意の程お願い申し上げます。
参考情報
今回は、山々の間を縫うように走る白山白川郷ホワイトロードをご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
現在は自然災害の影響もあり、イレギュラーな営業となっているようですので、お出掛け前には関連施設のHPなどで最新情報をご確認していただきますようお願い申し上げます。
また昨今のコロナウイルス感染拡大状況は、まだまだ予断の許さぬ状況となっております。
密を避け、人との距離を保ちつつ、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいと思われます。
2020.08.05記