曽我梅林「小田原梅まつり」富士山と梅の絶景共演 2025年見頃時期と開花状況・アクセスと駐車場 神奈川県小田原市
関東三大梅林のひとつにも数えられております神奈川県の曽我梅林では、早春を迎えますと甘い香りと共に一面に梅の花が咲き誇ります。食用の白梅が中心となりますが、観賞用の紅梅やしだれ梅など様々な品種の梅の花も楽しむことができる梅林となっております。今回のカタスミ日記は、富士山とのコラボレーションが美しい曽我梅林の早春の風景をご紹介いたします。
曽我梅林ってどんなところ?
神奈川県西部に位置しております小田原市。
小田原市の梅の歴史は長く、後北条氏(小田原北条氏)が治めていた時代に兵糧用として植栽したことが始まりと言われており、特に市内の曽我地域では梅の栽培が盛んで、曽我丘陵から麓の平野部にかけて広大な梅林が広がっております。
曽我梅林では、梅干しに使用いたします小田原特産の「十郎」を皮切りに、南高梅、しだれ梅、そして終盤になりますと白加賀が順次花開いてゆきます。
また、曽我梅林では3万5千本とも言われております白梅が植栽され、茨城県水戸市の偕楽園、埼玉県越生町の越生梅林と並び、関東三大梅林のひとつにも数えらる梅林となっております。
特に良く晴れた日には、梅林越しに富士山を望むことができるポイントがいくつかあり、景色の良さも特筆に値するところで、澄んだ空気の中、観梅散策を楽しむことができるようになっております。
曽我梅林 見頃時期と「梅まつり」
曽我梅林では、十郎から南高、しだれ梅、そして白加賀と異なる種類の梅が少しずつ時期をずらして咲いてゆきますので、1月下旬から花が咲き始め、見頃の時期としましては比較的長く、2月下旬頃まで楽しむことができるようになっております。
また、例年梅の花の見頃の時期に合わせまして、「梅まつり」が開催され、2025年の「小田原梅まつり」の開催期間としましては、現時点ではまだ詳細日程が発表されておりませんが、2024年が2月3日(土曜日)より2月29日(木曜日)までの開催期間となっておりましたので、2025年につきましても同時期の開催が予想されます。
「小田原梅まつり」の会場としましては、曽我梅林別所会場と小田原城址公園となり、梅干しなど地元特産品の販売やカフェ・食堂の出店などが予定されております。
曽我梅林 見どころご紹介
ふじみカフェ付近の富士山眺望スポット
曽我梅林の見どころとしまして、富士山とのコラボレーションは無視できないところかと思われます。
丘陵地帯を中心にして梅林が広がっておりますので、少し標高のある丘陵エリアを散策してみますと、梅林越しの富士山を望むことができますポイントがいくつもございます。
しかしながら、丘陵を歩いて上ってゆくのは体力に自信がない、という方も多いかとも思われます。
そのような方にお勧めの富士山ポイントとしましては、曽我梅林のメイン会場からもほど近いふじみカフェ付近から、梅林越しの富士山の絶景を楽しむことができるようになっております。
ポイントまでの道のりは、最寄り駅あるいは駐車場より平坦な道となりますので、是非とも押さえておきたいポイントになろうかと思われます。
ふじみカフェ東側のしだれ梅エリア
ふじみカフェ周辺の富士山眺望ポイントよりも東側のエリアとなってしまいますが、纏まってしだれ梅が植栽されているエリアが設けられ、しだれ梅の華やかな雰囲気も楽しむことができるようになっております。
十郎梅や南高梅と異なり、しだれ梅は花も大きくゴージャスで、しだれ梅のエリアではゆっくりと観梅する方も多くみられ、また、写真映えもすることから記念撮影にも向いているエリアになろうかと思われます。
別所会場駐車場付近の白梅
曽我梅林には、3万5千本とも言われます白梅が植栽されておりますので、青空の下、真っ白に咲き誇る白梅も見どころのひとつかと思われます。
駐車場のすぐ傍には、白梅の畑が広がり、農業として梅の生産が盛んであろう事を窺い知ることができますが、一面に真っ白い花を咲かせている中で、ピンクの河津桜が植えられている場所もあり、白い梅の花とピンクの河津桜、青い空の美しいコントラストも楽しむことができるようになっております。
一般民家だが見応え充分の大しだれ
曽我梅林の駐車場より県道72号線を渡り、散策いたしますと立派なしだれ梅を観ることのできるポイントもございます。
詳しい場所につきましては、曽我梅林HPなどに掲載されております会場マップの中でご確認の程お願い申し上げます。
通称「大しだれ」と呼ばれておりますそのしだれ梅は、紅白のしだれ梅が並んでおり見事な枝ぶりで、曽我梅林を訪れましたら是非とも観ておきたいしだれ梅になろうかとも思われます。
しかしながら、この大しだれは、一般民家の軒先に植えられておりますので、道路から観賞する事となりますので、マナーある観賞や撮影をお願い申し上げます。
瑞雲寺のしだれ梅と梅園
梅まつり会場の別所会場からは少々離れた場所となってしまいますが、旧中河原会場の中心的観賞ポイントとなっておりました瑞雲寺。
梅林の中にございます瑞雲寺は、曹洞宗の寺院で歴史ある古刹となりますが、瑞雲寺傍のしだれ梅と梅園も大変美しい観賞スポットとなっておりますので、併せて楽しみたいところかと思われます。
瑞雲寺につきましては、別所会場の駐車場より約2.3㎞、徒歩30分ほどかかってしまいますが、下曽我駅からは徒歩15分ほどとなっておりますので、公共交通機関にて訪れます場合には、是非とも訪れておきたいところかと思われます(神奈川県小田原市上曽我902付近)。
健脚自慢の方は曽我山中腹道路もお勧め
曽我梅林の丘陵地の東側に位置しております曽我山中腹道路は、梅林を一望できる絶景ロードとしまして、歩くのが好きな方にはお勧めのスポットとなっております。
田島の曽我山中腹道路は、地元の方の間では富士山眺望スポットとしまして人気の道路で、梅が見頃の時期には富士山と梅の花の絶景共演も楽しむことができるようになっております。
曽我梅林 アクセスと駐車場
曽我梅林へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR御殿場線下曽我駅より徒歩15分ほどとなっております。
神奈川県小田原市曽我別所194-12付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速大井松田インターより約6.8㎞、車で15分ほどとなっております。
観梅用の臨時駐車場につきましては、例年何ヵ所か設置されますが、メインの駐車場としましては、上記住所の小田原牧場アイス工房さんの裏手の駐車場になろうかと思われます。
アイス工房さん裏手の駐車場へはアイス工房さん入口からそのまま奥に進みますか、アイス工房さん南側の細い路地を入ってゆくこととなりますので、現地の誘導に従っていただきますようお願い申し上げます。
終わりに
今回のカタスミ日記は早春の小田原曽我梅林の早春の梅の花が咲く風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか
曽我梅林につきましては、富士山とのコラボレーションが見事な梅林となりますが、富士山は午後からは雲がかかりやすくなってしまいます事と、午後は逆光となってしまいますので、午前中がお勧めの時間帯になろうかと思われます。
2024.10.01記