【花だより】2023年7月22日現在 バイカモの開花状況 醒ヶ井宿(醒井宿)地蔵川の梅花藻 アクセスと駐車場 滋賀県米原市

 季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2023年7月22日に撮影いたしました中山道醒井宿を流れます地蔵川の梅花藻の開花状況をお届けいたします。

 

中山道 醒ヶ井宿(醒井宿)地蔵川 梅花藻の開花状況

SIGMA sdQuattroH iso160 F8 1/4sec 21mm

 滋賀県米原市に位置しております醒井は、中山道の61番目の宿場町としまして栄えました町で、宿場町特有の通りの両側に建物が軒を連ねる美しい街並みとなっておりますが、醒井宿を流れております地蔵川では、夏には涼し気な川面に白い花を咲かせる希少な梅花藻が見られ、梅花藻スポットとしましては全国的にも有名なスポットとなっております。

 地蔵川は醒井の地名の由来にもなっております「居醒の清水(いさめのしみず)」を源流とし、「居醒の清水」につきましては、「平成の名水100選」にも選定されておりますほか、中山道醒井宿は、琵琶湖とその水辺景観・祈りと暮らしの水遺産の構成文化財としまして2015年(平成27年)には「日本遺産」にも指定されております。

 因みに現在は、「醒井(さめがい)」が地域の名称となり、「醒ヶ井」はJRの駅名という扱いになっておりますようでございますが、当ブログでは細かく区別せずに使用してまいりたいと思いますので、ご了承の程お願い申し上げます。

 さて、その様な醒ヶ井宿でございますが、梅花藻(バイカモ)はキンポウゲ科の多年草の植物で、冷涼で綺麗な水の清流でしか育たない水草と言われ、1cmから2cmほどの小さな梅の花に似た白い花を咲かせますことから、「梅花藻」と名付けられた植物となっております。

 梅花藻の見られますスポットとしましては、全国的にも有名な滋賀県米原市の醒ヶ井宿でございますが、関東近辺では、山梨県都留市の夏狩湧水群・長慶寺、静岡県三島市の三島梅花藻の里などでも梅花藻の花を楽しむことができるようになっております。

 醒ヶ井宿(醒井宿)の地蔵川の梅花藻の見頃の時期としましては、例年5月中旬頃から咲き始め9月まで咲いておりますが、概ね7月下旬から8月下旬頃が見頃の時期と言われております。

 今回のカタスミ日記は、2023年7月22日に醒ヶ井の地蔵川を訪れてみましたので、写真を交えながら、梅花藻の開花状況をお届けしてまいりたいと思います。

SIGMA sdQuattroH iso160 F8 1/50sec 24mm

 通りに沿って家屋が並び、現在でも宿場町の雰囲気を感じられます街並みとなっております。

SIGMA sdQuattroH iso160 F7.1 1/6sec 106mm

 時間の都合もございまして早朝散策となってしまいましたので、花が開ききっていない印象はございますが、地蔵川の梅花藻は7月22日現在、一部分で見頃を迎えております。

SIGMA sdQuattroH iso160 F7.1 1/8sec 21mm

 宿場町の雰囲気が伝わりますように建物を構図に入れて梅花藻を撮影。

SIGMA sdQuattroH iso160 F8 1/4sec 18mm

 反対側の岸から同じ梅花藻を撮影。

 7月22日現在、梅花藻が見頃を迎えております場所は、醒井宿旧問屋場前のポイントがまずひとつ。

SIGMA sdQuattroH iso125 F8 1/13sec 18mm

 もうひとつの見頃ポイントは、江龍家表門前のポイント。

 現在、2箇所で梅花藻が見頃を迎えております。

 そのほかチラホラと咲き始めてきておりますポイントもいくつかございますが、訪問時は水量が比較的多く、水の流れが割りとございましたので、梅花藻観賞の条件としましてはベストとは言い難い条件となっております。

 梅花藻観賞には、水量が増え、水の勢いが増します雨の後の日などは好ましくなく、数日程度晴れの日が続き、ある程度水の流れが穏やかで程々の水量の日が梅花藻観賞には向いていると言われております。

SIGMA sdQuattroH iso125 F7.1 1/15sec 54mm

 それにしましても透明度抜群の水質で、暑さの厳しい季節には涼し気な風景になろうかと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso160 F6.3 1/80sec 200mm

 現在、梅花藻が咲いておりますエリアにつきましては、川を覆うように一面に真っ白い花が広がっているという雰囲気ではございませんが、なかなかの密度感のございます状況で白い花を咲かせている状況となっております。

SIGMA sdQuattroH iso160 F7.1 1/13sec 200mm

 2023年7月22日現在の醒ヶ井宿(醒井宿)の地蔵川の梅花藻の開花状況としましては、エリアによりまして開花状況に差がございますものの、一部のエリアでは見頃の開花状況となっており、今後更に開花エリアが広がってまいりますことが期待されます状況になろうかと思われます。

 

中山道 醒ヶ井宿(醒井宿)地蔵川の梅花藻 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso160 F8 3/5sec 54mm

 醒ヶ井宿(醒井宿)地蔵川の梅花藻へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR東海道本線醒ヶ井駅より徒歩にて数分となっております(「醒ヶ井駅前」交差点より1本南側の道路を東へ進む)。

 滋賀県米原市醒井615-9付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、名神高速米原インターより約2.6㎞、車で5分ほどとなっております。

 駐車場につきましては、基本的にはJR醒ヶ井駅前駐車場(30分以内無料、1日最大400円)に駐車し、観光することになろうかと思われますが、梅花藻が見頃の時期には、JR醒ヶ井駅より東へ約300m、国道21号線沿いに梅花藻観賞用の臨時駐車場が設けられておりますので、現地の案内表示に従っていただきますようお願い申し上げます。

 今回のカタスミ日記は、2023年7月22日現在の醒ヶ井宿(醒井宿)地蔵川の梅花藻の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 暑さの厳しい夏の時期には、水辺の涼し気な風景を楽しみながら観光を楽しみますのも宜しいかと思われます。

2023.07.23記