「三浦海岸桜まつり」小松ヶ池公園と京浜急行沿線の河津桜 2025年見頃時期と開花状況・アクセスと駐車場 神奈川県三浦市

 2月に入りますと各地で早咲きの桜、河津桜が咲き始めます。伊豆半島の河津町発祥のピンクの可憐な花を咲かせます河津桜でございますが、今や全国的な広がりを見せ、河津桜のお花見スポットも増えてまいりました。三浦海岸駅から小松ヶ池公園までの京浜急行沿線の河津桜並木は神奈川県内でも有数の河津桜のお花見スポットとなり、見頃の時期には多くの方で賑わいます。今回のカタスミ日記は黄色い菜の花とのコントラストも美しい三浦海岸京浜急行沿線の河津桜の咲く風景をご紹介いたします。

 

神奈川県下の河津桜並木の人気スポット 三浦海岸京浜急行沿線の風景

河津桜ってどんな桜?

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 今や全国的な広がりを見せ、早咲きの桜としまして圧倒的な知名度を誇るようになりました河津桜。

 河津桜はもともとは、1955年(昭和30年)に伊豆半島河津川沿いの雑草の中で後に原木となる木を発見し、庭先に植えたのが始まりと言われており、現在でも河津町にございます原木には、お花見シーズンになりますとピンクの花を咲かせて観る者の目を楽しませてくれております。

 河津桜は、大島桜と寒緋桜の自然交雑種と言われており、2月中旬より3月上旬頃にかけてがお花見の見頃時期となっております。

 大島桜を祖先としておりますためか、比較的葉が出始める時期が早く、満開の頃になりますと既に緑の葉が見えてまいります。しかしながら、葉が出ましても、すぐには花は散らずに、比較的見頃が長いことも河津桜の特徴となっております。

 その様な河津桜ではございますが、今回は神奈川県内でも有数の河津桜のお花見スポットでございます三浦海岸駅から小松ヶ池公園までの京浜急行沿線の早春の風景をご紹介してゆきたいと思います。

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三浦海岸京浜急行沿線の河津桜並木 見頃時期と桜まつり

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 京浜急行久里浜線の三浦海岸駅より小松ヶ池公園にかけましての1㎞ほどに、約1,000本の河津桜が植栽されており、お花見の時期になりますと多くの人で賑わうスポットとなっております。

 もともとは1999年(平成11年)に約100本の苗木を京浜急行さんご協力のもと、駅前広場などに植栽しましたのが始まりと言われ、2003年(平成15年)からは桜まつりも開催し、現在では観光客30万人規模の一大イベントになっております。

 桜まつりは、河津桜の見頃の時期の2月中旬から3月上旬頃にかけまして開催され、2025年「第21回三浦海岸桜まつり」の開催期間としましては、現時点ではまだ詳細日程が発表されておりませんが、2024年が2月5日(月曜日)から3月3日(日曜日)までの開催期間となっておりましたので、2025年につきましても同時期の開催が予想されます。

 例年、桜まつり期間中は、駅前のテント村で地場特産品やお土産品の販売が行われますほか、京浜急行三浦海岸駅の正面駅名看板を桜色に変更し、まつりを盛り上げてくれます。

 尚、三浦海岸河津桜並木の開花状況につきましては、三浦市観光協会さんのFacebookアカウントにて随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。

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 以前は桜まつり期間中は、臨時駐車場が数か所設置されておりましたが、近年は臨時駐車場の数が減少傾向にあり、公共交通機関の利用が推奨されております。

 京浜急行三浦海岸駅前広場にも河津桜がたくさん植えられており、桜の木のすぐ傍にベンチなども設置されておりますので、雑踏の中ではございますが、駅周辺だけでもお花見気分を楽しむことができますかと思われます。

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 駅から5分ほど歩いてまいりますと、並木が始まり、小松ヶ池公園まで約1㎞の河津桜並木が続いております。

 足元には黄色い菜の花が咲き誇り、菜の花とピンクの河津桜の美しいコントラストを楽しみながら散策をすることができるようになっております。

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 三浦海岸の河津桜のお花見のイメージと申しますと、駅から小松ヶ池までの沿線の歩道を練り歩くような形でのお花見となってしまいますが、やはりここならではの風景としましては、「ピンクの河津桜」「黄色い菜の花」「京浜急行の電車」の3点セットではないでしょうか。

 ただ、京浜急行の電車と河津桜の共演は写真愛好家の間でも人気の構図となっておりますが、近年は線路沿い、あるいは橋の上などは安全性の確保のため高いフェンスで囲まれており、特に橋の上は目隠しを設置するなど以前のようなアングルでの撮影が難しくなってきているのが現状かと思われます。

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 小松ヶ池公園につきましては、線路の下をくぐり、線路からは少し離れた場所となっており、線路沿線の桜並木とは雰囲気の異なるお花見を楽しむことができるようになっております。

 小松ヶ池公園は、灌漑用水池の周りを整備した公園で、池に映り込みます河津桜が美しいところでございますので、良く晴れた風のない穏やかなお天気の日に訪れたいところかと思われます。

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三浦海岸京浜急行沿線 河津桜並木 アクセスと駐車場

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 三浦海岸京浜急行沿線の河津桜へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、京浜急行線三浦海岸駅下車すぐとなっております。また小松ヶ池公園までは徒歩15分ほどとなっております。

 自家用車にてのアクセスにつきましては、横浜横須賀道路佐原インターより約8㎞となり、車で20分ほどとなっております。

 また例年、桜まつり期間中は付近に有料臨時駐車場が設けられておりますので、詳しい情報は関連施設のHPにてご確認の程お願い申し上げます

 例年の有料臨時駐車場

 小松ヶ池公園手前桜まつり臨時駐車場

   神奈川県三浦市南下浦町上宮田2764付近

 そのほか駅周辺に点在しておりますコインパーキングや海岸沿いの有料駐車場などもお勧めになろうかと思われます。

 筆者がよく利用させていただいておりますコインパーキングとしましては、海岸沿いで駅前広場まで徒歩数分かかってしまいますが、「下浦海岸第1駐車場」(神奈川県三浦市南下浦町字芝原1096-12付近)となり、平日限定となりますが1日500円(夏季除く)で、駅周辺のコインパーキングが1日最大600円から700円、またお花見用臨時駐車場が1,000円前後かかってしまいますので、格安の駐車場になろうかと思われます。

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終わりに

 今回のカタスミ日記は、黄色い菜の花とのコントラストが美しい河津桜のお花見スポット、三浦海岸京浜急行沿線の風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 基本的には道路沿いの歩道を歩きながらのお花見となってしまいますので、良く晴れた日にお花見散策を楽しみたいところかと思われます。

2024.09.25記