「一目百万、香り十里」紀州みなべ梅林(南部梅林)2025年見頃時期と開花状況・アクセスと駐車場 和歌山県みなべ町
梅の産地として名を馳せております和歌山県。その和歌山県の中でも特に有名な南部梅林。昔より「一目百万、香り十里」と言われる程で、春の訪れとともに梅の花が辺り一面を覆いつくします。今回のカタスミ日記は、和歌山県みなべ町の南部梅林の早春の風景をご紹介いたします。
みなべ梅林(南部梅林)ってどんなところ?
梅の中ではトップブランドと言いましても過言ではないかと思われます「南高梅」。
南高梅は皮が薄くて実が柔らかく、種が小さく肉厚で、香り豊かな梅として梅干しやその他加工食品に使用されております。
南高梅の生まれました紀州和歌山県は、昔より梅の栽培が盛んな地域でした。その歴史は古く、江戸時代に紀州田辺藩が梅の栽培を奨励したことから日本有数の梅の産地にまで発展したと言われております。
しかしながら、南高梅自体は昔から栽培されていた訳ではなく、明治から昭和にかけて南部で栽培されておりました「高田梅」をルーツとする梅で、現在では南部だけでなく全国各地で栽培されるようになっております。
その南高梅の発祥の地、みなべ町では、「一目百万、香り十里」と言われる南部梅林が南部川沿いのなだらかな山々に広がっております。
南部梅林では、約8万本の梅の栽培が行われ、例年梅の花が咲く頃になりますと一般公開され、多くの人で賑わう梅の花の名所となっております。
みなべ梅林(南部梅林)見頃時期
広大な敷地で梅の栽培を行っております南部梅林では、例年1月下旬頃から3月上旬頃の梅の花が咲く季節になりますと、期間限定で開園し一般公開されております。
開園期間中は梅干しを中心に地元特産品の販売のほか、太鼓や猿まわし、よさこい演舞などのイベントも実施され、観梅を楽しむ人で賑わいます。
また南部梅林の名物「かたやまのいももち」は人気絶大で、これを目的に毎年訪れるという方もいらっしゃる程の人気のいももちとなっております(筆者も食べましたが本当に美味しいです)。
園内では、約4㎞(80分)の散策コースAと約3㎞(60分)の散策コースBの2種類の散策コースが設定され、のんびりと散策しながら一面に咲く梅の花を楽しむことができるようになっております。
2025年の南部梅林開園期間につきましては、現時点ではまだ詳細日程が発表されておりませんが、2024年が1月27日(土曜日)より2月25日(日曜日)までの開園期間となっておりましたので、2025年につきましても同時期の開園が予想されます。
尚、南部梅林の梅の花の開花状況につきましては、梅の里観梅協会さんのHP内の「開花情報」のコーナーにて随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。
みなべ梅林(南部梅林)アクセスと駐車場
南部梅林へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JRきのくに線南部駅より梅園開園期間中の臨時バスにて約10分、「南部梅林」バス停下車となっております。
和歌山県日高郡みなべ町晩稲1253付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、阪和道みなべインターより約2.5㎞、車で6分ほどとなっております。
開園時間は朝8時より17時まで。入場料300円、普通車駐車料金500円となっております。
終わりに
今回のカタスミ日記は、和歌山県は南部梅林の早春の風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
日本を代表する梅の産地、名所でございますので、一度は訪れておきたい梅林ではなかろうかと思われます。
2024.09.24記