【花だより】2023年2月9日現在 あたみ桜の開花状況 「あたみ桜四季の道桜まつり・あたみ桜糸川桜まつり」さくらの名所散策路 アクセスと駐車場 静岡県熱海市

 季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2023年2月9日に撮影いたしましたさくらの名所散策路(四季の道)のあたみ桜の開花状況をお届けいたします。

 

「あたみ桜四季の道桜まつり」さくらの名所散策路 あたみ桜の開花状況

SIGMA sdQuattroH iso160 F9 1/50sec 63mm

 まだ寒さの厳しい季節でございますが、伊豆半島では、「日本一早咲きの桜」が熱海市と伊豆市土肥で競うように咲き誇っております。

 伊豆市土肥の「土肥桜」とほぼ同じ時期に、熱海市では「あたみ桜」を楽しむことができ、多くの方が一足早い春を楽しんでおられます。

 あたみ桜は、1871年(明治4年)にイタリア人によってもたらされた桜で、カンヒザクラとヤマザクラの交配と言われております早咲きの桜となっております。

 あやみ桜の見頃の時期としましては、例年1月中旬から2月中旬頃が見頃の時期となっており、あたみ桜の代表的スポットの糸川沿いでは見頃の時期に合わせまして、「あたみ桜糸川桜まつり」も開催されておりました。

 2023年の「あたみ桜糸川桜まつり」は、2月5日(日曜日)までの開催期間となっており、既に終了してしまっておりますが、2月9日現在、糸川沿いではあたみ桜が見頃を迎えております。

 そのようなあたみ桜でございますが、今回のカタスミ日記は、2023年2月9日にあたみ桜の穴場スポット、さくらの名所散策路を訪れてみましたので、写真を交えながら、あたみ桜の開花状況をお届けしてまいりたいと思います。

 さくらの名所散策路は、JR伊東線伊豆多賀駅と熱海高校を結ぶ760mの散策路となっており、「四季の道」とも呼ばれております歩行者専用道路となっております。

 散策路という位置づけとなってはおりますが、駅と高校を結ぶ通学路がメインの用途となり、2017年に完成するまでは、駅から熱海高校に向かうには、一度坂を下り海岸線の国道に出て再び坂を上り登校するという少々遠回りな通学となっていたようでございます。

 2017年に完成した際には、県知事に「日本一美しい通学路」と言わしめた絶景道路となっており、散策路から青い海を見渡すことができますほか、散策路沿いにはあたみ桜86本をはじめ、ヒマラヤザクラ15本や河津桜など桜の木がたくさん植えられております散策路となっております。

 観光地ではございませんので、散策路近くに駐車場などは設置されておりませんが、あたみ桜の見頃の時期に合わせまして、「あたみ桜四季の道桜まつり」も開催され、既に終了してしまってはおりますが(2月5日(日曜日)まで)、まつり期間中の週末には麓の長浜海浜公園から散策路まで無料送迎バスも運行されておりました。

 今回は、長浜海浜公園の無料駐車場に車を駐車し、伊豆多賀駅側から熱海高校方面へ散策路を散策してまいります。

SIGMA sdQuattroH iso160 F9 1/60sec 39mm

 筆者の一番好きなアングル。

 散策路から海が見え、あたみ桜も咲いておりますポイント。

 写真正面方向に進んでまりますと伊豆多賀駅まで向かうことができ、散策路の中で一番駅寄りのあたみ桜となります。

 ここから熱海高校前までは沿道に桜並木が続いております。

SIGMA sdQuattroH iso160 F8 1/15sec 18mm

 アングルを変え、熱海高校方面を望みます。

 散策路の下側の法面、上側の法面にそれぞれあたみ桜が植えられており、正に春色の散策を楽しむことができるよになっております。

SIGMA sdQuattroH iso160 F8 1/15sec 75mm

 法面の上側のあたみ桜を望遠で。

SIGMA sdQuattroH iso160 F9 1/20sec 18mm

 散策路の視界が開けますポイントでは、あたみ桜越しの青い海を楽しむこともできるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso160 F8 1/40sec 54mm

 さくらの名所散策路(四季の道)には各所にベンチが設置されており、風景を楽しみながらのんびりとした時間を過ごすことができるようになっておりますほか、展望デッキも設置されており、デッキからの風景は四季の道を代表します風景となっております。

SIGMA sdQuattroH iso160 F8 1/30sec 63mm

 展望デッキから振り返り、桜越しに散策路を望みます。

SIGMA sdQuattroH iso160 F8 1/50sec 63mm

 もちろんデッキから海も楽しむことができます。

 生憎、雲の多いお天気となってしまい、青空でないのは少々残念なところかと思われますが、桜越しの青い海は気持ちの良い風景となっております。

SIGMA sdQuattroH iso160 F9 1/20sec 54mm

 さくらの名所散策路の熱海高校寄りのエリアにも纏まってあたみ桜が植えられており、目線の高さに桜の花を楽しむことができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso160 F8 1/20sec 46mm

 また、このエリアでは散策路より一段低い法面に植えられておりますが、階段があり桜のすぐ傍まで降りてゆきお花見を楽しむこともできるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso160 F7.1 1/25sec 54mm

 2023年2月9日現在のさくらの名所散策路(四季の道)のあたみ桜の開花状況としましては、公式には5分、あるいは6分咲きとも言われておりますが、実際には既に散り始めてきております木もあり、見頃終盤の開花状況になろうかと思われます。

 雰囲気としましては、当日はこちらの四季の道よりも糸川沿いのあたみ桜の方が勢いの感じられます開花状況にも感じられましたので、気になられます方はお急ぎになられました方が宜しいかと思われます。

2024年1月30日現在 最新開花状況

 

さくらの名所散策路(四季の道) アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso160 F8 1/40sec 39mm

 さくらの名所散策路(四季の道)へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR伊東線伊豆多賀駅より徒歩にてすぐとなっております。

 静岡県熱海市上多賀75付近(伊豆多賀駅)

 静岡県熱海市下多賀1484-22付近(熱海高校)

 自家用車にてのアクセスにつきましては、西湘バイパス石橋インターより約27㎞、車で50分ほどとなっております。

 しかしながら散策路の付近に観光用の駐車場はなく、自家用車にて訪れます場合には、海岸沿いにございます長浜海浜公園(静岡県熱海市上多賀10-1付近)の無料駐車場に駐車、伊豆多賀駅まで約600m、徒歩にて5分ほどとなっております。

 今回のカタスミ日記は、2023年2月9日現在のさくらの名所散策路(四季の道)のあたみ桜の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

2024年1月30日現在 最新開花状況

 コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2023.02.11記