【花だより】2024年7月23日現在 梅花藻の開花状況 三島梅花藻の里と源兵衛川のバイカモ アクセスと駐車場 静岡県三島市

 季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2024年7月23日に撮影いたしました三島梅花藻の里と源兵衛川のバイカモの開花状況をお届けいたします。

 

三島梅花藻の里と源兵衛川 バイカモの開花状況

SIGMA sdQuattro iso250 F8 1/50sec 106mm

 静岡県三島市に位置しております「三島梅花藻の里」は、水質の悪化などにより減少した三島梅花藻を復元するために、1995年(平成7年)に佐野美術館所有の湧水池を利用し、増殖基地、観光スポットとしまして整備された公園となっております。

 バイカモは、キンポウゲ科の多年草で、初夏から初秋にかけまして1cmから2cmほどの梅に似た白い花を咲かせますことから「梅花藻」と名付けられた水草となっております。

 本州以北に広く分布はしておりますが、冷涼で流れのございます清流にしか生育しないことから、希少な植物で、多くの地域で絶滅危惧種にも指定されている植物となっております。

 バイカモの見られます場所としましては、滋賀県米原市醒井(醒ヶ井)の地蔵川が全国的にも有名なところとなっておりますが、関東近県では、静岡県三島市の三島梅花藻の里のほか、山梨県都留市の長慶寺や福島県郡山市の清水川などでも楽しむことができるようになっております。

 三島梅花藻の里のバイカモの見頃の時期としましては、水質管理が行き届いているので一説には通年楽しむことができると言われておりますが、概ね5月から9月頃が見頃の時期になろうかと思われます。

 また、三島梅花藻の里から徒歩圏内には三島の水辺スポットとしまして人気の源兵衛川も流れており、移植されたミシマバイカモを源兵衛川でも楽しむことができるようになっております。

 源兵衛川の代表的な梅花藻の群生地としましては、「水の苑緑地」から200mほど下流(南側)のポイントが大きな群生地となっております。

 源兵衛川のミシマバイカモの見頃の時期としましては、例年7月から8月頃が見頃の時期となっておりますので、併せて楽しみたいところかと思われます。

 今回のカタスミ日記は、2024年7月23日に三島梅花藻の里と源兵衛川を訪れてみましたので、写真を交えながら、バイカモの開花状況をお届けしてまいりたいと思います。

SIGMA sdQuattro iso100 F8 1/60sec 18mm

 先ずは三島梅花藻の里の向かい側に位置しております佐野美術館の庭園から。

 池を中心とする回遊式庭園で、静かな時間を過ごすことができる庭園となっております。

SIGMA sdQuattro iso100 F8 1/50sec 18mm

 佐野美術館から道路を挟みまして西側が三島梅花藻の里となっております。

 三島梅花藻の里のバイカモにつきましては、梅花藻の花は咲いておりますものの、見頃のピークは過ぎてしまっている印象となり、ピーク時に比べまして藻の量、花数がかなり少なくなってきております。

SIGMA sdQuattro iso125 F8 1/100sec 125mm

 綺麗な状態の花も少なくなりつつございます。

SIGMA sdQuattro iso100 F7.1 1/40sec 18mm

 次は、三島梅花藻の里から徒歩圏内の源兵衛川水の苑緑地から200mほど下流の梅花藻の群生地に向かいます。

 写真では判り辛いかと思われますが、白い粒々が梅花藻の花となっております。

SIGMA sdQuattro iso100 F6.3 1/80sec 106mm

 例年通り今の時期は水量が多く、梅花藻の花は咲いてはおりますが花数は少ない状況で、もう少し水嵩が減ってまいりますと花数も増えてくるのではないかと思われる状況となっております。

 2024年7月23日現在の三島梅花藻の里の梅花藻の開花状況としましては、花が咲いてはおりますものの、花数が減ってきており、見頃のピークは過ぎてしまっている印象の状況となり、源兵衛川のバイカモの開花状況としましては、咲いてはおりますものの、水嵩が多く、まだ花数は多くはなっていない開花状況となっております。

 

三島梅花藻の里 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattro iso100 F8 1/50sec 39mm

 三島梅花藻の里へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、伊豆箱根鉄道駿豆線三島田町駅より約400m、徒歩5分ほどとなっております。

 静岡県三島市南本町7付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速沼津インターより約8㎞、車で20分ほどとなっております。

 三島梅花藻の里自体の付属の駐車場はございませんので、自家用車にて訪れます場合には付近のコインパーキングを利用することになろうかと思われますが、佐野美術館をご利用いたします場合には美術館付属の無料駐車場がございますので、そちらが利用可能かと思われます。

 佐野美術館

  静岡県三島市中田町1-43付近

 今回のカタスミ日記は、2024年7月23日現在の三島梅花藻の里と源兵衛川のバイカモの開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 暑い日が続いておりますので、涼を求めて水辺散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2024.07.26記