【花だより】2024年5月2日現在 つつじの開花状況 山中城跡公園のツツジ アクセスと駐車場 静岡県三島市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2024年5月2日に撮影いたしました山中城跡公園のツツジの開花状況をお届けいたします。
山中城跡公園 ツツジの開花状況
静岡県三島市に位置しております山中城跡公園は、今から450年ほど前の戦国時代に築かれた山城「山中城」の城跡を整備した史跡公園となっております。
山中城につきましては、「日本百名城」にも選定されております名城となり、城マニアの方々の間ではかなり人気度の高い城となっております。
山中城は、小田原を本拠地とします北条氏（後北条氏）が築いた山城で、天下統一を目論む豊臣秀吉率いる7万の豊臣軍に対し4千の兵で抗戦しましたが、あっけなく陥落してしまった城となっております。
江戸時代以降の石を使った城とは異なり、地形を活かしつつ、土を掘ったり盛ったり、土で造られた山城となり、造形が面白いところとなっており、特に北条氏の城で見られます衝立障子を並べたような障子堀は大きな見どころのひとつとなっております。
山中城跡公園では、園内各所にツツジやサツキが植えられており、つつじの見頃の時期としましては、例年5月上旬から5月中旬頃が見頃の時期となっており、堀の周りを赤く染めてゆきます。
今回のカタスミ日記は、2024年5月2日に山中城跡公園を訪れてみましたので、写真を交えながら、つつじの開花状況をお届けしてまいりたいと思います。
付属の無料駐車場に車を駐車し、散策路を進んでまいりますと、元西櫓下の堀に植えられておりますツツジが赤く染まっているのが目に入ってまいります。
因みに元西櫓下の堀のつつじにつきましては、朝の時間帯は陰ってしまっておりますので、撮影目的でございますと、日が高い時間帯の方がお勧めになろうかと思われます。
更に進みまして、次は西ノ丸畝堀。
山中城の大きな見どころの一つで、独特の堀の造形が印象的で、現在は崩落を防ぐために芝やツツジが植えられておりますが、当時は滑りやすい土壌でございましたようです。
晴れておりましたら富士山も見られる絶景スポットとなっております。
更に進みまして、西櫓の堀から振り返り、先程の西ノ丸畝堀を望みます。
赤く咲き誇るツツジは、あくまで遺構の保護のために後に植えられたものでございますので、ツツジが目的で訪れる方は意外と少なく、ゴールデンウィークということもございまして城マニアの方がたくさん訪れておりました。
造形が印象的でございますので、ついついシャッターを押してしまいます。
ぐるりと一周するような形で散策路を進んでまいりますと、本丸側にも向かうことができるようになっております。
本丸側にもツツジが植えられておりますが、早咲き品種ではなく、まだ咲き始めの状況となっております。
また設置されております藤棚につきましては、まだ完全に花は開ききっておりませんが、先日の雨風で散ってしまっております部分も見受けられる状況となっております。
2024年5月2日現在の山中城跡公園のツツジの開花状況としましては、早咲き品種が見頃の開花状況となり、西ノ丸や西櫓周辺で真っ赤なツツジを楽しむことができるようになっております。
山中城跡公園 アクセスと駐車場
山中城跡公園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR東海道本線三島駅南口より元箱根港行き沼津登山東海バスにて約30分、「山中城跡」バス停下車、すぐとなっております。
静岡県三島市山中新田410-4付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速沼津インターより約18㎞、車で30分ほど、国道1号線「山中城口」交差点より北東方面へ約500mとなっております。
無料の観光用駐車場が3か所設置されており、合わせて60台ほど駐車可能となっております。
今回のカタスミ日記は、2024年5月2日現在の山中城跡公園のツツジの開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
当日は生憎の雲の多いお天気で富士山は見られませんでしたが、富士山も望むことができる絶景山城でございますので、良く晴れたお天気の日に訪れたいところかと思われます。
2024.05.03記