【花だより】2024年1月27日現在 ロウバイの開花状況 「寄ロウバイまつり」寄ロウバイ園 神奈川県松田町
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2024年1月27日に撮影いたしました寄ロウバイ園の蝋梅の開花状況をお届けいたします。
寄(やどりき)ロウバイまつり 蝋梅の開花状況
神奈川県松田町に位置しております寄ロウバイ園は、2万本を超えるロウバイを植栽し、日本最大級のロウバイ園となっており、見頃の時期には山の南斜面を一面に金色に染め、辺り一帯を甘い香りに包み込みます。
もともとは2005年(平成17年)に寄中学校卒業生が250株のロウバイを植樹しましたのが始まりと言われ、現在では敷地面積13,000㎡以上、3,000株2万本以上の広大なロウバイ園となっております。
因みに「寄」と書きまして「やどりき」と読みます。
寄ロウバイ園のロウバイの見頃の時期としましては、例年1月中旬から2月中旬頃が見頃の時期となっており、見頃の時期に合わせまして、「ロウバイまつり」も開催されております。
2024年の「寄ロウバイまつり」は12回目を迎え、開催期間としましては、1月13日(土曜日)から2月12日(月・祝日)までの開催期間となっており、まつり期間中は地元農産物や加工品の販売、キッチンカーの出店などが行われる予定となっております。
今回のカタスミ日記は、2024年1月27日に寄ロウバイ園を訪れてみましたので、写真を交えながら、ロウバイの開花状況をお届けしてまいりたいと思います。
ロウバイは、中国原産の落葉低木で、江戸時代の始めに日本に伝えられたと言われ、爽やかな甘い香りの黄色い花を咲かせ、蝋細工のような半透明の花弁が特徴となっております。
一見地味な花ではございますが、青空に映える花で、花の少ない冬に花を咲かせます事からロウバイ園は意外と混雑しているところが多いようにも感じられます。
関東近辺では寄ロウバイ園のほかに、埼玉県長瀞町の宝登山、群馬県安中市のろうばいの郷、東京都府中市の郷土の森博物館などが有名な蝋梅スポットになろうかと思われます。
さて今回(今年)は、満開宣言を待っての訪問となり、満開のロウバイに圧倒されながら散策を楽しむことができました。
また、満開宣言後の週末ということもございまして、ロウバイを楽しむ方で賑い、コロナ禍以前の状況に戻ったのではないかと感じる盛況ぶりとなっております。
そのほか、今シーズンは昨年までと若干散策路が変更になり、ロウバイの囲まれ感の演出が巧みな印象となっております。
今回の散策の中で、一点だけ気になりましたことは、「順路」に従い進みますと、「寄展望台」に辿り着くことができないのは、始めて訪れる人には少しばかり不親切にも感じられるところとなっております。
茶畑の近くの「寄展望台」への案内板に従い、順路から外れ、坂を登ってまいりますと展望台に向かうことができるようになっております。
こちらが「寄展望台」からの眺望となります。
寄ロウバイ園全体を上から見渡すことができる展望台となっており、眼下に金色のロウバイが一面に広がる絶景を楽しむことができるようになっております。
寄ロウバイ園では、展望台からの眺望とともに、大きな見どころとなりますのが、緑の茶畑と金色のロウバイのコントラストの絶景。
寄ロウバイ園では、中央付近に茶畑がございまして、人気の撮影スポットとなっておりますが、午前中は逆光となってしまいますので、午後からの時間帯の方がお勧めの時間帯になろうかと思われます。
午前中に訪れます場合には、ロウバイ園の入口よりも手前の茶畑でございますと逆光にならずに撮影することができるかと思われます(上写真)。
数は多くはございませんが、園内には梅の木や河津桜の木もございまして、ロウバイの見頃終盤にはコラボレーションも楽しむことができるようになっております。
1月27日現在では、梅の花は咲き始め、河津桜は1輪、2輪咲き始めの開花状況となっております。
2024年1月27日現在の寄ロウバイ園のロウバイの開花状況としましては、満開の開花状況となり、見頃のピークではないかと思われます状況となっております。
寄ロウバイ園 アクセスと駐車場
寄ロウバイ園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、小田急小田原線新松田駅北口より「寄」行き富士急湘南バスにて約30分、終点「寄」バス停下車、徒歩8分ほどとなっております。
神奈川県足柄上郡松田町寄3415付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速大井松田インターより約10㎞、車で20分ほどとなっております。
駐車場につきましては、まつり期間中は上記住所向かいの「みやま運動広場」に無料臨時駐車場が設置されます。臨時駐車場の開門時間につきましては朝9時より16時までとなっておりますので、午後から訪れます場合には、下山にかかる時間も御考慮いただき、お時間に余裕をもって楽しんでいただきたいところかと思われます。
また、駐車場もしくはバス停よりロウバイ園までは急勾配の坂道となっており、坂を上ってゆくのが辛い方は、バス停前からロウバイ園入口まで無料送迎車が運行いたしますので、ご利用されるのも宜しいかと思われます。
寄ロウバイ園の開園時間は、朝9時より16時まで、入園料は500円となっております。
今回のカタスミ日記は、2024年1月27日現在の寄ロウバイ園のロウバイの開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
青空に映える花でございますので、良く晴れたお天気の日に訪れたいところかと思われます。
2024.01.27記