【水辺の風景】迫力の田原の滝と壮大なスケールの太郎・次郎滝 アクセスと駐車場 山梨県都留市
富士山の雪解け水や豊富な湧水などからミネラルウォーターが特産品となっております山梨県都留市。鉄道写真愛好家の間でも人気のフォトスポットの田原の滝と伏流水が流れ落ちる壮大なスケールの太郎・次郎滝。今回のカタスミ日記は、田原の滝と太郎・次郎滝の都留市の滝巡りの様子をご紹介いたします。
水量豊富な迫力の田原の滝
田原の滝ってどんなところ?
都留市の観光名所の中でも有名どころの田原の滝。
桂川に掛かる滝で、豊富な水量が迫力の滝となっておりますが、鉄橋を渡る富士急行線の電車の撮影ができ、鉄道写真愛好家の間でも人気のスポットとなっております。
桂川は、富士五湖のひとつの山中湖を水源とし総延長約109㎞の相模湾に注ぎ込む河川で、相模川とも呼ばれております。
田原の滝は、その豊富な水量からしぶきをあげて流れ落ちるために「白根の滝」、「白滝」とも呼ばれております。
平成17年には都留市指定の名勝にも指定されておりますが、もともとは上下2段の滝でございましたが、渓岸の崩落防止の為に人工的な堰堤が設置され、段々の滝が続く風景は壮観のものとなっております。
人工的な堰堤の部分に付きましても、周囲の景観に調和するように柱状節理風の処理が施され、自然と人工物との調和がうまく図られているものとなっております。
松尾芭蕉と田原の滝
田原の滝のビュースポットの傍、田原神社の裏手には松尾芭蕉の像も設置されております。
都留市は松尾芭蕉ゆかりの地となり、天和の大火の際に芭蕉は弟子の高山傅右衛門を頼って甲州谷村(現都留市)に滞在したと言われております。
その芭蕉が、田原の滝を見て、富士の雪解けで田原の滝の氷柱も消え滝を泳ぐ魚と共に春を喜ぶ一句を詠んでおります。
「勢ひあり 氷消えては 瀧津魚(たきつうお)」
田原の滝 アクセスと駐車場
田原の滝へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、富士急行線十日市場駅より徒歩5分ほどとなっております。
山梨県都留市田原4-2-1付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道都留インターより約3.6㎞、車で10分ほどとなっております。
上記住所の国道139号線沿いに位置しております田原神社から脇道を150mほど進みました場所に、田原の滝公園が整備されており、無料の駐車場(8台)とトイレも設置されております。
壮大なスケール感 伏流水が流れ落ちる太郎・次郎滝
太郎・次郎滝ってどんなところ?
富士山の雪解け水や豊富な湧水からミネラルウォーターが特産品の山梨県都留市。
十日市場・夏狩湧水群の中に「平成の名水百選」にも選ばれております太郎・次郎滝が静かに流れ落ちております。
桂川の支流の三つ峠を源流とする柄杓流川(しゃくながれがわ)に流れ落ちる伏流水の滝で、高さは10mほどの滝となります。
その昔、この地域の家に太郎・次郎という名の兄弟の賊が押し入り、村人に追い詰められて滝のある崖から川に落ちたという言い伝えから、太郎・次郎滝と呼ばれるようになったとの事でございます。
清涼感溢れる流れ落ちる伏流水
太郎・次郎滝の最大の見どころとしましては、もちろん太郎・次郎滝そのものとなってしまいますが、周囲の崖から無数に流れ落ちる伏流水も圧巻の風景となっております。
スケール的には、富士宮市の白糸の滝に通ずるものがあり、壮大なスケール感を肌で感じながら、3段、あるいは4段になった崖を簾のように静かに流れ落ちる伏流水は、時間が経つのも忘れて見入ってしまうところかと思われます。
また、崖に広がる緑も美しく、清涼感のある自然の風景を楽しむことができるようになっております。
太郎・次郎滝 アクセスと駐車場
太郎・次郎滝へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、富士急行線東桂駅より徒歩にて15分ほどとなっております。
山梨県都留市夏狩1798付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道都留インターより約5.3㎞、車で15分ほどで駐車場、そこより徒歩10分ほどとなっております。
駐車場から滝までは、案内表示が随所掲示されておりますので、迷うことはないとは思われますが、上記住所付近に位置しております駐車場の場所が少々判りづらいところとなっておりますので、ご注意の程お願い申し上げます。
自家用車にての具体的な周辺道順につきましては、国道139号線東桂交差点のすき家さん(山梨県都留市桂町876-1付近)をすき家さんの反対側の路地に入り、線路と高速道路の高架をくぐった先の上夏狩のヤブツバキ付近の分岐を左折、50mほどで無料の観光用駐車場となります。
終わりに
今回のカタスミ日記は、迫力の田原の滝と清涼感溢れる伏流水の太郎・次郎の滝の滝巡りの様子をご紹介致しましたが、いかがでしたでしょうか。
比較的近いエリアにございます全く異なる雰囲気の滝となりますので、飽きることなく散策を楽しむことができるものかと思われます。
コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2022.08.18記