【水辺の風景】住宅地に突如として現れる大自然 鮎壺の滝 アクセスと駐車場 静岡県長泉町

 今回のカタスミ日記は、住宅地の中に突如として立派な滝が現れる静岡県の鮎壺の滝をご紹介いたします。静岡県東部の沼津市と長泉町の境界となります黄瀬川にかかる滝で、富士山の溶岩による岩盤を特徴とし、伊豆半島ジオパークサイトの一つとしても認定されております滝となっております。

 

えっ!?まさかこんな所に!住宅地の中の雄大な滝 鮎壺の滝

SIGMA SD15 iso100 F9 1/4sec 18mm

 静岡県の沼津市と長泉町の境界を流れる黄瀬川。鮎壺の滝はその黄瀬川にかかる滝となります。

 以前より噂は聞いておりましたので、是非とも一度訪れてみたいと思っておりましたスポットではございますが、実際に訪れてみますと予想以上に、そのロケーション、その雄大さに驚きを隠すことはできないものがあろうかと思われます。

SIGMA SD15 iso50 F14 8/5sec 26mm

 付近は住宅地や工場が混在するエリアとなり、生活感を感じてしまうエリアではございますが、その生活感を感じるエリアの中に、突如として現れる鮎壺の滝。

 「えっ!?こんな所にあったの?」と驚いてしまうような場所で、視界が広がったと思えば、目の前に飛び込んでくる雄大な滝。

 県指定天然記念物にも認定されております鮎壺の滝でございますが、ユネスコ世界ジオパークに認定されております伊豆半島ジオパークサイトの一つにもなっております。

 約1万年前に流れてきた富士山の溶岩流の岩盤が特徴で、幅90m、高さ10mほどの立派な滝となり、辺りの岩盤には樹木が立ったまま焼かれたことを示す溶岩樹型の丸い穴も見てとることができるようになっております。

SIGMA SD15 iso200 F13 4/5sec 18mm

 鮎壺の滝の長泉町側には鮎壺公園が、対岸の沼津市側には鮎壺の滝公園が整備されており、黄瀬川には「鮎壺のかけ橋」と呼ばれます吊り橋が架けられ、吊り橋からは滝の全体像が観られるだけではなく、背景に富士山も望むことができる絶景スポットとなっております。

 鮎壺の滝を広角で撮影しますと、マンションや住宅が写り込んだり、駐車場の車が写り込んだり、生活感のある物が写り込んでしまいますが、溶岩の岩盤からなる雄大な滝、また遠く富士山も望む写真を撮影することができ、何とも不思議な空間の写真となり、独特の雰囲気のあるものとなろうかと思われます。

SIGMA SD15 iso200 F13 1/2sec 26mm

 山の中の秘境のようなところにひっそりと佇む滝も素敵な雰囲気がございますが、それとは全く対照的な雰囲気とはなってしまいますが、これはこれで面白いのではないかと、感じられるところかと思われます。

 大迫力の雄大な滝ではございますが、望遠レンズを使いスローシャッターで撮影してみますと幽玄の世界も楽しむことができる違った雰囲気の撮影も楽しむことができますので、撮影目的で訪れます場合には、広角から望遠まで何本かレンズを持参した方が宜しいかとも思われます。

SIGMA SD15 iso50 F14 2sec 250mm

 

鮎壺の滝 アクセスと駐車場

SIGMA SD15 iso50 F14 13/10sec 106mm

 鮎壺の滝へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR御殿場線下土狩駅より徒歩10分ほどとなっております。

 鮎壺の滝の東西には公園が整備されております。

 鮎壺公園 : 静岡県駿東郡長泉町下土狩1150-12付近

 鮎壺の滝公園 : 静岡県沼津市大岡3298-31付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速沼津インターより5㎞ほどのところとなっておりますが、駐車場が若干目立たない造りとなっておりますので、自家用車にて訪れます場合はご注意のほどお願い申し上げます。

 駐車場につきましては、県道87号線沿いに普通車5台を停められます無料駐車場が設置されておりますが、場所的には、「にじいろ整体」さんと鮎壺交差点の間になりますので、ナビ設定をされる際は、「にじいろ整体」さん(静岡県駿東郡長泉町下土狩1151-10)で設定されるのが宜しいかと思われます。

SIGMA SD15 iso100 F13 3/5sec 37mm

 

終わりに

 今回のカタスミ日記は、住宅地の中に突如として現れる雄大な滝、鮎壺の滝をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 少々駐車場が目立たない部分はございますが、比較的アクセスは良好で、その割には雄大な滝を楽しむことができますお勧めのスポットとなっております。

 コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2022.09.04記