桜山公園の冬桜と紅葉 2024年見頃時期と開花状況･アクセスと駐車場群馬県藤岡市

2024年11月15日

　群馬県桜山公園では、紅葉の季節を迎えますとそれに合わせるかのように冬桜が咲き誇ります。今回のカタスミ日記は、冬桜と紅葉を併せて楽しめる桜山公園の晩秋の風景をご紹介いたします。

桜山公園ってどんな公園？

　群馬県藤岡市に位置しております桜山公園は、標高591mの桜山山頂を中心にしまして約47haの広大な敷地を誇ります公園となっております。

　園内には、ソメイヨシノ約3,000本、冬桜約7,000本が植栽されており、「さくら名所100選」にも選出されておりますお花見の名所となっております。

　もともとは1908年（明治41年）に日露戦争の戦勝を記念し、約5haを公園として整備し、当初はもみじ1,000本とソメイヨシノ1,000本が植えられたと伝えられております。

　ただ、1,000本植えましたソメイヨシノのうち3分の1ほどの木が11月にも開花し、後に冬桜と確認され、1937年（昭和12年）には国の名勝および天然記念物にも指定されております。

　桜山公園では、桜のほかにもロウバイやツツジ、もみじなどが植えられ、四季折々の花木を楽しむことができる公園となっております。

　冬桜は、「マメザクラ」と「ヤマザクラ」もしくは「オオシマザクラ」の種間雑種と推定され、「コバザクラ（小葉桜）」とも呼ばれております。

　冬桜は、一重で直径2.5㎝ほどの花を咲かせ、3分の1が秋に咲き、残り3分の2が春に咲くと言われております二度咲きの桜となっております。

　二度咲きの桜と申しますと、埼玉県神川町の城峯公園などで見られます「十月桜」が有名なところでございますが、十月桜は八重でピンク色の花となっております。

　また、愛知県豊田市の小原の「四季桜」も二度咲きの桜となっており、四季桜は「マメザクラ」と「エドヒガン」の種間雑種と推定されております。

　桜山公園では、約7,000本の冬桜が植えられており、秋の開花ではちょうど紅葉が色づく時期と重なり、毎年恒例となっております紅葉ライトアップと併せて楽しみたいところかと思われます。

　桜山公園の紅葉の見頃の時期としましては、例年10月下旬から11月下旬頃が見頃の時期となっており、特に紅葉がピークを迎えます11月後半には赤く染まる紅葉と真っ白い冬桜の共演も楽しむことができるようになっております。

　冬桜の見頃の時期としましては、例年11月中旬から12月中旬頃、4月上旬から4月中旬頃が見頃の時期となっており、年に2回お花見を楽しむことができるようになっております。

　また、冬桜の見頃の時期に合わせまして、毎年12月1日に「桜山まつり」が開催され、名物のとっちゃなげ汁の振舞いや歌謡ショー、フラダンスショーなど各種イベントも実施されております。

　尚、桜山公園の冬桜と紅葉の見頃状況につきましては、藤岡市HP内の「観光情報　観光地　桜山公園」のコーナーにて随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。

　桜山公園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR高崎線本庄駅より神泉総合支所行き朝日バスにて約40分、「鬼石郵便局」バス停下車、徒歩100分ほどとなっております（約7㎞）。

　群馬県藤岡市三波川2166-1付近

　自家用車にてのアクセスにつきましては、関越道本庄児玉インターより約21㎞、車で40分ほどとなっております。

　公園周辺は急勾配の山道となっておりますが、山道への入口付近には大きな看板もございますので誘導に従い進みますと迷うことなく向かうことができるかと思われます。

　公園付属の駐車場は、朝8時30分から16時30分までとなっており（ライトアップ時は延長あり）、春と秋のお花見シーズンのみ有料となっております（普通車500円）。

　今回のカタスミ日記は、桜山公園の冬桜の咲く晩秋の風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

　山の中のなかなかの広い公園で、散策路が張り巡らされておりますが、未舗装の部分も多く、急斜面のところもございますので、歩きやすい靴で訪れました方が宜しいかと思われます。

2024.09.11記