乗鞍高原の紅葉 2024年見頃時期と色づき状況･アクセスと駐車場 長野県松本市
乗鞍岳の裾野に広がる乗鞍高原は、標高が高いこともございまして関東平野部よりも早い時期に紅葉が見頃を迎えます。今回のカタスミ日記は、乗鞍高原の色づく秋の風景をご紹介いたします。
乗鞍高原ってどんなところ？
長野県松本市に位置しております乗鞍高原は、北アルプスの南端、標高3,026mの乗鞍岳の裾野に広がる高原で、畳平に繋がるエコーラインの起点となるエリアになっております。
乗鞍高原は、標高が1,200mから1,800m付近と高く、関東平野部よりも秋の訪れが早く、一足早く紅葉を楽しむことができる高原となっております。
乗鞍高原では、ナナカマドやカエデのほか、カラマツの紅葉も楽しむことができ、赤や黄色の色鮮やかな紅葉を楽しむことができるようになっております。
乗鞍高原の紅葉の見頃の時期としましては、標高の高いエリアでは10月上旬より紅葉が始まり、順次標高の低いエリアに紅葉が下りてまいりまして、例年10月下旬頃まで紅葉を楽しむことができるようになっております。
尚、乗鞍高原の紅葉の色づき見頃状況につきましては、市民団体新まつもと物語プロジェクトさん運営のHP「新まつもと物語」内の「松本の紅葉 名所と状況」のコーナーにて、随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。
乗鞍高原の紅葉の見どころご紹介
大カエデ
乗鞍高原の代表的な紅葉スポット。
乗鞍高原に数多く植生しています「コハウチワカエデ」が大きく成長したもので、背後には乗鞍岳を望む雄大なロケーションが人気の紅葉スポットとなっております。
どじょう池
どじょうが棲んでいることに因み名付けられた名前。
水芭蕉の名所としましても有名な池でございますが、幻想的な白樺の木が独特で、写真愛好家の間では人気の撮影スポットとなっております。
まいめの池
風のない日には水鏡が美しい池で、水面に写る色鮮やかな紅葉を楽しむことができるようになっております。
大カエデと人気を二分する紅葉スポットで、大カエデ、どじょう池、まいめの池は数百メートル圏内にあり、併せて散策することができる距離感となっております。
あざみ池
一の瀬園地の駐車場から遊歩道を600mほど進んだ場所にございます森に囲まれた静かな池で、風のない日には水鏡の美しい池となっております。
併せて楽しみたい「乗鞍三名滝」
乗鞍高原には、「乗鞍三名滝」と呼ばれる名瀑もございますので、紅葉と併せて滝巡りも楽しみたいところかと思われます。
三名滝の中で一番標高の低い場所にございます「番所大滝」は、標高1,248m、幅15m、落差40mの迫力の滝となっております。
続きまして、標高が1,525mに位置しております「善五郎の滝」は、滝見台から乗鞍岳も望むことができる名瀑で、幅8m、落差21.5mの滝となっております。
標高1,840mで三名滝の中で一番標高の高い場所に位置しております「三本滝」は、小大野川・クロイ沢・無名の沢の水源の異なる3つの沢が滝となり1か所に集まる名瀑で、「日本の滝百選」にも選出、落差が50mから60mもございます滝となっております。
乗鞍高原 アクセスと駐車場
乗鞍高原へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、松本電鉄（アルピコ交通）上高地線新島々駅より乗鞍高原・休暇村行きアルピコ交通バスにて約60分、「乗鞍高原観光センター」バス停下車となっております。
長野県松本市安曇鈴蘭4306-6付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道松本インターより国道158号線経由県道84号線にて約40㎞、車で60分ほどとなっております。
観光用の無料駐車場が、乗鞍観光センター、三本滝レストハウス、休暇村向かい（牛留池）、善五郎の滝入口、一の瀬園地、まいめの池、大カエデ各所に設置されておりますが、トイレにつきましては乗鞍観光センター、三本滝レストハウス、大カエデ（仮設トイレ）など限られた場所にしか設置されておりませんので、ご注意の程お願い申し上げます。
終わりに
今回のカタスミ日記は、乗鞍高原の色づく秋の紅葉風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
関東平野部よりも早く紅葉を楽しむことができますエリアでございますので、一足早く秋の訪れを楽しんでみてはいかがでしょうか。
尚、三本滝、牛留池、善五郎の滝周辺は熊の生息地域でもございますので、熊の活動が活発な早朝などは散策を控え、日が高くなってから散策を楽しみました方が宜しいかと思われます。
2024.09.04記