【花だより】2023年7月22日現在 近江妙蓮の開花状況 近江妙蓮公園で見る世にも珍しいハスの花 アクセスと駐車場 滋賀県守山市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2023年7月22日に撮影いたしました近江妙蓮公園の近江妙蓮の開花状況をお届けいたします。
近江妙蓮公園 近江妙蓮の開花状況
滋賀県守山市に位置しております近江妙蓮公園は、希少品種の近江妙蓮を観賞することができます公園となっております。
約2,500㎡と決して広い公園ではございませんが、公園内には、妙蓮を観賞できます妙蓮池(大日池)と瑞蓮池の2つのハス池がございますほか、妙蓮に関する資料を展示しております展示資料館も設置されております。
近江妙蓮は非常に珍しいハスの一種で、もともとはインド原産で中国を経由し、慈覚大師が中国から持ち帰ったものと伝えられております。
近江妙連は、通常のハスの花とは異なり、通常花の中央にございます雄しべと雌しべが存在せず、花弁だけで花が構成され、ひとつの花に複数の花群が現れ、2,000枚から5,000枚もの花弁になる何とも不思議な蓮の花となっております。
一説には「妙な蓮」とういう意味合いで「妙蓮」と呼ばれるようになったとも言われておりますが、滋賀以外では金沢の加賀妙蓮が近江妙蓮を移植したものと言われております。
近江妙蓮の見頃の時期としましては、例年7月中旬から8月上旬頃が見頃の時期となっており、見頃期間中は入場料が必要となっております(220円)。
2023年の近江妙蓮公園の有料期間としましては、7月7日(日曜日)から8月6日(日曜日)までとなっており、見頃のピークとなります7月16日(日曜日)より7月31日(月曜日)までは通常9時開園のところを7時より早朝開園される予定となっております。
今回のカタスミ日記は、2023年7月22日に近江妙蓮公園を訪れてみましたので、写真を交えながら、近江妙連の開花状況をお届けしてまいりたいと思います。
入場料を支払いハス池に向かいます。写真左手に見えております建物が資料館となっております。
蕾はごくごく普通の蕾となっておりますが、花開くと2,000枚以上の花弁が重なります。
少し花が開き始めてまいりました状態。
伸びやかに花開く感じではございませんが、独特の存在感がございます。
更にもう少し花が開きました状態。
少々判りづらいかとも思われますが、ひとつの花の中に複数の花群も存在いたします。
近江妙連の花は、ある程度までは花弁が散るようでございますが、基本的には花弁は散らずにそのまま朽ち果ててまいりますので、朽ち果てる前の綺麗な花の状態のものを選んで撮影しております。
恐らくこれぐらいの状態の花が一番見頃の状態なのではないかと思われます。
2023年7月22日現在の近江妙連公園の近江妙蓮の開花状況としましては、咲き揃ってはいない開花状況ではございますが、既に見頃の花や朽ち果てつつある花もございます一方で、まだまだ蕾もたくさん残っており、これからが見頃のピークではないかと思われます状況となっております。
近江妙蓮公園 アクセスと駐車場
近江妙蓮公園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR東海道本線守山駅より近江鉄道バスにて「田中」バス停下車、徒歩3分ほどとなっております。
滋賀県守山市中町39付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、名神高速栗東インターより約9㎞、車で30分ほどとなっております。
無料の駐車場も完備しており、10台ほど普通車の駐車が可能となりますが、駐車場の入り口が少し入り組んでおり判りづらいところもございますので、訪れます際には充分運転にご注意の程お願い申し上げます。
具体的には、徒歩用の公園入口を過ぎ、50mほど先の細い路地を左折しました先の左手が駐車場となっております。
今回のカタスミ日記は、2023年7月22日現在の近江妙蓮公園の近江妙蓮の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
他ではなかなか見ることのできない希少な品種のハスとなっており、独特の雰囲気のございます花を楽しむことができます公園となっております。
2023.07.24記