2022年 樹齢350年の名木 長興山紹太寺のしだれ桜 見頃時期とアクセス、駐車場 神奈川県小田原市

 神奈川県名木百選にも選出されております長興山紹太寺のしだれ桜。樹齢約350年の名木は、春を迎えますと滝のように流れ落ちる花を枝垂れ、孤高の美しさを誇ります。今回のカタスミ日記は、神奈川県の西部、小田原市の長興山紹太寺のしだれ桜の咲く風景をご紹介いたします。

 

樹齢350年の名木 長興山紹太寺のしだれ桜の美しき風景

長興山紹太寺ってどんな寺院?

SIGMA sdQuattro iso100 F8 1/100sec 37mm

 神奈川県西部、小田原市に位置しております長興山紹太寺は、黄檗宗の寺院となります。

 「黄檗宗」は「おうばくしゅう」と読みますが、耳慣れない方もいらっしゃるかとも思われます。

 黄檗宗は、いわゆる禅宗のひとつで、江戸時代の初期の頃に隠元禅師によって日本に伝えられた禅宗となっております。

 禅宗と言いますと、臨済宗や曹洞宗などが有名なところかと思われますが、これらは鎌倉時代に日本に伝えられており、日本伝来の時期が少々異なる時代となっております。

 長興山紹太寺は、鉄牛和尚が開山し、開山当時は東西十四町七十間、南北十町十六間にも及ぶ広大な寺域を誇り、関東随一の黄檗宗の寺院と言われておりましたが、幕末の火災で当時の堂塔はほとんどが焼失してしまっております。

 長興山紹太寺では、中国の精進料理であります黄檗普茶料理を食することも可能で(要予約)、また江戸時代の小田原藩主稲葉氏の菩提寺にもなっております。

SIGMA sdQuattro iso100 F5.6 1/125sec 24mm

 

長興山紹太寺のしだれ桜 見頃時期

SIGMA sdQuattro iso100 F8 1/125sec 42mm

 今回ご紹介いたします長興山紹太寺のしだれ桜は、樹齢が350年とも言われます名木で、高さが13m、枝張り径が13mの堂々たる一本桜となっております。

 このしだれ桜は、稲葉正則が寛文9年(1669年)に父母と祖母の霊を弔うために植えたものとの言い伝えもございますので、樹齢350年以上と推測されます。

 神奈川県名木百選のほか、小田原市指定天然記念物にも指定されております名木で、見頃の時期としましては、例年3月中旬頃から4月上旬にかけてが見頃の時期となっております。

 長興山紹太寺のしだれ桜は、エドヒガンの枝垂れ桜で、少し小ぶりの繊細な花を咲かせ、満開になりますと滝のように流れ落ちる見事なしだれ桜となっており、アクセスが少々大変であるにもかかわらず、毎年お花見の時期になりますと多くの拝観者で賑わうお花見の名所となっております。

SIGMA sdQuattro iso100 F8 1/500sec 28mm

 

長興山紹太寺 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattro iso100 F8 1/400sec 200mm

 長興山紹太寺へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、箱根登山鉄道入生田駅(いりうだえき)より徒歩5分ほどとなっております。

 神奈川県小田原市入生田303付近

 ただし、駅より徒歩5分の上記住所付近の場所は紹太寺の本堂のある場所となり、しだれ桜の咲いております場所につきましては、駅より徒歩約20分、1.1㎞ほど離れた場所となりますので、ご注意の程お願い申し上げます。

 また、しだれ桜の咲いておりますスポットまでは、急勾配の坂道をひたすら上ってゆくこととなりますので、歩きやすい靴と飲み物などもあった方が宜しいかとも思われます。

 神奈川県小田原市入生田436付近

 上記住所付近にしだれ桜は位置しておりますが、自家用車にてのアクセスにつきましては、基本的には駐車場がございませんので、小田原駅周辺のコインパーキングよりパーク&ライドのアクセスになろうかと思われます。

 麓の紹太寺の本堂のそばに参拝者用、並びに食事用の駐車場がございますが、駐車できる台数も少なく、お花見で利用する場合は有料となってしまいますので、ご注意の程お願い申し上げます。

 また、しだれ桜の周辺道路は、お花見時期になりますと一般車両通行止めとなりますので、併せてご注意の程お願い申し上げます。

SIGMA sdQuattro iso100 F8 1/250sec 18mm

 

終わりに

 今回のカタスミ日記は、神奈川県西部に咲く孤高の一本桜、長興山紹太寺のしだれ桜の咲く風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 初めて訪れます場合には、そのアクセス道の急勾配の坂道に苦戦することが予想されますが、辿り着いた先の一本桜は見事な美しさを誇り、清らかな時間を過ごすことができるものと思われます。

 まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2022.01.20記