【花だより】2022年3月28日現在 ソメイヨシノの開花状況 小田原城址公園の桜 アクセスと駐車場 神奈川県小田原市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2022年3月28日に撮影しました小田原城址公園の桜の開花状況をお届けいたします。
小田原城址公園の桜 開花状況
小田原城址公園は、神奈川県西部、小田原市の中心地に位置しております平山城で後北条氏の本拠地となったお城となっております。
現在の城址公園は、江戸時代に再構築された近世の城郭が基礎となっており、天守閣につきましては昭和35年に再建されたものとなっております。
もともとは、中世に地元領主大森氏が八幡山に築いた山城で、後北条氏の時代には、八幡山から海岸部まで総延長約9㎞にも及ぶ土塁と空堀で小田原市街を囲み、豊臣軍勢に対抗するために整備された難攻不落の名城と言われております。
小田原城址公園では、天守閣や資料館のほかに、梅や桜、藤、花菖蒲、紫陽花、蓮の花など季節の花も楽しむことができるようになっております。
特に春の桜の時期には、神奈川県内でも人気のお花見スポットとなり、多くの方で賑わいます。
小田原城址公園には、公園内やお堀端通りに約300本のソメイヨシノが植えられており、園内では天守閣と桜、お堀端通りでは歩道の両側にソメイヨシノが並び桜のトンネルとなり、それぞれ雰囲気の異なるお花見を楽しむことができるようになっております。
小田原城址公園の桜の見頃の時期としましては、例年3月下旬から4月上旬頃が見頃の時期となっており、見頃の時期に合わせまして、「小田原城春のイルミネーション」、「小田原城さくらのライトアップ」、「ボンボリ点灯」など夜桜も楽しむことができるようにもなっております。
今回のカタスミ日記は、2022年3月28日に小田原城址公園を訪れてみましたので、写真を交えながら桜の開花状況をお届けしてゆきたいと思います。
まずは城址公園のほぼ中央に位置しております常盤木門から天守閣に向かいます。
常盤木門を入ってすぐのところのソメイヨシノが満開で零れんばかりに咲いております。
今回訪れました中で、一番咲きっぷりの良かった木になっております。
常盤木門のソメイヨシノの反対側(東側)には、オオシマザクラがあり、そちらも満開となっております。
オオシマザクラでございますので、花の開花とともに青い葉も出てきております。
本丸前の広場では、本数は多くはございませんが、ソメイヨシノが植えられており、桜と天守閣のコラボレーションを楽しむことができるようになっております。
天守閣は一段高くなっておりますので、意外と人の写り込みを気にせずに撮影を楽しむことができるようになっております。
別のアングルから天守閣をアップで。
天守閣の入口付近から見上げるようなアングルで。
城址公園の西側に位置しておりますこども遊園地でもソメイヨシノが植えられており、天守閣を望むことができるようになっております。
ただ朝早い時間帯につきましては、遊園地は閉鎖されておりますので、ご注意の程お願い申し上げます。因みにこの写真は帰り際に撮影したものとなり、下り坂のお天気は雲が多く出てきてしまっております。
こども遊園地の桜を朝一に通路から青空とともに。
こども遊園地の通路から天守閣の北側に向かいます。天守閣の周りを一周するように散策を楽しむことができるように通路が整備されております。
小田原城址公園のお花見に訪れましたら、ここは是非とも楽しんでおきたいお勧めのスポットとなり、常盤木門と二の丸隅櫓を結ぶ通路で、通路の両側にソメイヨシノが植えられており、桜のトンネルを楽しむことができるようになっております。
城址公園の周りのお堀端通りでも桜が植えられており、お堀にせり出すかのように桜が咲き競います。
お堀端通りから天守閣を望みます。
満開まではあと少しの状況となっておりますが、いかにも「お城」的な写真を撮影できるポイントになろうかと思われます。
お堀端通りの歩道では、歩道の両側にソメイヨシノが植えられており、桜のトンネルの下を散策することができるようになっておりますが、やはりお花見シーズン中は人が多く、桜のトンネルは撮影には不向きな環境になろうかと思われます。
風のない日にはお堀に映り込む桜も美しいところかと思われますので、撮影目的で訪れます場合には、そちらも楽しみたいところかと思われます。
2022年3月28日現在の小田原城址公園の桜の開花状況としましては、全体的には6分から7分咲き程度の開花状況になろうかと思われますが、暖かい気候が続きますと間もなく満開を迎えることが期待される開花状況にもなろうかと思われます。
現在でもお花見を充分に楽しむことのできます状況でございますので、混雑を避ける時間帯などを狙って楽しんでいただきたいところかと思われます。
こちらは城址公園から600mほど南側に位置しております西海子小路のソメイヨシノとなっております。
一般道となってしまいますが、通りの両側に51本のソメイヨシノが植えられており、併せて楽しんでおきたいところかと思われます。
ただ交通量のある一般道となっておりますので、車道の中央からの写真撮影は危険でございますので、周りの交通状況を意識しながらお花見を楽しんでいただきたいところかと思われます。
因みにこの写真は、T 字路の路肩から望遠で撮影したものとなっております。
お花見とは全く関係のないところとなってしまいますが、小田原を訪れましたら、是非とも市内観光も併せて楽しんでおきたいところかと思われます。
こちらはかつて小田原市内に敷設されておりました路面電車の車両。
廃線後は、長崎で活躍しておりました路面電車の車両で、64年振りに小田原に戻ってまいりました車両となっております。
こちらの車両は国道1号線沿い「箱根口ガレージ報徳広場」(神奈川県小田原市南町2-1-60付近)に設置されており、城址公園からも徒歩圏内となっております。
こちらは言わずと知れた「機動戦士ガンダム」。
ガンダムの生みの親、富野由悠季氏が小田原市出身の縁で設置されたガンダムマンホール。
背後には小田原城も描かれております。
こちらのマンホールは、市内のダイヤ商店街に設置され(神奈川県小田原市栄町2-9付近)、こちらも城址公園から徒歩圏内となっております。
城址公園のお花見と併せて楽しみたい市内観光の小ネタでございました。
小田原城址公園 アクセスと駐車場
小田原城址公園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR東海道本線小田原駅より徒歩10分ほどとなっております。
神奈川県小田原市南町1-1-40付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、西湘バイパス小田原インターより約1.6㎞、車で5分ほどとなっております。
城址公園付属の駐車場は南入口付近に、観光バス・障害者車両・バイク専用の有料駐車場が設置されておりますが、一般車両は駐車できませんので、ご注意の程お願い申し上げます。
一般車両の駐車場につきましては、城外の上記住所の小田原スポーツ会館の隣のコインパーキングなどを利用することとなりますので、お出掛けの際はお出掛け前に周辺のコインパーキングなどの場所のご確認をお願い申し上げます。
また桜の見頃時期につきましては、西海子小路沿いにお花見用の臨時駐車場が設けられ、開場時間は朝9時より17時まで、駐車料金は1回1,000円となっております。
臨時駐車場の場所につきましては、神奈川県小田原市南町2-3-4の小田原文学館から北東方向へ100mほどの西海子小路沿いに設置されておりますので、立て看板に従い、ご利用の程お願い申し上げます(城址公園から約600m)。
今回のカタスミ日記は、2022年3月28日現在の小田原城址公園の桜の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2022.03.29記