秩父の雲海 幻想的な世界が広がる美の山公園からの雲の上の風景 2024年見頃時期とアクセス・駐車場 埼玉県秩父市・皆野町
朝晩が冷え込み、寒暖差のございます季節になってまいりますと各地の雲海スポットで、雲海が発生する確率が高まる時期でもございます。関東近辺の雲海スポットしまして有名な秩父の雲海。特に秩父の夜景に雲海が広がる景色は幻想的で、人気の雲海スポットとなっております。今回のカタスミ日記は、秩父盆地に広がる雲海の眺望を楽しむことができます美の山公園から望む幻想的な風景をご紹介いたします。
美の山公園から望む幻想的な秩父の雲海の絶景
美の山公園ってどんなところ?
朝晩が冷え込み寒暖差のございます気候となってまいりますと、各地の雲海スポットでも雲海を楽しむことができる季節となってまいります。
首都圏からもアクセス良好な人気の雲海スポット、秩父盆地の雲海を楽しむことができるスポットのひとつとして、美の山公園がございます。
美の山公園の他にも、秩父の雲海を楽しむことができるスポットしましては、秩父ミューズパークなども有名なところとなりますが、比較的展望台のスペースが広い美の山公園はお勧めの雲海スポットになろうかと思われます。
美の山公園は、皆野町と秩父市にまたがる標高581.5mの蓑山の山頂付近に整備された41haの広さを誇る県立の自然公園で、公園には3ヵ所の展望台があり、それぞれ異なる眺望を楽しむことができるようになっております。
自然公園を謳うだけあって、4月には桜、5月にはヤマツツジ、6月には紫陽花、また秋には見事な紅葉も楽しむことができる公園となっております。
雲海観賞にお勧めの気象条件と見頃時期
秩父の雲海と申しますと、秩父盆地の市街地をすっぽりと覆ってしまう幻想的な雲海風景が独特の世界観を導き出しておりますが、やはり秩父市内に点在しております雲海に浮かぶ工場や、荒川に架かっております秩父公園橋などを望遠で切り撮ってみますのも独特の世界観が表現でき、おもしろいところかと思われます。
秩父の雲海の発生につきましては、例年11月頃から12月頃がピークと言われておりますが、気象条件に左右されますところも大きく、単純に寒暖差のある季節だから雲海が発生するとも限らず、狙い目としましては、雨の降った翌日の早朝、湿度がなるべく高めだが晴れ予報で風の無い日が狙い目かと思われます。
しかしながら、秩父の雲海につきましては、上のような雲海に浮かぶ街並みを観たい場合ですと、ほどほどの湿度の状況の方が程よい雲海の厚みとなる場合もございます。
最高の気象条件が揃ってしまいますと、濃い雲海が発生しまして、秩父の街をすっぽりと覆ってしまいますので、こういう場合は、少し雲海が晴れてゆきます午前中に待ち続けますと、徐々に薄くなってまいりますので、時間はかかりますが、ある程度雲海が引くのを待ってみますと違った雰囲気の風景も楽しむことができるかと思われます。
日本夜景100選 秩父の幻想的な雲海夜景
美の山公園と申しますと、秩父盆地を見渡すことができ、夜になりますと美しい夜景を楽しむことができますスポットとしても有名なところかと思われます。
雲海が関係しているかどうかは定かではございませんが、美の山公園から望みます秩父盆地の夜景は、「日本夜景100選」にも選ばれている夜景となります。
実は、雲海が発生します時間帯は、よく「早朝」に発生すると言われておりますが、秩父の雲海につきましては、条件さえ揃いますと、深夜1時頃より雲海が発生する場合もございます。
深夜の秩父盆地を覆う雲海は、街の明かりに照らされ、明るい時間帯とは異なる幻想的な世界が眼下に広がってゆきます。
秩父の雲海につきましては、筆者も何度か訪れましたことはございますが、写真愛好家の間では、早朝の雲海よりも深夜の街明かりに照らされる雲海の方が人気のようで、雲海の発生状況によりましては、深夜の時間帯の方が展望台が混み合っていることもあるような状況にもなっております。
美の山公園 アクセスと駐車場
美の山公園へのアクセスにつきましては、自家用車にて訪れるのが便利かと思われます。
公共交通機関にてのアクセスにつきましては、路線バスはございませんので、秩父鉄道皆野駅よりタクシーで20分ほど、もしくは、皆野駅より徒歩にて3.3km約90分となっております。
自家用車にてのアクセスにつきましては、関越道花園インターより、国道140号経由、皆野町役場交差点を左折し、山道を道なりに15分ほどとなっており、無料の駐車場も完備されております。
早朝の雲海を目的に訪れます場合は、山頂までの山道が霧で視界の悪い場合も多くなりますので、運転にはくれぐれもご注意の程お願い申し上げます。
埼玉県秩父市黒谷2372付近
終わりに
今回のカタスミ日記は、美の山公園から望む幻想的な秩父の雲海の風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
雲海を楽しもうという場合には、どうしても早朝、あるいは深夜からの行動となってしまいますので、防寒対策はしっかりと行ったうえで雲海を楽しんでいただきたいところかと思われます。
また、夜の雲海を目的に訪れます場合は、足元を照らす懐中電灯などを持参することもお勧めいたします。
2024.09.03記