身延山久遠寺のしだれ桜 樹齢400年を超える名木も 2025年見頃時期と開花状況・交通規制・アクセスと駐車場 山梨県身延町
関東で本格的なお花見シーズンが始まろうかという時期に、一足早く見頃を迎えます身延山のしだれ桜。身延山久遠寺境内には、樹齢400年を超えるしだれ桜の名木、また宿坊の多い西谷ではしだれ桜が咲き競うように辺り一面をピンク色の春色に染めてゆきます。今回のカタスミ日記は、しだれ桜の名所、身延山久遠寺とその周辺の春の絶景をご紹介いたします。
身延山久遠寺ってどんな寺院?
しだれ桜の名所としまして、春になりますとお花見を楽しむ人で賑わいます身延山。
日蓮宗総本山身延山久遠寺を中心としまして、身延山周辺には多くの宿坊が存在、また門前町も形成され、年間を通して参拝客や観光客で賑わうスポットとなっております。
身延山久遠寺の歴史は、750年ほど前の鎌倉時代にまで遡り、1274年(文永11年)に日蓮聖人が入山、開闢(かいびゃく)したと言われております。
身延山周辺のしだれ桜の見頃時期
身延山周辺のしだれ桜の見頃時期としましては、例年3月中旬から4月上旬頃が見頃の時期となっておりますが、イメージとしましては、関東周辺のソメイヨシノが咲き始める頃合いに見頃を迎えることが多いように感じられます。
身延山のしだれ桜の開花状況につきましては、駐車場を経営しております株式会社せいしんさんHP内の「さくら」のコーナーにて日々更新されております。また身延山久遠寺の公式HP内でライブカメラも確認することができるようになっておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申しげます。
また、観桜期には、多くの人で賑わいますので、例年周辺道路には交通規制が敷かれ、お花見用の臨時駐車場よりシャトルバスにて移動するようになり、朝9時より16時まで一般車両は総門近くの「久遠寺入口」交差点より通行止めとなり、身延町総合文化会館に設けられました臨時駐車場から身延山仲町駐車場までシャトルバスが運行される予定となっております(片道250円)ので、ご注意の程お願い申し上げます。(2025年観桜期の交通規制期間は、現時点では詳細日程が発表されておりませんが、2024年が3月23日(土曜日)から3月31日(日曜日)までとなっておりましたので、2025年につきましても同時期の規制が予想されます。)
身延山久遠寺とその周辺に咲き競うしだれ桜の絶景 見どころご紹介
久遠寺境内に咲く圧巻の樹齢400年の名木
身延山久遠寺の境内には、樹齢400年を超えると言われております名木のほか、しだれ桜が美しく咲き誇ります。
境内のしだれ桜は立派な枝ぶりで、荘厳かつ優美な様子は400年の時を経て春の美しい風景を奏でてくれております。
久遠寺の立派なお堂を背景に写真愛好家の間でも人気の撮影スポットとなっております。
山梨県内では珍しい五重塔
身延山久遠寺では、総本山らしく堂々とした立派なお堂が印象的な境内となっておりますが、山梨県内では珍しい五重塔も建立されております。
五重塔の両脇を固めるかのように桜が咲き、春の装いとなりますので、この季節だけの美しい五重塔も見どころのひとつかと思われます。
宿坊の多い西谷エリアのしだれ桜
久遠寺の境内から少し標高の低いところに位置しております西谷と呼ばれる地域にも、しだれ桜が咲き誇り、身延山のお花見を楽しむ際には併せて楽しみたいところかと思われます。
西谷エリアには、多くの宿坊が軒を並べ、所狭しとしだれ桜が咲き競っておりますが、境内の樹齢400年には及びませんが、樹齢200年とも300年とも言われておりますしだれ桜がたくさん咲いているエリアとなっておりますので、久遠寺の参拝、拝観と併せまして西谷エリアの路地の散策も楽しみたいところかと思われます。
久遠寺境内から望む西谷エリアの絶景
宿坊の多い西谷エリアは、久遠寺境内よりも標高が低いことから、久遠寺境内から一望することもできるようになっております。
宿坊を取り囲むようにしだれ桜が咲いているところが良く見え、西谷エリアがピンク色に染まる様子を見てとることができます。
西谷エリアをのんびり散策して間近にしだれ桜を楽しむも良し、境内から遠巻きに全体を見渡すも良し、色々な角度から春色に染まった風景を楽しみたいところかと思われます。
荘厳な三門と菩提梯
身延山久遠寺の麓の方では、威風堂々とした立派な三門も見どころのひとつになろうかと思われます。
三門の周辺では、桜が咲き春の装いとなります。
また、三門から本堂に続いております287段の石段「菩提梯」も見どころのひとつかと思われます。
体力と足腰に自信のございます方は、三門からそのまま菩提梯を登って本堂に向かうことも宜しいかと思われますが、菩提梯の一段一段の段差が大きく、287段の石段を登ってゆくのは、ある意味修行となろうかとも思われます。
因みに、筆者は何度か参拝しておりますが、菩提梯を登って参拝したことは初めて訪れました時の一回目のみで、以降は境内近くの有料駐車場まで車で行くか、石段ではなく車も通ることのできる坂道の方を歩いて境内に向かうようにしております。
門前町も楽しむ欲張り散策
身延山を訪れましたら、麓の門前町も楽しんでおきたいところかと思われます。
花より団子ではございませんが、身延山の名物「身延まんじゅう」などもお土産に買っておきたいところかと思われます。
見た目は素朴なおまんじゅうではございますが、しっとりとした餡子がたっぷりと入っており、是非ともご賞味いただきたいところかと思われます。
門前町には、そのほかお土産物屋さんや食事処、また門前町らしいと申しますか、数珠屋さんなども軒を並べております。
身延山 アクセスと駐車場
身延山へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR身延線身延駅より身延山行き山梨交通バスにて約12分、「身延山」バス停下車、久遠寺まで約700m、徒歩20分ほどとなっております。
山梨県南巨摩郡身延町身延4226-2付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、中部横断道下部温泉早川インターより約9㎞、車で20分ほどとなっております。
駐車場につきましては、久遠寺境内に近い上記住所付近に有料駐車場が設置されており、普通車1時間300円、以降30分毎に100円となっております。
また例年、観桜期には周辺道路の交通規制が行われ、お花見用の臨時駐車場よりシャトルバスにての移動となりますので、ご注意の程お願い申し上げます。
例年、総門近くの「久遠寺入口」交差点より先のエリアが一般車両の交通規制(通行止め) となり、期間中の臨時駐車場につきましては下記住所の「身延町総合文化会館」、臨時駐車場から身延山仲町駐車場までシャトルバスが運行されております。(2025年観桜期の交通規制期間は、現時点では未定。)
臨時駐車場発の便は、朝9時より16時まで、復路の仲町駐車場発の最終便は18時となり、片道250円となっております。
山梨県南巨摩郡身延町波木井407付近(身延町総合文化開館)
終わりに
今回のカタスミ日記は、しだれ桜の名所、身延山の春の風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
身延山境内のしだれ桜も非常に美しいものでございますが、西谷エリアに咲き誇るしだれ桜も大変美しいものとなっておりますので、時間をかけてゆっくりとお花見散策を楽しみたいところかと思われます。
2024.10.06記