【花だより】2022年3月25日現在 しだれ桜の開花状況 身延山久遠寺のしだれ桜 樹齢400年を超える名木ほか アクセスと駐車場 山梨県身延町

 季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2022年3月25日に撮影いたしました日蓮宗総本山身延山久遠寺と西谷エリアのしだれ桜の開花状況をお届けいたします。

 

日蓮宗総本山身延山久遠寺と宿坊の集まる西谷エリアのしだれ桜 開花状況

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/125sec 28mm

 1274年(文永11年)に日蓮聖人により開闢(かいびゃく)されました身延山久遠寺。

 日蓮宗の総本山となっておりますので、境内には大きく立派なお堂が立ち並ぶスケール感の大きな寺院となっております。

 堂塔の美しさ、素晴らしさとともに、春のお花見シーズンを迎えますと樹齢400年を超えるとも言われておりますしだれ桜の名所にもなっております。

 また宿坊がたくさん軒を連ねる西谷エリアにもたくさんのしだれ桜が植えられており、しだれ桜の咲く細い路地でもお花見散策を楽しむことができるようになっており、久遠寺境内の名木の荘厳な雰囲気とは異なる、ある種桃源郷のような雰囲気にも感じられますお花見スポットとなっております。

 身延山久遠寺とその周辺のしだれ桜の見頃時期としましては、例年3月下旬から4月上旬頃となっており、特に混雑いたします観桜期には周辺道路の一方通行規制なども実施されております。

 今回のカタスミ日記は、2022年3月25日に身延山久遠寺を訪れましたので、写真を交えながらしだれ桜の開花状況をお届けしてゆきたいと思います。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/30sec 46mm

 まずは総門の写真から。

 総門は、車道に建立されており、車で門をくぐるようにして久遠寺境内に向かいます。

 総門を入ってすぐの左手には、総門町営駐車場が設置されておりますので路上駐車は控えていただきますようにお願い申し上げます。

 尚、身延山周辺の駐車場につきましては、多数設置されておりますが、曜日や繁忙期などによりまして、有料となったり無料開放されたり様々なパターンがございますので、目的に合わせまして現地にて使い分けをしていただきたいところかと思われます。

 因みに、総門駐車場から久遠寺までは約2㎞離れておりますので、ご注意の程お願い申し上げます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/160sec 18mm

 堂々とした佇まいの三門にて。

 三門から本堂へは、「菩提梯」と呼ばれております287段の石段の階段を昇って行くこともできますが、足腰がかなり大変な状況になることが予想されますので、健脚自慢の方以外は女坂や男坂、あるいは車道沿いの歩道などで久遠寺本堂に向かわれた方が宜しいかとも思われます。

 三門の裏手には、参拝者用の無料駐車場が以前より設置されておりましたが、以前は未舗装でしたものが舗装化されておりました。ただ一見、軽自動車枠が多く設定されているようにも感じられましたので、普通車の駐車可能台数としましては限られたものとなろうかと思われます。

 因みに今回筆者が利用させていただきました駐車場は、三門を少し進んだ先の橋を渡り、奥に進んだところにございます南之苑臨時有料駐車場となり、3月25日につきましては無料開放(8時~16時30分)されておりました。入口の橋の袂に立て看板が設置されておりますので、現地にてご利用のご判断をお願い申し上げます(山梨県南巨摩郡身延町身延3574付近)。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/80sec 24mm

 報恩閣前のしだれ桜。

 古木らしい枝の張り方は、荘厳さを感じる美しさとなっております。

 こちらのしだれ桜は、一段高い場所に植えられておりますので、人の写り込みの無い写真を容易に撮影できる環境となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/200sec 46mm

 仏殿前のしだれ桜。

 東向きに撮影しましたので背後に写っておりますのは大客殿となっております。

 こちらのしだれ桜は、噴水のように優美な姿が印象的な木となっており、また桜の花に近づくこともできますので、人気の記念撮影スポットにもなっており、人の写り込まない写真撮影は早朝の時間帯だけになろうかと思われます。

 今回は午後からの参拝となってしまいましたので、入れ替わり立ち代わりみなさん記念撮影をされておられ、全体像を写すことは諦め、人の写り込みが少ない範囲での撮影とすることといたしました。

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/125sec 18mm

 こちらは南側から北側に向かって撮影。

 背後に写っておりますのは、仏殿となります。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/320sec 18mm

 流れ落ちるように花を咲かせておりますしだれ桜。

 ソメイヨシノとは異なる優美な雰囲気を奏でております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/60sec 39mm

 逆光の時間帯、また雲が出てきてしまい上手く撮影できておりませんが、こちらの開基堂横に咲いておりますしだれ桜も人気の記念撮影スポットとなっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F7.1 1/400sec 63mm

 しだれ桜の名所、日蓮宗総本山身延山久遠寺境内の3月25日現在のしだれ桜の開花状況としましては、見どころのメインとなります3本のしだれ桜につきましては満開、見頃の開花状況となっており、総門、三門前の桜につきましても満開、見頃の状況となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/50sec 75mm

 さて、身延山久遠寺の参拝としだれ桜の観賞とともに、宿坊が多く軒を並べます西谷エリアのしだれ桜のお花見も併せて楽しみたいところかと思われます。

 こちらは久遠寺境内から西谷エリアを見渡したもの。

 具体的に申しますと、久遠寺境内の斜行エレベーターの上の駅とトイレの間付近から西谷エリアを望むことができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/200sec 54mm

 久遠寺より西谷エリアに向かうべく坂道を下ってまいりますが、道路沿いにもしだれ桜が咲いております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/60sec 39mm

 宿坊を囲むように咲き競うしだれ桜。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/125sec 21mm

 こちらは宿坊の門の上に純白のしだれ桜が風になびいている風景が印象的で切り撮ってみました。

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 1/125sec 46mm

 西谷エリアには、車の通れないような路地があり、簾のように覆うしだれ桜の下を散策することもできるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/200sec 24mm

 こちらの宿坊のしだれ桜も知る人ぞ知る人気の撮影スポットとなっておりますが、若干見頃前の開花状況となり、満開には至っていない状況となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/160sec 147mm

 2022年3月25日現在の身延山久遠寺境内のしだれ桜の開花状況につきましては、満開、見頃のピークかと思われます開花状況となっており、また宿坊の多く集まる西谷エリアのしだれ桜につきましては、満開の木も多く見受けられますが、咲き揃っていない印象となり、7分から8分咲き程度の開花状況になろうかと思われます。

 

身延山 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/40sec 125mm

 身延山へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR身延線身延駅より山交バスにて12分ほどとなっております。

 山梨県南巨摩郡身延町身延4226-2付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、中部横断道下部温泉早川インターより約9㎞、車で20分ほどとなっております。

 例年、観桜期には周辺道路の交通規制が行われ、お花見用の臨時駐車場よりシャトルバスにての移動となりますが、2022年につきましては、3月19日(土曜日)から27日(日曜日)まで周辺道路の一方通行などの交通規制が予定されておりますが、シャトルバスの運行につきましては中止となっております。

 駐車場につきましては、久遠寺境内に近い上記住所付近に有料駐車場が設置されており、普通車1時間300円、以降30分毎に100円となっておりますほか、周辺には有料無料の駐車場が多数存在いたしますが、特に週末などは混雑が必至で、空いております駐車場を見つけましたら兎に角駐車した方が宜しいかと思われます。

 今回のカタスミ日記は、2022年3月25日現在の身延山久遠寺と西谷エリアのしだれ桜の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2022.03.26記