【花だより】2022年7月16日現在 ニッコウキスゲの開花状況 霧ケ峰高原 雲海のビーナスライン アクセスと駐車場 長野県諏訪市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2022年7月16日に撮影いたしましたビーナスライン霧ケ峰高原のニッコウキスゲの開花状況をお届けいたします。
天空のスカイライン ビーナスライン 霧ケ峰高原 ニッコウキスゲの開花状況
長野県の高原山岳ルートの「ビーナスライン」は、長野県内有数のドライブ・ツーリングコースとなっており、全国的な知名度も高い人気のスカイラインとなっております。
蓼科高原より白樺湖、車山、霧ケ峰高原、美ヶ原高原までの総延長88㎞の高原スカイラインとなり、以前は高額な通行料金が必要でございましたが、1986年頃より順次無料化が進み、2002年には全線無料化されましたスカイラインとなっております。
ビーナスライン最高地点の美ヶ原高原で、標高が1,920mとなっており、標高1,000mから2,000m級の高原を駆け抜けるルートとなっており、暑さの厳しい夏場の時期でございましても、高原の涼しい気候の中で快適なドライブ・ツーリングを楽しむことができますスカイラインとなっております。
さて、その様なビーナスラインではございますが、夏の時期には、一面にニッコウキスゲが咲き誇りますことでも知られております。
ニッコウキスゲは、ユリ科の多年草で、冷涼な夏山を中心に群生し、朝、日が昇りますと花開き、夕方には花を閉じてしまう拳ほどの山吹色の花となっております。
ビーナスラインの他には、尾瀬や日光の戦場ヶ原などの群生も有名なところとなっておりますが、ビーナスライン沿いでは、霧ケ峰高原から車山高原付近を中心にニッコウキスゲが群生しております。
ビーナスラインのニッコウキスゲの見頃の時期としましては、例年7月上旬から中旬頃が見頃の時期となっており、見頃の時期にはたくさんの方が訪れる人気のスポットとなっております。
今回のカタスミ日記は、2022年7月16日にビーナスライン霧ケ峰高原を訪れてみましたので、写真を交えながら、ニッコウキスゲの開花状況をお届けしてまいりたいと思います。
結論から先に申し上げておきますと、2022年7月16日現在のビーナスライン霧ケ峰高原のニッコウキスゲの開花状況としましては、見頃の開花状況となっておりますが、若干ピークは過ぎてしまっているようにも感じられ、見頃後半から終盤に差し掛かっている状況になろうかと思われます。
2022年の霧ケ峰高原のニッコウキスゲは、例年より若干開花が早かったようで、なかなか都合が合わなかったことと、天気予報がはっきりしない日が続いておりましたので、足を運ぶのを躊躇しておりましたが、ちょうど三連休にもなり混雑が予想されますので、土曜日の早朝にお天気が良くないのを承知の上で訪れてみました。
高原の爽やかな緑と一面に広がる黄色いニッコウキスゲには、やはり青空が似合うところかと思われますが、お天気は期待できそうにもなかったので、視点を変えて雲海狙いで早朝に訪れてみました。
まずは、人気のニッコウキスゲスポットの車山肩から。
車山肩は、ビーナスラインの車山と霧ヶ峰の間に位置し、ビーナスラインの名物のヘアピンカーブ(冒頭の写真)から1㎞ほど車山寄りの地点となっております。
駐車場から階段を上ってすぐに、ニッコウキスゲが一面に広がりますので、本格的なハイキングをしなくてもお手軽にニッコウキスゲを楽しむことができますスポットとして人気のスポットとなりますので、見頃の時期には駐車場の混雑も予想されますので、なるべく早い時間帯に訪れたいスポットになろうかと思われます。
ただ、車山肩では、鹿除けと立ち入り禁止の柵がそれぞれ設置されており(柵が二重)、撮影目的で訪れます場合には、基本的には柵の鉄線(写真手前)の間からの撮影となろうかと思われます。
すっきりと晴れておりませんのは残念なところでございますが、ニッコウキスゲの黄色い絨毯の向こうには雲海が広がっております。
目的の雲海は撮影できましたので、良しとしなければならないところでございますが、車山肩では二重の柵のために、花に近づくことができませんので、混雑が始まる前に早々に切り上げ、次のニッコウキスゲスポットの富士見台に移動いたします。
富士見台は、車山肩と車山の間に位置しておりますスポットとなり、大きな駐車場がございますので、シーズン中でも車山肩ほどの混雑はないものかと思われます。
駐車場から道路向かいの散策路を上ってまいりますと、すぐにニッコウキスゲが群生しており、数分上ってまいりますと、この様な絶景を楽しむことができるようになっております。
こちらでも雲海を望む絶景を楽しむことができましたが、ただこちらの散策路につきましては、雨上がりのタイミングなどは地面がぬかるんでおりますので、滑りにくい靴で散策されますようご注意の程お願い申し上げます。
富士見台の散策路沿いでは柵が低くなっておりますので、花に寄って間近にニッコウキスゲを楽しむことができるようになっております。
駐車場側に向かって。
赤い屋根の建物の横が、大駐車場となっております。
ニッコウキスゲの向こう側には、爽やかな草原が広がっております。
こちらは車山肩方面。
遠くの丘に黄色いニッコウキスゲが確認できますかと思われますが、そちらが先ほどの車山肩のニッコウキスゲの群生となっております。
少し印象的な風景でございましたので一枚スナップ。特に意味はございません。
2022年7月16日現在のビーナスライン(霧ケ峰高原、車山高原)のニッコウキスゲの開花状況としましては、全体的に見頃の開花状況となっておりますが、若干ピークは超えてしまっているようにも感じられ、見頃後半から終盤に差し掛かってきている状況かと思われます。
ビーナスライン 霧ケ峰高原 アクセスと駐車場
霧ケ峰高原へのアクセスと申しますと、ビーナスラインの旧霧の駅周辺へのアクセスかと誤解を与えてしまうかとも思われますが、正確には霧ケ峰高原周辺のニッコウキスゲスポットへのアクセスとなりますので、ご理解の程お願い申し上げます。
公共交通機関にてのアクセスにつきましては、JR中央本線茅野駅より車山高原行きバスにて60分ほど「車山高原」バス停下車、のちハイキングコースを徒歩となります。
自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道諏訪インターより国道152号経由で45分ほどとなっております。
ニッコウキスゲのお勧めポイントとしましては、霧ケ峰高原の「車山肩」と「富士見台」となり、共にビーナスライン沿いのエリアで、どちらも駐車場がございますが、正確な住所は設定されておりませんので、ナビ設定は少々辛い部分もあろうかと思われます。
車山肩
長野県諏訪市霧ケ峰高原車山肩
富士見台
長野県諏訪市大字四賀霧ケ峰
感覚的な位置関係をご説明いたしますと、白樺湖方面よりビーナスラインを旧霧の駅方面に向かって走り、「車山肩」は、ビーナスラインの名物のヘアピンカーブより1kmほど手前対向車線側となっております。また、「富士見台」はそこより更に2kmほど手前左手の大駐車場となっております。その名の通り、お天気の良い日には富士山を望む事のできるスポットとしまして有名でございますが、ニッコウキスゲのスポットは、駐車場側の反対側の丘となりますので、車道を横切る際は十分ご注意の程お願い申し上げます。
今回のカタスミ日記は、2022年7月16日現在のビーナスライン霧ケ峰高原のニッコウキスゲの開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2022.07.17記