【花だより】2022年2月25日現在 河津桜の開花状況 「かんなみの桜まつり」 柿沢川沿いのかんなみの桜 アクセスと駐車場 静岡県函南町
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、のどかな早春の風景が心地よい柿沢川沿いの函南の河津桜を2022年2月25日に撮影しました開花状況をお届けいたします。
「かんなみの桜まつり」 柿沢川沿いの河津桜並木 かんなみの桜の開花状況
今や全国的な知名度と広がりを見せております伊豆半島河津町発祥の早咲きの桜「河津桜」。
筆者も30年ほど前に河津町で河津桜の魅力に取りつかれましてから、様々な河津桜のお花見スポットを巡ってまいりましたが、数ある河津桜のお花見スポットの中でも、特に好んで訪れております函南町の柿沢川沿いの河津桜並木。
同じ伊豆半島の本場河津町の河津桜並木や南伊豆町の青野川沿いの河津桜並木の圧倒的な桜感は他では味わうことのできない河津桜の名所らしい風景かとも思われますが、ここ「かんなみの桜」は、とにもかくにも素朴でのどかな風景が素晴らしい河津桜のお花見スポットとなっております。
見頃のピークの時期でございましても、比較的混雑を感じずに、のんびりとした雰囲気の中でお花見を楽しむことのできるスポットになろうかと思われます。
柿沢川沿いの「かんなみの桜」は、2001年より「かんなみ桜の会」のみなさんが育て始め、柿沢川沿いの土手に約410本の河津桜の並木が続くお花見スポットとなっております。
かんなみの桜の見頃の時期としましては、例年2月下旬から3月上旬頃が見頃の時期となっており、周辺地域よりも若干見頃の時期が遅くなる河津桜のお花見スポットになろうかと思われます。
河津桜の見頃の時期に合わせまして、「かんなみの桜まつり」が開催され、2022年の開催期間としましては、2月11日(金曜日)から3月6日(日曜日)までの開催期間となっており、約2㎞(30分)と約3.5㎞(50分)の散策コースが用意されますほか、お花見用の有料無料の臨時駐車場の設置などが行われております。
今回のカタスミ日記は、2月25日に函南町柿沢川沿いの河津桜並木を訪れてみましたので、写真を交えながら、開花状況をお届けしてゆきたいと思います。
かんなみの桜の見どころの一つにもなります松の木橋からののどかな風景。
土手の桜並木はまだ咲いていない状況となっており、お花見には少し早すぎる雰囲気となっております。
因みに、土手の上に散策路があり自由に散策することができますが、ここでは基本的に桜の木は土手の下に植えられておりますので、散策の際には、目線の高さ、あるいは少し見下ろすような形でのお花見となろうかと思われます。
土手の左手が柿沢川となり右手の畑との間に桜並木が続いております。対岸につきましても、基本的には同様の風景となっております。
桜まつりの中心となります畑毛せせらぎ公園を対岸から望みます。
若干赤く染まっている河津桜が見えましたので、対岸に渡りせせらぎ公園に向かいます。
対岸から赤く見えました河津桜の木は、既に見頃を過ぎてしまっている木(写真後方)でございました。
毎年、かんなみの桜が見頃を迎えます頃に、畑毛せせらぎ公園付近の特定の数本だけ葉桜になっている他よりも早く咲く河津桜でございました。
写真手前の河津桜につきましては咲き始めで、まだたくさん蕾も見受けられます。
せせらぎと菜の花。
少し咲いております枝を見つけましたので一枚撮影。
筆者の一番のお気に入りポイントでございました新畑毛大橋の北側の並木。
まだ咲いていない状況となっておりますが、以前は未舗装でございました土手が、毎年少しずつ舗装化されてきております。
安全性への配慮からの舗装だとは思いますが、土の小径が桜並木によく似合いのどかな雰囲気を生み出してきただけに、景観的には少々残念な方向性にもなろうかと思われます。
鶴巻橋の更に北側。
こちらの並木につきましては、観光客はほとんど訪れることのない並木で静かにお花見を楽しみたい方にはお勧めのポイントとなっておりますが、やはりこちらもまだ咲いていない状況となっております。
駒形橋の手前で折り返し、松の木橋まで戻ってまいりました。
土手の斜面では黄色い菜の花が散見されますが、例年、河津桜の終盤の頃合いに菜の花が見頃を迎えますので、まだ咲き始めの段階かと思われます。
松の木橋から更に下流側(南側)、榎木橋まで散策してみますが、やはりまだ咲いていない状況となっております。
榎木橋周辺からは柿沢川の緩いカーブに沿って、桜並木が弧を描いているのがお判りいただけるかと思われます。
河津桜が満開の頃には、ピンクの弧が描かれます絶景ポイントとなっております。
また、松の木橋と榎木橋の間の土手からは、富士山の良く見えますポイントがございますので、お花見の際にはそちらも忘れずにチェックしておきたいところかと思われます。
2022年2月25日現在の函南町の柿沢川沿いの河津桜の開花状況としましては、1分咲きにも満たない開花状況となり、まだほとんど咲いていない、ちらほらと咲き始めた木が少しあるか、という開花状況となっております。
「かんなみの桜まつり」 かんなみの桜 アクセスと駐車場
かんなみの桜へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、伊豆箱根鉄道駿豆線大場駅より伊豆箱根鉄道バスにて約13分、「大橋」バス停もしくは「畑毛温泉入口」バス停下車、徒歩5分ほどとなっております。
静岡県田方郡函南町畑毛
自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速沼津インターより約18㎞、車で20分ほどとなっております。
有料臨時駐車場につきましては、開門時間は9時30分より16時30分までとなり、旅館富士見館さん(静岡県田方郡函南町畑毛226付近)より県道136号線を北へ250mほどの場所となっております。
またモラロジー道徳教育財団(静岡県田方郡函南町畑毛225-2付近)の駐車場も無料の臨時駐車場としまして桜まつり期間中20台ほどのスペースが開放されますが、月曜日は利用不可となっておりますので、ご注意の程お願い申し上げます。
今回のカタスミ日記は、函南町の柿沢川沿いの河津桜並木の2022年2月25日現在の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2022.02.27記