【花だより】2022年3月3日現在 白梅の開花状況 香雲寺の白いトンネル アクセスと駐車場 神奈川県秦野市

 季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、約200mの白いトンネルが続く秦野市の香雲寺を2022年3月3日に撮影しました白梅の開花状況をお届けいたします。

 

香雲寺の白いトンネル 白梅の開花状況

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 1/30sec 106mm

 何とも幻想的な白いトンネルではないでしょうか。

 場所は、神奈川県秦野市西田原の香雲寺。

 私事となってしまいますが、以前秦野市に住んでおりました時期がございます筆者ではございますが、このような梅の名刹があったことは存じ上げませんでした。

 今回は、初めての参拝・拝観となり、感動も大きいものとなりましたが、初めての訪問故に、特に駐車場の場所が判らずに苦戦した部分もございました。

 まずは、駐車場につきまして簡単に触れておきたいと思います。

 参道の両脇に続く白梅でございますが、参道は車が一台ぎりぎり通れる程度の道幅となっており、初めて訪れました筆者は歩行者用の参道かと思い、車で周囲をうろうろしてしまう有様となってしまいました。

 参拝者用の駐車場の場所につきましては、この道幅の狭い参道を車で進んだ先の本堂前に数台駐車可能な未舗装の駐車スペースが確保されております。

 白梅のすばらしい名刹となっておりますが、初めての方に最大の難関となるのは駐車場の場所が解りづらい点かと思われますので、先に触れさせていただきました。

 香雲寺は、小田急渋沢駅の北側5㎞ほどの場所に位置しており、1564年(永禄7年)に北波多野を所領とする大藤政信が羽根村の春窓院をこの地に再興した寺院となっております。

 曹洞宗の寺院となり、境内の堂塔につきましてはシックな外観の堂塔となっておりますが、梅の名所としまして知る人ぞ知る観梅スポットとなっております。

 香雲寺の梅で特に有名なところとしましては、約200mの参道の両脇に続く白梅の並木。

 参道の白梅は約50本と言われておりますが、背丈のある立派な梅の木となっており、道幅の狭い参道を両側から覆いかぶさるように枝が伸び、白梅の見頃の時期を迎えますと、季節限定の「白いトンネル」が出現いたします。

 香雲寺の白梅の見頃の時期としましては、例年2月中旬から3月上旬頃が見頃の時期となっており、2022年3月3日現在の開花状況としましては、ほぼ見頃の開花状況となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/100sec 21mm

 駐車場から撮影。

 本堂の手前には鐘楼と立派な白梅の木がございます。

 こちらの白梅もほぼ見頃となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/30sec 200mm

 お地蔵様と紅梅。

 白梅のトンネルと本堂の間には紅梅が植えられており、紅梅の方は満開の開花状況となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/60sec 46mm

 参道の「白いトンネル」に注目が集まりがちとなってしまいますが、境内からアングルを選びますと、この様に桃源郷のような風景も楽しむことができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/20sec 170mm

 それでは白いトンネルへ。

 まずは本堂側から、紅梅も構図に入れて撮影。

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/25sec 106mm

 少し進みまして外(南側)に向かって白梅のみを撮影。

 南北に続く参道となっておりますので、本堂側から撮影いたしますと逆光気味となってしまいます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/30sec 89mm

 更に少し進み、今度は本堂側に向かって撮影。

 この地点では黒い枝が目立っており、黒いトンネルとなってしまっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 1/30sec 106mm

 手前に白い花が写るようなポイントまで参道を進み撮影。

 いかがでしょうか。何とも言えぬ幻想的な参道ではないでしょうか。

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 1/15sec 147mm

 更にもう少し進み撮影。

 基本的には200mの間、似たような風景が続きますので、初めて訪れます場合にはベストなポイントを探すのに少々苦労する部分もあるかとも思われます。

 手前に枝が少なく、白い花が多い場所が撮影のポイントに向いているかと思われます。

 ただ参道での撮影となってしまいますので、車の通る道路でございますので、撮影の際は周囲の交通状況に充分ご注意の程お願い申し上げます。

 2022年3月3日現在の香雲寺の白梅の開花状況としましては、ほぼ見頃の開花状況となっております。

香雲寺 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/60sec 46mm

 香雲寺へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、小田急小田原線秦野駅北口より、消防庁舎前経由羽根行き神奈川中央交通バス(神奈中バス)にて約15分、「西田原八幡神社前」バス停下車、徒歩3分ほどとなっております。

 神奈川県秦野市西田原437付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速秦野中井インターより約8㎞、車で20分ほどとなっております。

 数台駐車可能な参拝者用の駐車スペースが、参道の先の本堂前に設置されておりますが、参道は狭い道路となっておりますので、車の運転には充分ご注意の程お願い申し上げます。

 今回のカタスミ日記は、白いトンネルが幻想的な秦野市香雲寺の白梅の2022年3月3日現在の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 まだまだコロナウイルス感染拡大状況は、予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2022.03.07記