【花だより】2022年3月17日現在 春めき桜の開花状況 「春木径・幸せ道桜まつり」 狩川沿いの春木径・幸せ道の春めき桜 アクセスと駐車場 神奈川県南足柄市

 季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2022年3月17日に撮影しました狩川両岸に咲く春木径・幸せ道の春めき桜の開花状況をお届けいたします。

 

「春木径・幸せ道桜まつり」狩川沿いの春木径・幸せ道の春めき桜 開花状況

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 1/100sec 125mm

 早いもので2022年も3月の半ばとなってしまいましたが、2022年のお花見につきましては、現在までは梅も桜も軒並み開花が遅れております状況となり、開花の予想が立てづらく、お花見日程のプランニングが難しい日々が続いております。

 南足柄市発祥の早咲きの桜「春めき桜」につきましても、河津桜などと同様に開花が遅れておりましたが、ここのところの温暖な気候によりまして、一気に開花が進んでまいりました状況となっております。

 春めき桜は、カンヒザクラとシナミザクラの交雑種となり、もともとは南足柄市内の農家などで彼岸の頃に咲いておりました桜の枝から市内の農園経営者が作出した早咲きの桜となり、2000年3月には品種登録も行われております桜となっております。

 早咲きの桜の代名詞と言いましても過言ではない河津桜と比べまして、まだまだ全国的な知名度はございませんが、県外では熊本や京都などで春めき桜のお花見スポットも見受けられますが、やはり春めき桜のお花見スポットとしましては、南足柄市を中心に神奈川県西部が多くなるかと思われます。

 春めき桜のお花見スポットとしまして双璧をなす一の堰ハラネ(怒田丘陵)と春木径・幸せ道(狩川沿い)は、有名なところとなっておりますが、今回のカタスミ日記は、2022年3月17日に狩川沿いの春木径・幸せ道を訪れてみましたので、写真を交えながら開花状況をお届けしてまいりたいと思います。

 春めき桜の見頃の時期としましては、例年3月中旬頃となっており、昨年が随分と開花が早かったこともあり、2022年は開花が遅れた印象となっておりますが、「卒業式の頃に咲く桜」として17日現在、見頃を迎えております。

 春めき桜の見頃の時期に合わせまして、例年「春木径・幸せ道桜まつり」が見頃時期の週末に開催されておりますが、2022年につきましては、桜まつりは開催中止となっております。

 桜まつりの開催中止に伴い、お花見用の臨時駐車場の設置は行われませんので、自家用車にて訪れます場合には駐車場の確保などご注意の程お願い申し上げます。

 狩川の大泉河原橋から神崎橋までの約1㎞の区間の土手に春めき桜が植えられており、右岸(南岸)の春木径に101本、左岸(北岸)の幸せ道に70本の春めき桜を楽しむことができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/160sec 24mm

 まずは下流側の神崎橋から両岸の並木を望みます。

 お天気が下り坂の予報でぼんやりとした風景となってしまっておりますのは少々残念なところかと思われます。また富士山も望むことのできますスポットとなりますが、霞もあり薄っすらと見えたり見えなかったりというお天気となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/80sec 21mm

 「幸せ道」の道標と春めき桜。

 まずは左岸の幸せ道を散策し、大泉河原橋にて折り返し、対岸の春木径を散策してまいります。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/125sec 21mm

 このボリューム感。

 3月17日現在、幸せ道の春めき桜はの開花状況としましては、満開、見頃のピークを迎えております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/160sec 33mm

 ほんのりと上品で可愛らしいピンク色の春めき桜。

 ぼんぼりのように纏まって花を咲かせる特徴の桜となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F10 1/125sec 39mm

 春めき桜が見頃とあって、平日にもかかわらず多くの方がお花見散策を楽しんでおられましたので、なかなか人の写り込まない写真が撮影できず、河原に降りて下から見えげるように撮影し、人の写り込みを無くしてみた一枚となります。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/100sec 63mm

 対岸の春木径に咲く春めき桜を遠巻きに望みます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/160sec 33mm

 大泉河原橋の袂にて。

 今度は右岸の春木径のお花見散策となります。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/80sec 18mm

 どちらかと申しますと、幸せ道の方が混雑しており、春木径は若干人も少なくなっております。

 筆者は遊歩道が舗装整備されております幸せ道よりも、舗装のされていない春木径の方がのどかな雰囲気を楽しむことができますので、好んでおりますが、南側の並木となってしまいますので、撮影の際には陰りや逆光のシーンが多くなろうかとも思われます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/100sec 18mm

 春木径でも河原に降りて見えげるように撮影。

 青空も見えてまいりました。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/200sec 200mm

 2022年3月17日現在の狩川沿いの春木径・幸せ道の春めき桜の開花状況としましては、満開の開花状況となっており、見頃のピークを迎えている状況となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/200sec 75mm

 番外編となってしまいますが、「お花見する白鷺」。

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 1/100sec 106mm

 「お花見する園児たち」。

 春のワンシーンに和みます。

 

春木径・幸せ道 春めき桜 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/125sec 18mm

 春木径・幸せ道へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、伊豆箱根鉄道大雄山線富士フイルム前駅より徒歩5分ほどとなっております。

 神奈川県南足柄市中沼530付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速大井松田インターより約5.5㎞、車で15分ほどとなっております。

 例年見頃の時期に桜まつりが開催されました場合には、富士フイルム辻下グラウンド(上記住所付近)が、臨時無料駐車場としまして開放されますが、桜まつりの中止、あるいは桜まつり以外の時期につきましては利用できませんので、近隣のコインパーキングの利用をお願い申し上げます。

 ご参考までに、筆者がお花見の際によく利用しておりますコインパーキングは、神崎橋南側のコインパーキング(神奈川県南足柄市中沼490付近より100mほど南)となっております。

 今回のカタスミ日記は、南足柄市発祥の春めき桜のお花見スポット、春木径・幸せ道の2022年3月17日現在の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2022.03.18記