【花だより】2021年12月15日現在 椿の開花状況 氷室椿庭園 アクセスと駐車場 神奈川県茅ヶ崎市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、200種以上の椿を楽しむことができます氷室椿庭園を2021年12月15日に撮影しました椿の開花状況をお届けいたします。
氷室椿庭園 椿の開花状況
湘南は茅ヶ崎に位置しております氷室椿庭園は、三井不動産元副社長であった氷室捷爾(しょうじ)ご夫妻の住居のある庭園となっており、園内では200種以上の椿が所狭しと育てられ、椿の見頃の時期を迎えますと溢れんばかりに色鮮やかな椿の花が咲き競い、知る人ぞ知る湘南の花の名所となっております。
氷室椿庭園の椿の見頃時期としましては、例年2月後半から4月上旬頃となっており、3月の中旬から下旬にかけてが見頃のピークとなっております。
椿の花の開花時期としましては、割と遅い時期に見頃を迎えるのではないか、という印象の氷室椿庭園ではございますが、12月を迎え、街中で山茶花や椿の花が咲いているのを見かけますと、どうしても開花状況が気になってしまうものかと思われます。
今回は、見頃のピークではないのを承知の上で、氷室椿庭園の12月15日現在の開花状況をお届けしてゆきたいと思います。
もともとは洋菓子店実業家の別荘として建てられたものでございますが、氷室夫妻が受け継ぎ住居とし、昭和初期の別荘建築の様相を伝える建物として、2018年(平成30年)に「旧氷室家住宅主屋」として国の登録有形文化財に選定されております。
建物内は常時開放はされておりませんが、外観につきましては庭園から見ることができるようになっております。
ちょっとレトロな雰囲気の屋内を窓から覗いてみます。
1991年(平成3年)に氷室夫妻のご遺族の方から茅ヶ崎市に寄贈され、現在は庭園が一般公開されております(入場無料)。
今回の訪問では、予想はしておりましたが、椿の開花状況としましては、予想以上に椿の花数は少ない状況となっております。
一部の品種でちらほらと咲いている状況ではございますが、全体としましては殆ど咲いておらず、ピークの時期を知っている者からしますと、明らかに時期が早すぎたかな、という印象となっております。
白い花が美しい「杉の戸」。
ピンクの椿も咲いております。
こちらは「富士の峯」という山茶花になります。
花数が少なく撮影できる花も少ししかございませんので、マクロ的に撮影してみました。
ピンクの花も。
散ってしまった椿の花も趣がございます。
数は多くはございませんが、庭園にはラッパ水仙も植えられており、少し咲き始めております。
現在見頃と言いますと、万両が真っ赤になっております。
また、コバノズイナも赤く紅葉しております。
12月15日現在の氷室椿庭園の椿の開花状況としましては、品種によってはちらほらと咲いてはおりますが、全体的には花数の少ない開花状況となっており、やはり2月、3月の見頃までもう少し時間が必要か、と思われる状況となっております。
氷室椿庭園 アクセスと駐車場
氷室椿庭園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR東海道本線茅ヶ崎駅より約1.2㎞、徒歩にて20分ほどとなっております。
神奈川県茅ヶ崎市東海岸南3-2-41付近
入園は無料となっておりますが、月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始は休園日となっておりますので、ご注意の程お願い申し上げます(ただし、3月は無休)。
開園時間は、朝9時から17時までとなっております(5月~1月は10時より16時まで)。
尚、駐車場につきましては基本的にございませんので、公共交通機関にてのアクセスが基本となろうかと思われますが、自家用車にてアクセスする場合には付近のコインパーキングのご利用をお願い申し上げます。(身体障がい者用駐車場は敷地内に2台分用意されておりますが、ご利用の際は事前予約が必要となっております。)
付近のコインパーキングとしましては、三井のリパーク茅ヶ崎東海岸南1丁目駐車場(神奈川県茅ケ崎市東海岸南1-9-4)などとなっており、距離にして約400m、徒歩5分ほど離れた場所となっております。
今回のカタスミ日記は、氷室椿庭園の12月15日現在の椿の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2021.12.17記