行田古代蓮の里「行田蓮まつり」 2023年見頃時期と開花状況、アクセスと駐車場 埼玉県行田市

 梅雨時の風景と言いますとやはり紫陽花、しっとりと咲く情緒あふれる光景が各地で観られますが、その一方で梅雨明けの頃になりますと、美しい大輪を咲かせる蓮の花が各地で見頃を迎えます。今回のカタスミ日記は、ピンクの大輪が美しい古代蓮を楽しむことができます行田古代蓮の里の風景をご紹介いたします。

 

古代蓮を観るなら行田古代蓮の里

SIGMA SD1Merrill iso100 F5.6 1/160sec 74mm

 梅雨のピークの頃から、次第に暑さも増してまいりますが、その頃から美しいピンクの花を咲かせる古代蓮。

 埼玉県行田市には古代蓮を楽しむことができます古代蓮の里という公園がございます。

 蓮の花のイメージと言いますと、池に生い茂っている葉っぱの中にポツンポツンと咲いているだけでしょう、というのが蓮に対するイメージの方も多いかと思われます。

 正直なところ行田古代蓮の里は、そのイメージとは少しスケール感が異なるものがございます。東京ドーム約3個分、14haの広大な公園として整備されており、古代蓮は公園の中の東と西の2つの池に咲き誇ります。

 この2つの池は結構な広さの池となっており、池の中に木道の散策路なども整備され、池の周囲の散策路と共にいろいろな角度から古代蓮を楽しむことができるようになっております。

 蓮の花がちょうど背丈ほどのところで咲いており、拳よりも大きなピンクの大輪を間近で観賞することができ、予想よりも迫力のございます蓮の花を楽しむことができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/125sec 25mm

 公園のランドマーク的存在の地上50mの高さの古代蓮会館のタワー(9時から16時入場400円、月曜休館、蓮の開花期間中は異なる場合あり)からは、古代蓮の咲いている池を眼下に見渡すこともできるようになっております。

 古代蓮(行田蓮)につきましては、1400年前から3000年前の蓮と言われておりますが、行田古代蓮の里では地中深く眠っていた種子が、公共施設建設工事の際に偶然出土、自然発芽し、池に開花したものと言われております。

 何とも太古のロマンを感じる逸話でございます。

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行田古代蓮の里 蓮の見頃時期と蓮まつり

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 その様な太古のロマンを感じる古代蓮の花でございますが、その美しいピンクの大輪は神秘的な雰囲気を醸し出し、ゆっくりと時間をかけて観賞したいところでもございます。

 しかしながら、蓮の花は、早朝に花を開き始め、午後からは花を閉じてしまう性質の花となりますので、古代蓮を楽しみたい場合は、朝7時頃から午前9時頃までが、お勧めの時間帯となろうかと思われます。ゆっくり観たいけど、ゆっくり観てると見頃の時間帯を過ぎてしまう、というジレンマに陥ってしまいますが、時間と共に咲き具合が変化してゆきますので、午前中の早めの時間帯に訪れた方が宜しいかと思われます。

 古代蓮の見頃の時期としましては、例年6月中旬から8月上旬頃までとも言われておりますが、7月上旬から中旬頃がピークの時期になろうかと思われます。

 尚、行田古代蓮の里の古代蓮の開花状況につきましては、古代蓮会館さんのInstagramアカウントにて園内の様子を随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。

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 また、例年古代蓮の見頃の時期に合わせまして、蓮まつりが開催されておりますが、2023年「行田カ蓮まつり」の開催につきましては、昨年同様開催が見送られることとなってしまいましたが、園内は自由に散策できるようになっており、蓮の花は楽しむことができるようになっております。

 ところで、蓮の花と睡蓮の花を混同してしまう人も多いのではないでしょうか。

 いろいろな違いはございますかとは思われますが、睡蓮の花は水面に浮かぶように咲き、蓮の花は水面から高い所に花と葉っぱを付けるのが特徴となっております。また所謂、レンコンは、蓮の花の地下茎となります。

2023年6月24日現在 最新開花状況

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行田蓮(古代蓮)と合わせて楽しみたい「世界の蓮園」

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 行田古代蓮の里では、古代蓮の咲く蓮池とは別に、駐車場からすぐの場所に「世界の蓮園」が設置されており、約40種類の世界各地の蓮の花も楽しむことができるようになっております。

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 行田蓮と雰囲気は似ておりますが、古代蓮の代表的な品種「大賀蓮」。

 鮮やかなピンクの花が神秘的な大賀蓮は、千葉公園や府中市郷土の森公園などのほか、今や全国各地で楽しむことのできます古代蓮となっております。

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 八重の花が重厚な雰囲気で、花弁が100枚から120枚にもなる「西湖蓮」。

 外側の花弁が薄っすらと緑を帯びておりますのが特徴となっております。

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 淡い色合いで、白、黄色、ピンク色のグラデーションが美しい「舞妃蓮」。

 この他、様々な色、形の蓮の花を楽しむことができますので、飽きることなく蓮の花の観賞を楽しむことができるかと思われます。

 

行田古代蓮の里 アクセスと駐車場

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 行田古代蓮の里へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR高崎線行田駅より市内循環バスの観光拠点循環コースにて「古代蓮の里」バス停下車すぐとなっております。

 また、蓮の花が見頃となります6月24日から7月末までの土曜日・日曜日と7月17日(祝日)につきましては、JR高崎線行田駅より古代蓮の里まで無料シャトルバスも運行される予定となっておりますので、関連施設のHPなどにてご確認の程お願い申し上げます。

 埼玉県行田市大字小針2375-1付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、、東北道羽生インターより約10㎞、車で20分ほど、もしくは関越道東松山インターより約18㎞、車で40分ほどとなっております。

 大駐車場を完備しておりますが、蓮の花の開花期間中は有料となっております(普通車500円)のでご注意の程お願い申し上げます。尚、駐車場が有料となります時間帯は、早朝5時から14時までとなっております。

2023年6月24日現在 最新開花状況

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/100sec 110mm

 

終わりに

 今回のカタスミ日記は、行田市のピンクの大輪が美しい古代蓮の里の蓮の咲き誇る風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 蓮の花と申しますと池の外から遠巻きに眺めるイメージを持たれる方も多いかと思われますが、間近に大輪を楽しむことができる公園となっており、思いのほか迫力の蓮の花を楽しむことができるのではないかと思われます。

2023.06.21記