美の山公園の雲海とあじさい 2022年見頃時期とアクセス、駐車場 埼玉県皆野町・秩父市
梅雨時の季節の花と申しますと「あじさい」。全国各地に紫陽花の名所はございますが、秩父盆地を見下ろす美の山公園では、雲海と紫陽花の共演を楽しむことのできます絶景公園となっております。今回のカタスミ日記は、埼玉県内有数の紫陽花の名所、美の山公園の紫陽花の咲く風景をご紹介いたします。
眼下に雲海が広がる美の山公園に咲くあじさい
秩父盆地の雲海が観られるスポットとしましても有名な美の山公園。
皆野町と秩父市にまたがる標高581.5mの蓑山の山頂付近に整備された41haの広さを誇る県立の自然公園になります。
公園には3ヵ所の展望台が設置されており、それぞれ異なる眺望を楽しむことができるようになっており、写真愛好家の間でも人気の撮影スポットとなっております。
自然公園と謳うだけあって、4月には桜、5月にはヤマツツジ、6月には紫陽花、また秋には見事な紅葉も楽しむことができ、四季折々の季節の花木も楽しむことができるようになっております。
雲海と紫陽花の共演を楽しむことができるスポットとしまして、紫陽花が見頃の時期になりますと早朝から紫陽花を楽しむ人で賑わうスポットにもなっております。
紫陽花と雲海のコラボレーションを写真に撮影する際は、なるべく背景が雲海と判るように撮影することがポイントになろうかと思われます。
上の写真のように中途半端に撮影してしまいますと、「ただの曇り空に咲く紫陽花」になってしまうこともございます。
撮影目的で訪れます場合には、手前の紫陽花が暗く、雲海が明るすぎて、露出の差が発生いたしますので、できればGNDフィルターやハーフフィルターなど露出の調整のできるフィルターを持参された方が便利かと思われます。
美の山公園 アジサイ園地 紫陽花の見頃時期
美の山公園のアジサイ園地では、約1.2haの敷地に、西洋アジサイやガクアジサイなど約4,500株の紫陽花が群生しており、東側斜面いっぱいに咲き誇る紫陽花を楽しむことができるようになっております。
美の山公園の紫陽花の見頃時期としましては、標高が高いこともございまして、首都圏の平野部よりも若干遅く、例年6月下旬から7月上旬頃が見頃の時期となっております。
併せて雲海も楽しみたいという方は、雨の降った翌日が晴れ予報の日の早朝が雲海が発生しやすいので狙い目かと思われます。
雲海のない良く晴れた日にも楽しみたい美の山公園の紫陽花
東側斜面に広がりますアジサイ園地は、東展望台から見渡すことができ、一面に広がる紫陽花を楽しみたい場合には、良く晴れたお天気の日がお勧めになろうかと思われます。
アジサイ園地の中には、散策路が整備され、上から、下から、様々な角度から紫陽花の花を楽しむことができるようになっております。
散策路につきましては、平服でも問題はございませんが、階段の場所もございますので、歩きやすい靴の方が宜しいかとも思われます。
アジサイ園地を散策路に従って下の方まで下りてまいりますと、真っ白いアナベルが植えられておりますエリアもございますので、展望台から望むだけではなく散策路の散策も楽しみたいところかと思われます。
美の山公園から観る秩父雲海と夜景
さて、雲海スポットとしまして有名な美の山公園でございますが、アジサイ園地を望む東展望台からの雲海も雄大な風景を楽しむことができるようになっておりますが、武甲山と秩父盆地を望む事のできます入口展望台と山頂展望台の方が雲海スポットとしましては人気の展望台になろうかと思われます。
秩父の雲海を一躍有名にしたのは、秩父盆地の市街地の街灯の明かりが雲海に広がる夜景が幻想的で、多くの方を魅了するところとなっております。
「日本夜景100選」にも選出されております秩父の夜景でございますが、秩父雲海の発生しやすい季節としましては、11月から12月頃がピークと言われておりますが、気象条件さえ揃いますと年間を通して発生いたしますので、お天気と相談しながら雲海を楽しみたいところかと思われます。
もちろん幻想的な夜の雲海は大きな見どころとなっておりますが、早朝の青空のもとに広がる真っ白い雲海も絶景でございますので、日が昇ってからも楽しみたいところかと思われます。
美の山公園 アクセスと駐車場
美の山公園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、路線バスはございませんので、秩父鉄道皆野駅よりタクシーで20分ほど、もしくは、皆野駅より徒歩にて3.3km、約90分となっております。
埼玉県秩父市黒谷2372付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、関越道花園インターより、国道140号経由、皆野町役場交差点を左折し、山道を道なりに15分ほどとなっております。
無料の公園駐車場も数ヵ所設置されております。
尚、早朝の雲海を目的に訪れます場合は、山頂までの山道が霧で視界の悪い場合も多くなりますので、運転にはくれぐれもご注意の程お願い申し上げます。
終わりに
今回のカタスミ日記は、紫陽花の名所の中でも珍しい雲海とのコラボレーションを楽しむことができます美の山公園の風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
雲海は、気象条件が揃いませんと観ることができませんので、観れたらラッキーくらいの気持ちでお気軽に出掛けてみるもよし、雲海を是非観てみたいので、事前にしっかり情報収集してから臨むもよし、様々な楽しみ方があるかと思われます。
まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2022.06.06記