【花だより】2023年5月4日現在 牡丹の開花状況 「信州のぼたん寺」玄向寺のぼたん庭園 アクセスと駐車場 長野県松本市

 季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2023年5月4日に撮影いたしました玄向寺の牡丹の開花状況をお届けいたします。

 

「信州のぼたん寺」玄向寺 牡丹の開花状況

SIGMA sdQuattroH iso200 F5.6 1/160sec 75mm

 長野県松本市に位置しております玄向寺は、阿弥陀如来をご本尊とします浄土宗の寺院となり、松本城主の水野公菩提所にもなっており、1561年の室町時代に創建されました歴史ある寺院となっております。

 玄向寺では、1885年(明治18年)より牡丹を植えはじめ、代々引き継がれ、現在では約120種類、1,350株の牡丹が植えられ、「信州のぼたん寺」と呼ばれ親しまれている牡丹の名所となっております。

 玄向寺の牡丹の見頃の時期としましては、例年5月上旬から中旬頃が見頃の時期となっており、見頃の時期には「ぼたん祭雅楽演奏会」なども開催され、2023年につきましては5月14日(日曜日)の14時より15時30分の開催が予定されております。

 今回のカタスミ日記は、2023年5月4日に玄向寺を訪れてみましたので、写真を交えながら、ぼたんの開花状況をお届けしてまいりたいと思います。

SIGMA sdQuattroH iso100 F7.1 1/50sec 28mm

 玄向寺のぼたんは、本堂前の県道沿いの広場と本堂脇から旧本堂前の「ぼたん庭園」、仁王門から観音堂に続く参道の3つのエリアで楽しむことができるようになっております。

 まずは本堂前の広場から。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/200sec 106mm

 本堂前の広場の牡丹は数こそは多くはございませんが、遠くに雪山を望みながら牡丹の花を楽しむことができ、また境内の外にはのどかな田園が広がり、水を張った田んぼに雪山が映り込む信州らしい春の風景も楽しむことができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F6.3 1/160sec 89mm

 玄向寺の牡丹のメインとなりますのは、松本市の名勝にも指定されております「ぼたん庭園」になろうかと思われます。

 庭園では、所狭しと牡丹が植えられ、大輪が咲き競い、寺院特有の落ち着いた雰囲気の中で牡丹の花を観賞することができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F5.6 1/640sec 75mm

 赤、白、ピンク、紫と華やかに咲き競う牡丹の花でございますが、終盤には黄色の牡丹が花開き、その後は芍薬の花も楽しむことができるとの事でございます。

SIGMA sdQuattroH iso200 F5.6 1/40sec 33mm

 ぼたん庭園から山門を出ますと、仁王門の裏手の参道となり、参道沿いでも牡丹の花を楽しむことができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso200 F5.6 1/125sec 63mm

 参道では、六地蔵尊、松本三十三番観音像、百体観音像等の石仏も並んでおり、それらと共に牡丹の花を観賞することができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F6.3 1/160sec 200mm

 2023年5月4日現在の玄向寺の牡丹の開花状況としましては、見頃の開花状況で、色鮮やかな大輪を楽しむことができます状況となっております。

 因みに、玄向寺の背後が山に覆われておりますので、朝早い時間帯は陰ってしまっておりますので、撮影目的で訪れます場合には、日の高くなった時間帯の方がお勧めになろうかと思われます。

 

「信州のぼたん寺」玄向寺 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso100 F5.6 1/500sec 46mm

 玄向寺へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR篠ノ井線松本駅前バスターミナルより美ヶ原温泉行き松本市コミュニティバス「ぐるっとまつもとバス」にて約25分、「美ヶ原温泉」バス停下車、徒歩15分ほどとなっております。

 長野県松本市大村681付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、長野道松本インターより約7.1㎞、車で20分ほどとなっております。

 仁王門隣り(県道284号惣社岡田線沿い)と仁王門奥に参拝者用無料駐車場も設置されておりますので、自家用車にてのアクセスが便利かと思われます。

 今回のカタスミ日記は、2023年5月4日現在の「信州のぼたん寺」玄向寺の牡丹の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2023.05.08記