【花だより】2024年3月25日現在 大雄紅桜の開花状況 大雄町花咲く里山桜祭り アクセスと駐車場 神奈川県南足柄市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2024年3月25日に撮影いたしました大雄町花咲く里山の大雄紅桜の開花状況をお届けいたします。
大雄町花咲く里山 大雄紅桜の開花状況
神奈川県南足柄市に位置しております大雄町花咲く里山は、春の桜や花桃、秋のざる菊など四季折々の花木を楽しむことができる花の名所となっております。
花咲く里山の周辺地域は、上総川沿いに広がる山郷で、昔ながらの里地里山の風景が今もよく残されている地域としまして、神奈川県里地里山保全等地域にも指定され、風光明媚な里山風景を楽しむことができ、「大雄町・花咲く里山コース」としまして神奈川県西地域ウォーキングコースのひとつにも選定されております。
そのような大雄町花咲く里山でございますが、特に大雄町の固有種「大雄紅桜」が見頃を迎えます時期には、あたり一面にピンクの桜が咲き誇り、知る人ぞ知るお花見の名所となっております。
「大雄紅桜」につきましては、土地の所有者が田んぼの畔に自生していた1本の珍しい桜を平塚農業試験場で調査してもらいました結果、新種と判明し、2010年(平成22年)に品種登録も行われました桜となっております。
大雄紅桜は、寒緋桜とソメイヨシノの自然交雑種と言われ、色鮮やかなピンク色の花を咲かせる早咲きの桜となっております。
大雄町花咲く里山では、現在では130本以上の大雄紅桜を楽しむことができ、大雄紅桜の見頃の時期としましては、例年3月中旬から4月上旬頃が見頃の時期となっており、イメージとしましては、春めき桜が見頃終盤の頃からソメイヨシノが咲き始める頃が見頃の中心になろうかと思われます。
花咲く里山では、桜や花桃が見頃の時期に合わせまして、「大雄町花咲く里山桜祭り」が3月中旬から4月上旬に開催され、お花見用無料臨時駐車場の設置や地元農産物の販売などが行われる予定となっております。
今回のカタスミ日記は、2024年3月25日に大雄町花咲く里山を訪れてみましたので、写真を交えながら、大雄紅桜の開花状況をお届けしてまいりたいと思います。
大雄紅桜は、花の容姿は土肥桜の紅種に似ておりますが、全体的にもう少しスラッとした印象の容姿で、色はやや河津桜に近い鮮やかなピンク色となっております。
大雄山最乗寺の仁王門の付近から脇道に入って行き、山郷的に道幅の狭い道路となりますので、自家用車にて訪れます場合には車の運転にはご注意の程お願い申し上げます。
写真は、見どころのほぼ中央に設置されております臨時駐車場のアプローチ道路にて。
生憎の雨のお天気でございますが、ピンク色が鮮やかでございますので、何とか撮影を行ってまいりたいと思います。
駐車場入口の東側から。
先程のアプローチ道路も写っておりますが、背後の山にはたくさんの大雄紅桜が植えられており、桃源郷のような里山風景を楽しむことができるようになっております。
こちらは先程の場所をアングルを変え、西側から撮影したものでございますが、生憎の雨模様で、青空でございましたら、ピンクが良く映えるのではないかと悔やまれる一枚となっております。
因みに、白い桜は春めき桜で、見頃終盤に差し掛かってきてはおりますが、ピンクの大雄紅桜の中でアクセントになって美しい風景を奏でてくれております。
また、菜の花畑というほどは大規模なものではございませんが、田舎の春らしく随所に黄色い菜の花が咲いており、ピンクと黄色の春らしいコントラストも楽しむことができるようになっております。
「大雄町・花咲く里山コース」の道標と大雄紅桜。
2024年3月25日現在の大雄町花咲く里山の大雄紅桜の開花状況としましては、ほぼ満開の開花状況となり、見頃の状況となっております。
大雄町花咲く里山 アクセスと駐車場
大雄町花咲く里山へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、伊豆箱根鉄道大雄山線大雄山駅より、道了尊行き伊豆箱根バスにて約3分、「仁王門」バス停下車、徒歩にて10分ほど(約850m)となっております。
神奈川県南足柄市大雄町1301付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速大井松田インターより約7㎞、車で20分ほどとなっております。
桜の開花期間中につきましては、20台ほど駐車できますお花見用無料臨時駐車場が設置され、入口に小さく案内表示も掲示されておりますので、迷うことはないとは思われますが、付近は車の入れ違いの困難な狭小な道路となっておりますので、車の運転には充分ご注意の程お願い申し上げます。
今回のカタスミ日記は、2024年3月25日現在の大雄町花咲く里山の大雄紅桜の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
ほぼここでしか見ることのできない固有種となっておりますので、非常に貴重な桜でございますが、密度感も素晴らしく、春らしい里山風景を楽しむことができるお花見スポットになろうかと思われます。
2024.03.26記
2024.04.01追記
お花見用臨時駐車場が閉鎖され、2024年4月1日現在、お花見用駐車場はございません。周辺は、車の入れ違い、Uターンもままならない狭小な道路となっておりますので、自家用車にて訪れます場合には駅周辺のコインパーキングなどご利用の程お願い申し上げます。