2022年 爽やかな新緑の美しい雲洞庵 初夏の風景 アクセスと駐車場 新潟県南魚沼市

 越後一の寺、日本一の庵寺とも言われ南魚沼の外れに佇むように静寂の世界を綴る雲洞庵。「雲洞庵の土踏んだか」と言われますように広く信仰を集め、越後有数の禅寺として名を馳せております。雲洞庵の境内では、紅葉もさることながら新緑の美しさも格別のものがございます。今回のカタスミ日記は、初夏の雲洞庵の新緑の風景をご紹介いたします。

 

雲洞庵ってどんな寺院?

SIGMA SD15 iso100 F4.5 1/80sec 87mm

 新緑の美しい季節となってまいりました。

 日本一の庵寺とも言われております越後の雲洞庵。曹洞宗の禅寺で山号は金城山になります。

 もともとは奈良時代に藤原房前の母君が出家して庵を結んだのが始まりと言われておりますが、母君没後に房前が建立した寺院となっております。

 また尼寺として600年余り女人救済の庵寺として栄えましたが、後の室町時代に上杉憲実により禅宗(曹洞宗)の寺院となっております。

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 以前は特別な日にのみ開門されたと伝えられております趣のある赤門。

SIGMA SD15 iso200 F7.1 1/100sec 24mm

 赤門から本堂に向かって真っすぐに石畳の参道が続いております。この石畳の下には、法華経が一石一文字ずつ記されていると言われ、石畳を踏みしめて参拝しますと、罪業消滅、万福多幸の御利益があると言われ、「雲洞庵の土踏んだか」という言い回しに繋がっているところとなっております。

 またドラマで話題の、上杉景勝と直江兼続が幼少期に身を寄せ学んだ寺院が雲洞庵とも言われております。

SIGMA SD15 iso100 F4.5 1/125sec 105mm

 

新緑の美しい雲洞庵

SIGMA SD15 iso200 F5.6 1/80sec 24mm

 雲洞庵の境内は緑豊かな境内となっており、初夏を迎える頃になりますと、新緑の美しい風景が奏でられます。

 鐘楼堂や本堂の周辺でも青もみじが美しいところとなりますが、特に筆者がお勧めするところとしましては、堂内から望む緑が美しいので、参拝した際には是非とも堂内へも足を運んでいただきたいところかと思われます。

 堂内への入口としましては、本堂脇に位置しております庫裡からとなっております。

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 庫裡からは堂内伝いに、本堂、開山堂、坐禅道、観音堂、客殿を見学・参拝することができ、窓からは眩しい緑を楽しむことができるようになっております。

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 客殿の室内から望む境内。緑溢れる中に杉の大木がそそり立つ印象的な風景。

 また、客殿は開放的な建物となっており、緑との距離感が近く、静かに新緑を楽しむことができるようになっております。

SIGMA SD15 iso200 F5.6 1/60sec 24mm

 

雲洞庵 アクセスと駐車場

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 雲洞庵へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR上越線塩沢駅よりタクシーにて10分ほどとなっております。

 新潟県南魚沼市雲洞660付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、関越道塩沢石打インターより約9㎞、車で15分ほどとなっております。

 また40台ほど駐車可能な参拝者用無料の駐車場も設置されております。

 拝観料は300円となり、拝観時間は、夏季は朝9時より17時までとなり、冬季は10時より15時までとなっております。

 

終わりに

 今回のカタスミ日記は、日本一の庵寺と言われます金城山雲洞庵の初夏の風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 特に静かな雰囲気の中で新緑を楽しみたいという方にはお勧めのスポットかと思われます。

 まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2022.04.20記