【水辺の風景】白山手取川ジオパーク 手取峡谷のエメラルドグリーンの美しき世界 アクセスと駐車場 石川県白山市

 灼熱の夏を迎え、夏真っ盛りの気候が続いておりますが、その様な暑い夏には、涼し気な水辺で涼を求めたくなってしまうものかと思われます。今回のカタスミ日記「水辺の風景」は、白山手取川ジオパークにも認定されておりますエメラルドグリーンの世界が美しい石川県白山市の手取峡谷をご紹介いたします。

 

日本ジオパーク認定 白山手取川ジオパーク

SIGMA sdQuattro iso100 F5 1/50sec 18mm

 今回ご紹介いたします手取峡谷は、「白山手取川ジオパーク」として日本ジオパークに認定されているスポットとなります。

 関東近辺でジオパークと言いますと、伊豆半島ジオパークが思い浮かびますが、伊豆半島の方は確かユネスコ世界ジオパークに認定されていたと記憶しております。

 世界ジオパークに認定されるにはユネスコの審査等が必要でなかなか大変な部分もあろうかと思われます。

 日本ジオパークも基本的には世界ジオパークと目指している方向性は同じであると認識しておりますし、今回ご紹介いたします手取峡谷は非常に貴重な大地の歴史を感じられるスポットとなっております。

 日本ジオパークは、国内に35の地域をジオパークとして認定しております。

 その様な白山手取川ジオパークですが、2,000万年前とも言われます火山活動による堆積物やその後の環境変化によりまして、一帯の雄大で貴重な自然が形成され、白山市全域がジオパークとして認定されております。

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手取峡谷のエメラルドグリーンの美しき世界

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 その様な白山手取川ジオパークではございますが、今回はその中でも的を絞りまして、手取峡谷についてご紹介してゆきたいと思います。

 手取峡谷は、2,000万年前とも言われます時期の火山活動によって形成された地層が、手取川の水によって浸食され、約8㎞に渡る広い範囲で高さ20mから30mほどの絶壁が続いている峡谷となります。

 余談となってしまいますが、「渓谷」に対して「峡谷」は、その幅に対して深く切り立ったV字状の谷の事を言い、手取峡谷も切り立つ両岸が印象的な谷となっております。

 実は筆者は現地を訪れるまでは、全く手取峡谷の存在を知りませんでした。白山白川郷ホワイトロードを楽しんだ後に金沢方面に向かっているところで、たまたま途中で案内を発見し、立ち寄らせていただいた次第でございます。

 しかしながら、思いのほか素晴らしく、エメラルドグリーンの水と周りの木々が美しく、強く印象に残っている風景となります。

 手取峡谷は、約8㎞にも渡る長さでありますので、見どころはいろいろとございますが、訪問時は予備知識のない状態でしたので、アクセスの簡単そうな不老橋と錦ヶ滝に向かう事としました。

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 不老橋からの眺望は、手取峡谷の切り立った絶壁が続く様子が良く分かる見晴らしで、直線的な美しさもございます。

 不老橋からの眺望を楽しんだ後には錦ヶ滝に向かいます。

 錦ヶ滝は落差が32mの水量の豊富な滝で、手取川の側面に落ちてゆく豪快、かつ美しい滝となっております。

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 エメラルドグリーンの水の美しさ、切り立った絶壁と緑の木々、そして高さのある美しい滝。左右逆にしますと高千穂峡ではないのか、と少し感感じてしまいますところもございます。

 錦ヶ滝の駐車場から遊歩道が二手に分かれており、一方は展望台へ、もう一方は滝の下の岩場の方に続いております。

 展望台までの遊歩道は歩きやすく、展望台からは滝の美しい全体像を望むことができるようになっております。

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 もう一方の岩場への遊歩道は、狭く急な階段で岩場まで下りてゆく事となりますので、滑りにくく歩きやすい靴や服装で向かわれることをお勧めいたします。

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 水しぶきが飛んでくるような近くの岩場まで行くことができるようになっており、間近で迫力の滝を楽しむことができるようになっております。

 また反対側を望みますと、美しい峡谷と、その先には先ほどの展望台が見える眺望となっております。

 滝の周辺は足場が良いとは言えないような岩場で、柵などもございませんので、川に落下しないようくれぐれもご注意の上、美しい峡谷を楽しみたいところかと思われえます。

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手取峡谷 アクセスと駐車場

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 手取峡谷へのアクセスにつきましては、公共交通機関利用の場合は市内の駅よりタクシー等の利用となると考えられます。

 無料の駐車スペースが確保されておりますので、自家用車にてのアクセスがお勧めかと思われます。

 不老橋駐車場 : 石川県白山市吉野81付近

 錦ヶ滝いこいの森駐車場 : 石川県白山市下吉谷町1付近

 

終わりに

 今回のカタスミ日記は、エメラルドグリーンの美しい手取峡谷の風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2021.08.15記