宇久須神社(うぐすじんじゃ)の椿寒桜 2025年見頃時期と開花状況・アクセスと駐車場 静岡県西伊豆町
夕日が美しい西伊豆町に静かに鎮座する宇久須神社には、非常に珍しい椿寒桜が植えられております。今回のカタスミ日記は、宇久須神社の椿寒桜の咲く早春の風景をご紹介いたします。
宇久須神社ってどんな神社?
静岡県西伊豆町に鎮座いたします宇久須神社は、積羽八重事代主命をご祭神とします神社となっております。
「宇久須」と書きまして「ウグス」と読み、かつては神社の境内に大きなクスノキがあり、宇久須の地名は大楠(オオクス)が訛って「ウグス」となったと伝えられております。
宇久須神社では、全体に青銅版の鋳金が施され、中央の唐草透かし彫りの上に打ち出された昇り藤の定紋と、上段下段の庇に刻まれた宝珠を大きな特徴とする優美で精巧を究めた六角形の釣り灯篭が県の指定有形文化財に指定されておりますほか、近年では夏季に「風鈴神社」と銘打ち、拝殿に青いガラスの風鈴を飾るのも話題となっております。
因みに、宇久須地区は、かつてはガラスの原料となる珪石の一大産地であり、現在は採石は行われておりませんが、黄金崎クリスタルパークなどガラス文化が根付いている地域となっております。
宇久須神社の椿寒桜 見頃時期
その様な宇久須神社でございますが、椿寒桜という珍しい品種の桜が境内に植えられており、一足早いお花見を楽しむことができるようになっております。
椿寒桜はカンヒザクラとシナミザクラの自然交雑種と言われ、愛媛県松山市の伊予豆比古命神社に原木が存在し、一般的に2月から3月頃が見頃の時期と言われております。
しかしながら、伊豆の温暖な気候のためか宇久須神社の椿寒桜は若干早く、1月中旬から2月上旬頃が見頃の時期となっております。
境内に植えられております椿寒桜は、2本と本数こそは多くはございませんが、神社脇の県道からも淡いピンクの小ぶりの桜を見て取ることができ、地元の方を中心に知る人ぞ知るお花見スポットとなっております。
尚、宇久須神社の椿寒桜の開花状況につきましては、公式に発信されているものが見当たらず、SNS等の投稿を参考にするしかない現状になろうかと思われます。
宇久須神社 アクセスと駐車場
宇久須神社へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅より松崎行き東海バスにて約72分、「黄金崎クリスタルパーク」バス停乗り換え、神田行き東海バスにて約6分、「宇久須神社」バス停下車、すぐとなっております。
静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須1269-1付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速沼津インターより約70㎞、車で2時間ほどとなっております。
神社に駐車場はございませんが、県道410号線から1本入りました脇道側の赤い鳥居から境内へ乗り入れ駐車可能となっておりますので、路上駐車はお控えいただきますようお願い申し上げます(交差点付近で危険です)。
併せて楽しみたい景勝地 黄金崎公園
宇久須神社より約3.3㎞、車で10分ほどのところございます西伊豆有数の景勝地「黄金崎公園」も併せて楽しみたいところかと思われます。
黄金崎公園は、岬全体が公園としまして整備されており、展望台のほかに海水浴場やキャンプ場も設置されております公園となっております。
黄金崎公園では、その名の通り夕日を浴びて岩肌が金色に輝き、夕日の名所としまして有名でございますが、馬の頭の形をした「馬ロック」や透き通る海の青さなど昼間の時間帯でも散策が楽しい公園となっておりますので、併せて楽しみたいところかと思われます。
黄金崎公園 : 静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須3566付近
終わりに
今回のカタスミ日記は、寒さの厳しい季節に見頃を迎えます宇久須神社の椿寒桜の咲く風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
宇久須神社、黄金崎公園、黄金崎クリスタルパークなど見どころの多いエリアとなっておりますので、お花見と併せて楽しんでみてはいかがでしょうか。
2024.09.16記