密を避けてハイキングを楽しもう 晩秋の踊子歩道 二階滝から平滑の滝へ 静岡県河津町

 コロナウイルスの感染拡大影響によりまして、アウトドアがブームとなっております。キャンプであったり登山であったり、様々なアウトドアレジャーが注目されております状況となっておりますが、未経験の初心者にはとっつきにくい部分もあるのも事実であり、やってはみたいけど初めの一歩がなかなか踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。今回は登山などの本格的なものではなく、初心者でも安心して楽しむことができます日帰りハイキングを楽しんでまいりましたので、その中で観ました風景をご紹介してゆきたいと思います。

 

自然を感じながらのんびり散策 ハイキングで観た中伊豆晩秋の風景

ハイキングっぽい事に初挑戦してみました!

 コロナウイルス感染拡大に伴いまして、密を避けながら楽しむことができますアウトドアレジャーが注目されております。

 私事とはなってしまいますが、筆者はキャンプは行ったことはありますが、登山には行ったことはありません。

 キャンプを始めた時もそうでしたが、未経験者からしてみますとアウトドアは何から始めれば良いのかわからない、と感じられ、初めの一歩がなかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

 登山につきましては、今の季節、しっかりとした装備も必要となりますし、登山届なども行わねばならず、初心者には少しばかり敷居が高くなってしまう事かとも思われます。

 ただ、今のご時世、密を避けて自然を感じながら一日を過ごしたい、という思いも芽生えてまいりましたので、先日は中伊豆まで日帰りハイキングに行ってまいりました。

 筆者はハイキングっぽいことを行うのは実は初めてとなります。

 ハイキングの計画を立てるにあたりまして、候補地として選定する条件は、日帰りができる事、丸一日かかるコースではなく初めてなので2~3時間程度の軽いコースとして予定を立てました。

 今回は、携帯電波が届かないという場所ではありませんでしたが、計画時に、登山用のアプリ、「YAMAP」と「ヤマレコ」をスマホにダウンロード致しました。

 両アプリにつきましては、電波の届かない場所に向かう場合でも、事前に地図をダウンロードしておけばGPS機能を使いまして、随時自分の位置と向かうべき方向が確認できるようになっております。

 今回は実際に「ヤマレコ」アプリを使用しながらハイキングっぽいことに挑戦してみました。今回「ヤマレコ」の方をメインで使用しました理由は、先人の足跡が地図上に表示されますので、先人の足跡を辿ってゆけば迷うリスクも軽減されるのではなかろうかという判断からとなります。

 トレッキングシューズなどは持っておりませんので、歩きやすい運動靴、飲み物とカメラを入れるリュック、服装につきましては、本格的なものではなく脱いだり着たりできるよう少し重ね着する形で訪れました。

 随分と前置きが長くなってしまいまして、いつものブログとは少々雰囲気に異なるものとなってしまいましたが、のんびり散策した中での風景をご紹介してゆきたいと思います。

 

二階滝駐車場から二階滝展望台へ

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 2sec 26mm

 以前より訪れてみたかった平滑の滝。

 ただ、平滑の滝は観光用の駐車場がありませんので訪れます事を躊躇しておりましたが、良い機会ですので、今回のハイキングの目的地を平滑の滝とし、駐車場は二階滝の駐車場を利用させていただき、その間を往復する形での散策とすることとします。

 二階滝の駐車場は、トイレも設置されております広い駐車場ですが、平日は比較的空いており、そこに車を駐車させていただきます。

 駐車場より階段の遊歩道を進み踊子歩道にアクセスします。踊子歩道にアクセスするまでは、階段と山道となっており、10分くらいかけてのんびりと進みます。

 踊子歩道に入ってからは、二階滝付近にあります寒天橋を目印に進路をとります。

 二階滝までの区間は、ほとんどが舗装道路の登り坂となっており、そのまま進みますと旧天城トンネルに向かうこともできるようになっており、旧天城トンネル目当ての観光客と思われます車も通行いたしますので、車両には充分ご注意の上、ハイキングを楽しんでいただきたいところかと思われます。

 踊子歩道に入りまして二階滝までは、のんびり歩きまして20分ほどとなっております。

 二階滝は、二段に落ちる高さが20mほどの美しい滝となりますが、展望台の前には木が生い茂っており、少しばかり全体像が観づらい部分もございます。

 滝の周辺では、晩秋の色づきも観られ、季節を感じながらの散策となりました。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 2sec 106mm

 

晩秋の色づきを感じながらの踊子歩道散策

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/8sec 73mm

 踊子歩道は、伊豆市の浄蓮の滝を起点とし、湯ケ野までの18.5㎞ほどのハイキングコースとなっております。

 途中、旧天城トンネルや二階滝、平滑の滝、宗太郎園地、河津七滝など見どころも多いコースとなっております。

 二階滝を楽しみました後には、辿ってきました道を引き返し、更に南に進路をとります。

 二階滝駐車場の付近からは、踊子歩道は未舗装の道路となり、林道のような雰囲気の中、のんびりと目的地の平滑の滝まで向かいます。

 平滑の滝までの区間は、下り坂となっておりますので、楽に滝まで向かうことができます。

 踊子歩道のこの区間は、現在の国道414号線と交わりますポイントまでは、国道の旧道となりますので足場もそれほど悪くはなく、のんびりと晩秋の色づきを感じながら周りの景色を楽しむことができるようになっておりました。

 二階滝駐車場から平滑の滝まで、踊子歩道を約2㎞となりますが、のんびり歩き、写真を撮影しながらの散策で、1時間ほどで目印の国道と交わるポイントまで進むことができました。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/60sec 128mm

 

清らかな平滑の滝まで

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 2sec 87mm

 国道を横切り、そこより踊子歩道を平滑の滝まで進みますが、国道と交わるポイントからは、足場の悪い山道を下ってゆく遊歩道となり、それまでの車も通行する旧道とは雰囲気の異なるものとなっております。

 正しく山の中を歩くような感じとなりますので、正直に申しますと、少々不安に感じる部分もございましたので、アプリで現在地を確認しながら、大きく道を外れないよう注意しながら、先に進みます。

 国道と交わるポイントから10分ほど山道を下ったところで、無事に平滑の滝に到着することができました。

 平滑の滝と申しますと、尾瀬の平滑の滝が有名なところかと思われますが、天城の平滑の滝は、高さが4m、幅20mほどの滝で一枚岩から流れ落ちる姿が美しい滝となっております。

 滝のすぐ近くにはわさび田があり、この周辺の水質が綺麗な事を窺い知ることができます。

 また周囲は紅葉に染まり、滝周辺の水にも晩秋の色づきが映り込んでおり、風流な時間を楽しむことができました。

SIGMA sdQuattroH iso250 F9 8/5sec 18mm

 

二階滝、平滑の滝 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 2/5sec 22mm

 今回、ハイキングの起点・終点としました二階滝駐車場へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、伊豆箱根鉄道修善寺駅より河津駅行きバスにて46分ほど、「二階滝」バス停下車すぐとなっております。

 二階滝駐車場につきましては、国道414号線沿いにありますトイレも設置されております無料の駐車場となります。

 自家用車にてのアクセスにつきましては、住所の詳しい番地などは設定されておらず、ナビ設定が上手くできない場合もあろうかとも思われますが、道の駅天城越え(静岡県伊豆市湯ヶ島892-6付近)より河津町方面に道なりに5㎞ほど、車で数分の場所になります。

 駐車場の出入り口は緩やかなカーブに位置しておりますので、駐車場から退出さる際は充分ご注意の程お願い申し上げます。

 平滑の滝につきましては、付近に駐車場は設置されておりませんが、公共交通機関にてのアクセスにつきましては、最寄りのバス停が「鍋失」バス停となりますので、公共交通機関の場合ですと、踊子歩道を往復する形ではなくスタートとゴールを決めて、ゴール地点の最寄りバス停より公共交通機関にて移動する方法も宜しいかと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/20sec 73mm

 

参考情報

 今回は、二階滝より平滑の滝までの晩秋のハイキング風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 ドライブで車窓から観る風景とは異なる歩いて感じる風景を楽しむことができたと感じております。

 本格的なハイキングとは言えないかもしれませんが、ハイキングコースの一部をゆっくり自分のペースで楽しむことができました。

 今回は初めてのハイキングでしたので、距離を欲張らずにゆっくりと景色を楽しむように意識しました。

 今回のルートでは、行きは下りのコースとなっておりましたが、当然帰りは上りのコースとなってしまい、高低差もその後の疲れに影響しますので、事前のルート確認は必須なところかとも思われます。

 まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2020.12.11記