【花だより】2023年7月13日現在 梅花藻の開花状況 「三島梅花藻の里」のミシマバイカモ アクセスと駐車場 静岡県三島市

 季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2023年7月13日に撮影いたしました三島梅花藻の里のミシマバイカモの開花状況をお届けいたします。

 

三島梅花藻の里 ミシマバイカモの開花状況

SIGMA sdQuattroH iso160 F4 1/125sec 50mm

 静岡県三島市に位置しております「三島梅花藻の里」は、水質の悪化などにより減少した三島梅花藻を復元するために、1995年(平成7年)に佐野美術館所有の湧水池を利用し、増殖基地、観光スポットとしまして整備された公園となっております。

 梅花藻(バイカモ)と申しますと、キンポウゲ科の多年草で、流れのございます清流にしか生息しない多くの地域で絶滅危惧種にも指定されております水草となっており、1cmから2cmほどの小さな白い梅の花に似た花を咲かせますことから「梅花藻(バイカモ)」と呼ばれるようになった植物となります。

 梅花藻を楽しむことができますスポットとしまして有名なところでは、滋賀県米原市醒井(醒ヶ井)の地蔵川が全国的にも有名なところとなっておりますが、関東近辺では山梨県都留市の夏狩湧水群・長慶寺や静岡県三島市の三島梅花藻の里が有名なところかと思われます。

 三島梅花藻の里のバイカモの見頃の時期としましては、一部では通年楽しむことができると言われておりますが、近くの源兵衛川の梅花藻も併せて楽しみます場合には、5月から9月頃が一般的な梅花藻の見頃の時期となろうかと思われます。

 今回のカタスミ日記は、2023年7月13日に三島梅花藻の里を訪れてみましたので、写真を交えながら、梅花藻の開花状況をお届けしてまいりたいと思います。

SIGMA sdQuattroH iso160 F5.6 1/50sec 43mm

 街中の幹線道路沿いに突如として現れる三島梅花藻の里。

 写真下の方の緑の部分に梅花藻が群生しております。

 尚、駐車場はございませんので、自家用車にて訪れます場合には駅前のコインパーキングなどのご利用をお願いいたします。

SIGMA sdQuattroH iso160 F5.6 1/100sec 31mm

 噴水のように水を上からかけられております湧水池では、無数に白い梅花藻の花が咲いております。

 増殖基地としての機能も有することから、自然な感じではなく、ある種作為的な景観となってしまいますが、ここの梅花藻から源兵衛川などに移植され、梅花藻の咲く風景が復元されてゆくとなりますと感慨深いものもあろうかと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso160 F5 1/100sec 50mm

 湧水池に鎮座する水神様の傍にも白い梅花藻が咲いております(写真右下)。

SIGMA sdQuattroH iso160 F4 1/125sec 35mm

 7月13日現在の三島梅花藻の開花状況としましては、見頃の開花状況と申しましても宜しい状況になろうかと思われます。

 尚、撮影目的で訪れます場合には、三島梅花藻の里では意外と寄って撮影することが難しい造りとなっておりますので、マクロレンズよりも望遠レンズを持参した方が撮影がしやすいかと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso250 F4 1/50sec 18mm

 今回は、三島梅花藻の里の梅花藻の観賞が目的ではございましたが、三島市と申しますと三嶋大社や楽寿園、源兵衛川など有名観光スポットもあり、一度訪れてみたかった源兵衛川の「水辺の散歩道」を通り、楽寿園まで散策をしてまいりたいと思います。

 こちらの写真は、源兵衛川の「水の苑緑地」。

 三島梅花藻の里からも近く、源兵衛川を散策いたします際には目印になるスポットかと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso250 F5 1/30sec 21mm

 これです、これ、行きたかったのは。

 暑い夏にぴったりの涼し気な散歩道ではないでしょうか。

 しかしながら、例年梅雨シーズンは水量が増え、水辺の散歩道が水没する事態が恒例化しておりますが、7月13日現在でも若干一部で水没が見られましたので、今回は雰囲気だけ楽しむのみで、散策は次回への楽しみとなってしまいました。

SIGMA sdQuattroH iso250 F5.6 1/40sec 50mm

 ちょっと危ないですね。渡れないこともないとは思いますが、旅ではリスクは避けたいものです。

 それにしましても雰囲気のございます絵になる風景かと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso250 F4.5 1/80sec 50mm

 源兵衛川にも梅花藻と思われます水草が生息し、白い花がちらほらと見えておりますが、如何せん、この水量と水流で残念ながら花は取れてしまっているようにも感じられましたので、水量の減る時期に再訪してみたいと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso160 F5.6 1/50sec 21mm

 さて、源兵衛川沿いに北上してまいりますと、最終目的地の楽寿園に辿り着くことができます。

 三島梅花藻は、1930年(昭和5年)に楽寿園の小浜池で発見されたものと言われておりますが、小浜池では現在は三島梅花藻は見られない状況となっております。

SIGMA sdQuattroH iso250 F4.5 1/30sec 26mm

 楽寿園は、もともとは小松宮彰仁親王の別邸として造営されたもので、「楽寿館」は市と県の文化財にも指定されております(館内見学にはガイド付ツアーに参加する必要がございますので、関連施設のHPにてツアー開始時刻など事前にご確認の程お願い申し上げます)。

SIGMA sdQuattroH iso160 F4 1/250sec 50mm

 2023年7月13日現在の三島梅花藻の里のミシマバイカモの開花状況としましては、見頃の開花状況となっており、近くの源兵衛川などの散策も併せて楽しみたいところかと思われます。

2023年8月28日現在 最新開花状況

 

三島梅花藻の里 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso250 F5.6 1/25sec 50mm

 三島梅花藻の里へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、伊豆箱根鉄道駿豆線三島田町駅より約400m、徒歩5分ほどとなっております。

 静岡県三島市南本町7付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速沼津インターより約8㎞、車で20分ほどとなっております。

 付属の駐車場はございませんので、自家用車にて訪れます場合には付近のコインパーキングのご利用をお願い申し上げます。

 タイムズ伊豆箱根鉄道三島田町駅

  静岡県三島市北田町3付近

 また、源兵衛川や楽寿園の散策も併せて行います場合には、本町やJR三島駅周辺にもコインパーキングはございますので、目的に合わせましてコインパーキングのご利用をお願い申し上げます。

 楽寿園のアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR東海道本線三島駅南側、徒歩にて3分ほどとなっております。

 静岡県三島市寿町2-36付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速沼津インターより約7.1㎞、車で20分ほどとなっております。

 上記住所付近に楽寿園専用駐車場が設置されており、駐車料金は2時間200円、以降30分毎に50円となっております。

 今回のカタスミ日記は、2023年7月13日現在の三島梅花藻の里のミシマバイカモの開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

2023年8月28日現在 最新開花状況

 楽寿園の小浜池、源兵衛川や三島梅花藻の里と涼し気な水辺の散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2023.07.16記