【花だより】2022年3月23日現在 春めき桜の開花状況 一の堰ハラネ(怒田丘陵)の絶景「春めき」 アクセスと駐車場 神奈川県南足柄市

 季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2022年3月23日に撮影しました一の堰ハラネ(怒田丘陵)の春めき桜の開花状況をお届けいたします。

 

一の堰ハラネ(怒田丘陵) 春めき桜の開花状況

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/400sec 18mm

 さて、ソメイヨシノの開花が始まる時期を迎え、本格的なお花見シーズンが近づいてまいり、浮足立っていられる方も多いのではないでしょうか。

 ソメイヨシノよりも一足先に見頃を迎えます早咲きの桜、「春めき桜」は全国的な知名度はまだまだこれからかと思われますが、近年少しずつ注目度が高まってきつつある桜となっております。

 春めき桜は、2000年3月に品種登録された比較的新しい品種の桜となり、もともとは南足柄市内の農家などで彼岸の頃に咲いておりました桜の枝から、市内の農園経営者が作出した桜となっており、カンヒザクラとシナミザクラの交雑種と言われております。

 春めき桜の見頃の時期としましては、ちょうど河津桜とソメイヨシノの間にあたる3月中旬頃が見頃の時期となっており、お花見スポットとしましては、九州や京都にも若干春めき桜を楽しむことができるスポットもございますが、南足柄市を中心とする神奈川県西部地域にお花見を楽しむことのできるスポットが多く存在しております。

 そのような南足柄市発祥の春めき桜でございますが、春めき桜の有名お花見スポットと言いますと、狩川沿いの春木径・幸せ道と一の堰ハラネ(怒田丘陵)の二か所の名前が挙がろうかと思われます。

 今回のカタスミ日記は、2022年3月23日に春めき桜の代表的お花見スポットの一の堰ハラネ(怒田丘陵)を訪れてみましたので、写真を交えながら開花状況をお届けしてゆきたいと思います。

SIGMA sdQuattroH iso100 F11 1/250sec 18mm

 一の堰ハラネでは、怒田丘陵の3,000㎡の斜面に約120本の春めき桜がひな壇状に植栽されており、120本という本数が嘘のように本数以上の圧倒的ボリューム感のあるお花見スポットとなっております。

 桜並木なども素敵なお花見スポットではございますが、圧倒的桜感、迫力を感じたい方にはお勧めのお花見スポットになろうかと思われます。

 冒頭の写真は、一の堰ハラネの北側に架かる地蔵下橋から望む全景となっております。

 「壮観」。この言葉が似合う数少ないお花見スポットの一つになろうかと思われます。

 冒頭の写真は、地蔵下橋の東端から、2枚目の写真は橋の西端から撮影したものとなっております。

 特に西端には、目の前に迫りくるように枝が伸びておりますので、迫力のあるお花見風景を楽しむことができるかと思われます。

 ただ、北側から南側に向かって撮影いたしますので、ほとんどが逆光の時間帯となっておりますので、撮影目的で訪れます場合には、GNDフィルターなどを活用された方が宜しいかとも思われます。

 西側斜面となっておりますので、午後からは全体的に陰ってしまいますし、早朝の時間帯でございますと、日が弱く春めき桜の持つ華やかな色合いではなく、くすんだ雰囲気の色合いになろうかと思われますので、本当においしい時間帯は、9時から10時頃ではないかと感じられますスポットとなっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F7.1 1/400sec 63mm

 同じく地蔵下橋から、春めき桜と広がる畑、南足柄の街並み。

SIGMA sdQuattroH iso100 F6.3 1/400sec 89mm

 2022年3月23日現在の一の堰ハラネ(怒田丘陵)の春めき桜の開花状況としましては、見頃のピークは若干過ぎてしまい、散り始めの開花状況となっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/160sec 18mm

 足元に流れる小川には散ってしまった花弁が水面をピンク色に染めております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/160sec 39mm

 ただ、散り始めたと申しましても、圧倒的な桜感はまだ健在で、もう少しはお花見を楽しむことができるかとも思われますが、お出掛けをご検討されておられます場合は、お早めに訪れました方が宜しいかと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/250sec 46mm

 一の堰ハラネでは、菜の花もちらほらと咲いており、黄色い菜の花との春色のコントラストを楽しむこともできるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/250sec 18mm

 丘陵の下の未舗装の農道をお花見を楽しみながら南に向かいます。

 因みに、この未舗装の農道は車両の通行も可能な道路となっておりますので、お花見散策の際には車の往来にご注意の程お願い申し上げます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/200sec 18mm

 春めき桜の咲いている一番南端から。

 やはり桜のボリューム感はここでも健在かと思われます。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/250sec 18mm

 今回は、久しぶりに(3年ぶりくらい)南端の裏側から丘陵の上に昇って行ける小径も散策をしてみました。

 ただの小径で、以前は別段魅力を感じておりませんでしたが、切り取ることを意識して撮影しますと、意外と楽しむことのできる小径かも知れないと感じるようにもなってまいりました。

SIGMA sdQuattroH iso100 F8 1/250sec 89mm

 散り始めの春めき桜の風景。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/125sec 75mm

 場所は限られてしまいますが、小径からは丘陵の下を見下ろすこともできるようになっており、東側(表側)から見る一の堰ハラネとは異なる雰囲気の春の風景も楽しむことができるようになっております。

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/160sec 89mm

 圧倒的な桜感を感じる東側とは全く別のお花見スポットに来ているかのような、1回で2度おいしいお花見スポットであることを改めて認識した次第でございます。

 2022年3月23日の一の堰ハラネ(怒田丘陵)の春めき桜の開花状況としましては、圧倒的な桜感はまだ健在なものの、見頃のピークは過ぎてしまった開花状況となり、既に若干散り始めてきておりますので、お出掛けをご検討されておられます方はお急ぎになられました方が宜しいかと思われる状況となっております。

 

一の堰ハラネ(怒田丘陵) アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattroH iso100 F9 1/250sec 147mm

 一の堰ハラネ(怒田丘陵)へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、小田急小田原線新松田駅より関本行き箱根登山バスにて、「足柄高校前」バス停下車、そこより徒歩15分ほどとなっております。

 神奈川県南足柄市千津島484-2付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速大井松田インターより約5.7㎞、車で15分ほどとなっております。

 ガソリンスタンドのある上記住所付近の交差点より200mほど西側に位置しており、坂を上ってゆきますと地蔵下橋となります。

 桜まつりイベント期間中(2022年は中止)につきましては、周辺にお花見用の臨時駐車場が設けられることはございますが、基本的には駐車場はございませんのでご注意の程お願い申し上げます。

 因みに近隣の春めき桜のお花見スポットでもございます南足柄市運動公園第2駐車場からは徒歩15分ほどとなっております。

 今回のカタスミ日記は、南足柄を代表する春めき桜のお花見スポットの一の堰ハラネ(怒田丘陵)の2022年3月23日現在の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2022.03.23記