日向薬師 彼岸花の里の曼殊沙華「彼岸花の関東三大名所」2024年見頃時期と開花状況・アクセスと駐車場 神奈川県伊勢原市
お彼岸の時期が近づいてまいりますと、各地で赤い曼殊沙華が咲き始めます。神奈川県日向地区(ひなた地区)では、のどかな里山風景に映える真っ赤な彼岸花が群生しております。今回のカタスミ日記は、日向薬師周辺の彼岸花の里の秋の風景をご紹介いたします。
「彼岸花の関東三大名所」日向薬師の彼岸花
神奈川県伊勢原市に位置しております日向薬師(ひなたやくし)は、奈良時代、716年( 霊亀2年)に行基によって開山されました真言宗の寺院となり、源頼朝や北条政子も参拝しました歴史ある古刹となっております。
また、高知県岡豊町の柴折薬師、新潟県上越市の米山薬師と並び、日本三大薬師のひとつにも数えられております寺院となっております。
薬師瑠璃光如来をご本尊とします日向山宝城坊日向薬師でございますが、茅葺きの寄棟造で丹沢の麓にひっそりと佇む風情ある本堂は、国指定重要文化財にも選定されております。
その様な日向薬師でございますが、日向薬師周辺の日向地区では彼岸花が群生し、のどかな里山風景の中で真っ赤な彼岸花(曼殊沙華)が彩を沿える彼岸花の名所となっております。
日向薬師の彼岸花は、埼玉県日高市の巾着田曼殊沙華公園、神奈川県大和市の常泉寺とともに、「彼岸花の関東三大名所」と言われておりますほか、「かながわの花の名所100選」にも選出されております彼岸花の名所となっております。
日向薬師 彼岸花の里 見頃時期
日向薬師の彼岸花の大きな見どころのひとつとしましては、日向薬師バス停裏手の棚田の畔に咲く彼岸花となり、金色の稲穂と真っ赤な彼岸花のコントラストが美しい「日本の秋の原風景」を楽しむことができるようになっております。
「日向薬師の彼岸花」と一般的に呼ばれておりますが、実際には日向薬師周辺の日向地区に群生する彼岸花の事を指し、日向薬師の参道入り口付近から洗水(あろうず)バス停付近までの日向川沿いの広範囲のエリアに群生地が点在し、周辺の里山風景に溶け込むように真っ赤な彼岸花が季節を感じさせてくれますスポットとなっており、「彼岸花の里」とも呼ばれております。
お時間に余裕がございましたら、秋空の下、のんびりと散策を楽しみたいところかと思われますが、未舗装の農道や畔を歩くこととなりますので、歩きやすい靴で訪れました方が宜しいかと思われます。
日向薬師(日向地区)の彼岸花の見頃の時期としましては、例年9月中旬から9月下旬頃が見頃の時期となっており、静かな里山が彼岸花を楽しむ人で賑わう時期となっております。
尚、日向薬師(日向地区)の彼岸花の開花状況につきましては、日向薬師さん公式HP内の「更新情報」や伊勢原市観光協会さんHP内の「いせはら花・紅葉情報」のコーナーにて開花情報を随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。
「彼岸花の関東三大名所」日向薬師の彼岸花 アクセスと駐車場
日向薬師の彼岸花へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、小田急小田原線伊勢原駅より日向薬師行き神奈川中央交通バス(神奈中バス)にて約20分、終点「日向薬師」バス停下車、すぐとなっております(日向薬師までは参道を徒歩15分)。
神奈川県伊勢原市日向1672付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、新東名伊勢原大山インターより約3.3㎞、車で10分ほどとなっております。
日向薬師バス停奥に参拝者用駐車場が設置されておりますが、台数に限りがあり彼岸花の見頃の時期には混雑も予想されますので、ご注意の程お願い申し上げます。
また例年彼岸花が見頃の時期には付近に有料の民間駐車場が設置されますほか、彼岸花観賞用の無料臨時駐車場が神奈川能力開発センター(裏門側駐車場)に設置されますので、混雑状況に合わせまして臨機応変なご対応をお願い申し上げます。
神奈川能力開発センター:神奈川県伊勢原市日向496付近、2024年9月14日(土曜日)から10月11日(金)8時30分より16時まで裏門側駐車場を利用可能(立て看板あり)
終わりに
今回のカタスミ日記は、彼岸花の関東三大名所のひとつにも数えられております日向薬師(日向地区)の彼岸花の咲く秋の里山風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
のどかな風景を楽しみながらのんびりと散策したいエリアで、良く晴れたお天気の日に訪れたいところかと思われます。
2024.09.14記