【水辺の風景】水量豊富な端正な滝 乗鞍高原の善五郎の滝 アクセスと駐車場 長野県松本市

 今回のカタスミ日記は、長野県乗鞍高原にある善五郎の滝をご紹介いたします。滝壺近くまで行くことができ、間近に水量豊富な善五郎の滝を観ることができ、水しぶきも飛んでくる迫力な滝を楽しむことができるスポットとなっております。

 

滝見台から観るも良し、滝壺まで行って観るも良し 善五郎の滝

SIGMA SD1Merrill iso100 F7.1 1/4sec 28mm

 今回のカタスミ日記は、乗鞍高原にある善五郎の滝をご紹介したいと思います。

 乗鞍高原には、有名な滝が三つほどあり、それらは「乗鞍三名滝」と呼ばれております。

 乗鞍三名滝の中で最も標高が高い場所にある三本滝、そして今回ご紹介いたします善五郎の滝、三名滝の中で最も標高が低い場所にある番所大滝がございます。

 善五郎の滝は、標高1,525mに位置し、冬場は氷瀑も楽しむこともできるようですが、如何せん標高の高いエリアでございますので、遊歩道につきましては春先5月中旬頃までは雪が残っていることもございます。

 落差が21mほど、幅が8mほどの水量の豊かな滝で、滝壺付近まで近づいて、水しぶきが飛んでくるような状況で、大迫力の滝を楽しむことができるようになっております。

 また、滝壺近くの展望所とは別に、高い位置から遠巻きに善五郎の滝を楽しむことができます滝見台も整備されております。

SIGMA SD1Merrill iso100 F22 1sec 28mm

 滝見台からは、滝は少々遠くに見えるような感じになってしまいますが、後ろに乗鞍岳の雄姿を望むことのできる絶景スポットとなっております。

 乗鞍高原には様々なハイキングコースが設定されており、善五郎の滝付近も遊歩道が整備され、水鏡が美しい牛留池などを回るハイキングコースも設定されております。

 しかしながら、善五郎の滝付近は、アップダウンが多く、滑りやすい場所もございますので、歩きやすい服装で訪れることをお勧めいたします。

 また、付近は熊の生息地のようで、熊出没注意の注意書きや、熊除けの金具なども設置されておりましたので、熊の活動が活発になる早朝や夕方に訪れますのは避けた方が無難かと思われますので、訪れる際はご考慮の程お願い申し上げます。

 因みに、善五郎の滝というその名前の由来にもなっておりますところとなりますが、善五郎という釣り師が岩名に引き込まれて滝壺に落ちたことによる、との逸話も残っております。

SIGMA SD1Merrill iso100 F22 2sec 80mm

善五郎の滝の下流にある淵が青くて美しい!

SIGMA SD1Merrill iso100 F6.3 4/5sec 24mm

 端正な善五郎の滝も素晴らしい滝で感動的なものとなりますが、善五郎の滝に行きますと、その下流100mほどの所に小さな滝状になった場所があり、そこの滝壺が淵のようになっており、水の色が美しい青色で、是非とも善五郎の滝と共に見ておきたい絶景スポットかと思われます。

 善五郎の滝入口の駐車場から遊歩道を進んでゆきますと、善五郎の滝の滝壺より手前に位置しておりますので、滝壺に向かうときには嫌でも目に入ってくる景色ではございますが、目の覚めるような青い色をしておりますので、併せて楽しんで頂きたいところかと思われます。

 一説によりますと、善五郎の滝は少しずつ後退をしており、この淵は遠い昔の滝壺でなかったのかという説も聞いたことがございますが、事の次第は定かではございません。

 筆者が訪れました時期は夏場ではございましたが、秋の紅葉も美しい場所ですので、紅葉の時期もお勧めかと思われます。

SIGMA SD1Merrill iso100 F4.5 1sec 24mm

 

善五郎の滝 アクセスと駐車場

SIGMA SD1Merrill iso100 F4.5 1/6sec 24mm

 善五郎の滝へのアクセスにつきましては、、公共交通機関では、JR中央本線松本駅より松本電鉄乗り換え、新島々駅下車の後、アルピコ交通バスにて「すずらん橋」バス停下車、徒歩10分ほど、もしくは「休暇村」バス停下車、ハイキングコースにて30分ほどとなっております。

 尚、「すずらん橋」というバス停の他に「鈴蘭」というバス停もあるようですので、降車間違いにご注意の程お願い申し上げます。

 自家用車にてのアクセスにつきましては、中央道松本インターより国道158号経由、県道84号にて乗鞍方面に進みます。松本インターからは時間にして1時間10分ほどとなっております。

 長野県松本市安曇鈴蘭

 詳しい番地などは設定されていないようですので、ナビ設置する際は、「すずらん橋」バス停付近にあるレストランやまぼうしさん(長野県松本市安曇鈴蘭4306-32付近)を目印に設定するのが宜しいかと思われます。

 すずらん橋バス停付近にも駐車場がございますので、そこより遊歩道にて善五郎の滝に向かうこともできますが、善五郎の滝の駐車場としましては、すずらん橋バス停より500mほど手前のヘアピンカーブの付近に駐車場があり、道路の向かい側に善五郎の滝入口の表示があり遊歩道に進むことができるようになっております。

 また、牛留池も併せて観光する場合には、休暇村乗鞍高原さん(長野県松本市安曇4307付近)まで行きますと、休暇村の向かい側に観光用の無料駐車場もございますので、そこよりハイキングコースにて善五郎の滝に向かうこともできるようになっております。

 

終わりに

 今回のカタスミ日記は、乗鞍高原にある善五郎の滝をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 乗鞍高原自体が標高の高い場所にあり、夏でも比較的涼しいエリアでございますので、特に夏場の避暑としてお勧めのエリアかと思われます。

 乗鞍高原には、善五郎の滝以外にも見どころはたくさんあり、滝以外にも美しい自然を澄んだ空気の下で楽しむことができる環境となっております。

 まだまだコロナウイルス感染拡大状況は予断の許さぬ状況が続いておりますが、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。

2021.08.02記