奥石廊ユウスゲ公園のユウスゲ 2022年見頃時期とアクセス、駐車場 静岡県南伊豆町
夏を迎えますと高原を中心に涼しげなニッコウキスゲが咲き始めるニュースが聞こえてまいりますが、朝に花開くニッコウキスゲとは逆に、夕方から花開き、朝に花を閉じてしまうユウスゲという可憐なレモン色の花もございます。今回のカタスミ日記は、ユウスゲの群生地、南伊豆の奥石廊ユウスゲ公園の涼し気な夏の風景をご紹介いたします。
ユウスゲってどんな花?
さて、夏の花と言いますと、高原に咲く涼しげなニッコウキスゲを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ニッコウキスゲの群生地としましては、尾瀬や霧ケ峰高原などが有名なところでございますが、今回は、朝に花開くニッコウキスゲとは逆の、夕方から花を開くユウスゲの咲く風景をご紹介いたします。
冒頭よりニッコウキスゲを引き合いに出しておりますが、ユウスゲの花は、ニッコウキスゲの花に似ている容姿となっておりまして、ユリのような花で、黄色い花をつける一日花で、主に草原や湿原に群生しております。
ただ、花の色合いはニッコウキスゲのようにオレンジ色っぽくはなく、同じ黄色でも、どちらかと言いますとレモン色の爽やかな黄色い色合いの花となっております。
ユウスゲ(夕菅)は、その色合いから別名キスゲ(黄菅)とも言われ、日本では、本州から九州にかけて分布しておりますが、ニッコウキスゲほどは群生地が多くはないという印象になろうかと思われます。
ユウスゲの群生地としましては、南伊豆の他には榛名山の沼ノ原などが有名なユウスゲスポットとなっております。
長さが10㎝ほどの6枚の花弁の可愛らしい花のユウスゲは、一日花(一夜花)で、ニッコウキスゲと同じように1株に数輪の花をつけ次から次へと咲かせてまいります。
奥石廊ユウスゲ公園のユウスゲの見頃時期と美しい海岸風景
奥石廊ユウスゲ公園のございます南伊豆の観光地の中で有名なところとしましては、何と言いましても早春の河津桜かと思われます。また、伊豆半島最南端の石廊崎も観光スポットとしまして、多くの方が訪れるところかと思われます。
伊豆半島の海岸の中でも屈指の透明度を誇りますヒリゾ浜も夏場には訪れる方も多いでしょう。そのヒリゾ浜を見下ろすような場所に位置しております愛逢岬にも立ち寄られる方もいらっしゃるかと思われます。
ユウスゲ公園は、その愛逢岬から200mほど離れた高台に位置している公園となっております。
ユウスゲ公園から見渡す南伊豆の海は美しく、この景色を見るだけでも訪れてみる価値はあるかとも思われます。
愛逢岬よりも高い場所に位置しておりますので、見晴らしがよく、雄大な景色を楽しむことができるスポットとなっております。
その奥石廊ユウスゲ公園では、その名の通り、ユウスゲが群生する貴重なスポットにもなっております。
海岸から山に向かう草原に可憐なユウスゲの花が暑い夏を涼しげに演出してくれます。
奥石廊ユウスゲ公園のユウスゲの見頃の時期としましては、例年7月中旬から8月上旬頃が見頃の時期となっており、午後3時頃より花が開き始め、夕方5時、もしくは6時頃に見頃を迎えます。
西日が傾いてくる美しい時間帯で、少しずつ沈みゆく太陽を眺めるのも素敵なところでございますが、それに合わせるかのように少しずつ花開いてゆくユウスゲを眺めるのも、日が落ちて涼しくなってくる時間帯でございますので、少しまったりとユウスゲの花を観賞してみるのも宜しいかと思われます。
ただ半島の先端部に位置しておりますので、比較的風が強くなりやすいエリアでもございますので、風のない穏やかな晴れた日に訪れることがお勧めかと思われます。
奥石廊ユウスゲ公園 アクセスと駐車場
奥石廊ユウスゲ公園へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、伊豆急下田駅よりバスにて約60分、「愛逢岬」バス停下車、徒歩5分ほどとなっておりますが、バスの本数が少ないようでございますので、事前にバスの時刻を確認した上で現地に向かっていただきますようお願い申し上げます。
静岡県賀茂郡南伊豆町石廊崎
自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速沼津インターより約100㎞、車で2時間30分ほどとなっております。
住所としましては詳しい番地など設定されておらず、ナビ設定の際は、あいあい岬夕陽カフェさん(静岡県賀茂郡南伊豆町入間1839-1付近)をナビ設定しますと、そこから200mほどとなっております。
ユウスゲ公園の入口付近に普通車が4台から5台ほど停められます無料の駐車場が設置されておりますが、満車の際は、広い愛逢岬の駐車場を利用し、徒歩にて向かうこともできるようになっております。
終わりに
今回のカタスミ日記は、夏の夕方に涼し気に咲くユウスゲの群生地、南伊豆の奥石廊ユウスゲ公園のユウスゲの咲く風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2022.07.07記