【花だより】2023年3月10日現在 中日桜の開花状況 茅葺き屋根のお寺 西方寺のお彼岸の頃に咲く桜 アクセスと駐車場 神奈川県横浜市
季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2023年3月10日に撮影いたしました西方寺の中日桜の開花状況をお届けいたします。
西方寺の中日桜 開花状況
神奈川県横浜市に位置しております西方寺は、もともとは鎌倉の地で800年ほど前に創建されました寺院となっておりますが、約500年前に現在の横浜市新羽に移り、江戸時代建立の本堂や山門、鐘楼堂など茅葺き屋根の堂塔が市指定文化財にも選定されております寺院となっております。
西方寺と申しますと、秋の彼岸花が有名なところとなっており、参道を彩ります赤、白、ピンク、黄色の4色の彼岸花が鮮やかに咲き、多くの拝観者が訪れます人気のシーズンとなっております。
西方寺では、地元の檀家さんが彼岸の頃に咲く桜を参道沿いの駐車場脇に植え、春のお彼岸の頃にはほんのりピンクの早咲き桜を楽しむことができるようになっております。
一説には、大寒桜ではないかとも言われおりますが、品種としましては明確にされておらず、彼岸の頃に咲くことから住職さんが「中日桜」と名付け、その呼び名で親しまれております。
因みに、「中日」とはお彼岸のことを意味する言葉で、昼と夜が同じ長さとなる季節となっております。
西方寺の中日桜の見頃の時期としましては、例年3月上旬から中旬頃が見頃の時期となっており、見頃の時期でも比較的混雑は少なく、秋のお彼岸のような混雑ぶりにはならないものかと思われます。
今回のカタスミ日記は、2023年3月10日に西方寺を参拝いたしましたので、写真を交えながら、中日桜の開花状況をお届けしてまいりたいと思います。
まずは駐車場脇の参道から中日桜を楽しみます。
あまり広い参道ではございませんので、参道の真ん中に陣取るのは他の参拝者の方のご迷惑となりますので、若干センターは取れてはおりませんが、茅葺きの山門に続く参道に覆いかぶさるように枝が伸びております中日桜を撮影。
アングルを変え参道をもう一枚撮影。
ほんのりピンク(紅色)の桜で、埼玉県坂戸市の安行寒桜(大寒桜)に似た色合いの花となっております。
毎年、中日桜の拝観に訪れます時はだいたい安定しないお天気で、今年も同様に青空が見えたり、雲が覆ったりと、また風のあるお天気で、撮影条件としましてはあまり良くないお天気となってしまっております。
参道の中日桜を楽しみましたあとは、茅葺き屋根の本堂に参拝いたします。
境内では静かな時間が流れております。
参拝が終わりました後は、再び参道から駐車場に戻ります。
山門付近からも中日桜を望むことができるようになっております。
写真左手が中日桜、右手が花桃。
中日桜は、参道沿いの駐車場脇に9本植えられており、駐車場の南側にはピンクの花桃が14本植えられております。
花桃と中日桜。
どちらも見頃を迎え、春の装いとなっております。
駐車場の西側には、ミモザも植えられており、黄色いミモザとピンクの中日桜のコントラストが美しい風景も楽しむことができるようになっております。
2023年3月10日現在の西方寺の中日桜の開花状況としましては、ほぼ満開に近い開花状況となっており、見頃を迎えております。
西方寺 アクセスと駐車場
西方寺へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、横浜市営地下鉄ブルーライン新羽駅より徒歩5分ほどとなっております。
神奈川県横浜市港北区新羽町2586付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、第三京浜港北インターより約2.2㎞、車で6分ほどとなっております。
また参拝者用の無料駐車場には30台ほど駐車可能となっておりますが、週末などは混雑が予想されますので、ご注意の程お願い申し上げます。
今回のカタスミ日記は、参道の中日桜が美しい横浜市新羽の西方寺の早咲きの桜の2023年3月10日現在の開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。
コロナウイルス感染拡大防止のため、基本的な感染防止策を心がけ、密を避け、人との距離を保ちながら、周りを意識しながら、観光を楽しんでいただきたいところかと思われます。
2023.03.11記