【花だより】2024年4月10日現在 梅花藻の開花状況 三島梅花藻の里と源兵衛川のミシマバイカモ アクセスと駐車場 静岡県三島市

 季節の花の開花状況や紅葉の色づき見頃状況をタイムリーにお届けする「花だより」のコーナー。今回のカタスミ日記は、2024年4月10日に撮影いたしました三島梅花藻の里と源兵衛川のミシマバイカモの開花状況をお届けいたします。

 

三島梅花藻の里・源兵衛川 ミシマバイカモの開花状況

SIGMA sdQuattro iso100 F6.3 1/60sec 200mm

 静岡県三島市に位置しております「三島梅花藻の里」は、水質の悪化などにより減少した三島梅花藻を復元するために、1995年(平成7年)に佐野美術館所有の湧水池を利用し、増殖基地、観光スポットとしまして整備された公園となっております。

 梅花藻(バイカモ)と申しますと、キンポウゲ科の多年草で、冷涼な清流にしか生息しない多くの地域で絶滅危惧種に指定されております水草で、1cmから2cmほどの小さな梅に似た白い花を咲かせますことから「梅花藻(バイカモ)」と呼ばれるようになった植物となります。

 梅花藻を楽しむことができますスポットとしまして有名なところでは、滋賀県米原市醒井(醒ヶ井)の地蔵川が全国的にも有名なところとなっておりますが、関東近辺では山梨県都留市の夏狩湧水群・長慶寺や静岡県三島市の三島梅花藻の里が有名なところかと思われます。

 三島梅花藻の里のバイカモの見頃の時期としましては、一部では通年楽しむことができると言われておりますが、近くの源兵衛川の梅花藻も併せて楽しむ場合には、5月から9月頃が一般的な梅花藻の見頃の時期となろうかと思われます。

 今回のカタスミ日記は、2024年4月10日に三島梅花藻の里を訪れてみましたので、写真を交えながら、梅花藻の開花状況をお届けしてまいりたいと思います。

SIGMA sdQuattro iso100 F8 1/640sec 54mm

 今回は、富士市の潤井川龍巌淵の桜並木を楽しみました後、田貫湖に向かう予定でございましたが、富士山に雲がかかってきておりましたので、予定を変更し、三島市内をのんびりと散策させていただきました。

 先ずは三嶋大社に参拝いたします。

 三嶋大社は大山祇命(おおやまつみのみこと)、積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)をご祭神とし、総じて三嶋大明神と呼ばれ、古くより信仰を集め、源頼朝が源氏再興を祈願した神社としましても有名なところとなっております。

SIGMA sdQuattro iso100 F8 1/320sec 89mm

 三嶋大社は、三島市内有数の桜の名所にもなっており、境内には所狭しとソメイヨシノやしだれ桜が植えられており、見頃の時期にはたくさんの方で賑わうお花見スポットとなっております。

 4月10日現在、既に見頃のピークは過ぎてしまっており、名残の桜の様相となってしまっておりましたが、見頃の時期に訪れてみたいと思わせてくれるようなポテンシャルを感じる風景となっておりました。

SIGMA sdQuattro iso100 F5 1/200sec 18mm

 三嶋大社に参拝いたしまいた後は、佐野美術館に向かいます。

 佐野美術館につきましては、国の登録有形文化財の日本家屋「隆泉苑」のございます庭園には無料で入場することができ、美しい回遊式庭園を楽しむことができるようになっており、現在は新緑と苔の緑が美しい季節でございます。

SIGMA sdQuattro iso100 F8 1/250sec 21mm

 また、佐野美術館の庭園にはしだれ桜の一本桜が植えられており、知る人ぞ知るお花見スポットとなっており、予てよりお花見シーズンに訪れてみたいと思っておりましたが、見頃の時期は過ぎてしまってはおりましたが、なかなかの美しい春の庭園を楽しむことができました。

SIGMA sdQuattro iso100 F8 1/320sec 28mm

 さて、佐野美術館の道路を挟みまして西側には今回の目的でございます三島梅花藻の里がございます。

 三島梅花藻の里の敷地自体は、佐野美術館所有となり、NPO法人が中心となって梅花藻を育成している増殖基地となっております。

SIGMA sdQuattro iso100 F8 1/250sec 24mm

 増殖基地では、噴水のように水を上からかけたり水質管理が徹底され、長い期間に渡り梅花藻の花を楽しむことができ、4月10日現在、既に梅花藻の花が咲き始めております。

SIGMA sdQuattro iso100 F6.3 1/60sec 89mm

 可愛らしい花。

 三島梅花藻の里の増殖池では、上から水をかけていることもございまして、水面に寄ってマクロ的に撮影することは難しく、少し水面から離れた高さから望遠で狙うような形の撮影になろうかと思われます。

SIGMA sdQuattro iso100 F7.1 1/200sec 54mm

 三島梅花藻の里でミシマバイカモを楽しみました後は、源兵衛川の梅花藻の群生地に向かいます(水の苑緑地の下流)。

 こちらの群生地につきましては、まだ梅花藻は開花しておりらず、緑の美しい河辺となっております。

SIGMA sdQuattro iso100 F7.1 1/400sec 39mm

 源兵衛川は楽寿園の湧水を水源とする灌漑用水路でございますが、「水の都・三島」を代表する水辺スポットとしまして人気で、水辺の散策をを思い思いに散策することができ、絶景という訳ではございませんが、ポイントポイントで桜も咲いており、春の訪れを感じながら水辺の散策を楽しむことができるようになっております。

SIGMA sdQuattro iso100 F6.3 1/100sec 147mm

 2024年4月10日現在の三島梅花藻の里のミシマバイカモの開花状況としましては、咲き始めの開花状況となっており、これから暖かい気候になってまいりますと花数も増えてくるのではないかと期待されます状況、源兵衛川水の苑緑地南側の群生地の開花状況としましては、開花前の状況となっております。

 

三島梅花藻の里 アクセスと駐車場

SIGMA sdQuattro iso100 F7.1 1/400sec 28mm

 三島梅花藻の里へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、伊豆箱根鉄道駿豆線三島田町駅より約400m、徒歩5分ほどとなっております。

 静岡県三島市南本町7付近

 自家用車にてのアクセスにつきましては、東名高速沼津インターより約8㎞、車で20分ほどとなっております。

 三島梅花藻の里自体の付属の駐車場はございませんので、自家用車にて訪れます場合には付近のコインパーキングを利用することになろうかと思われます。

 タイムズ伊豆箱根鉄道三島田町駅

  静岡県三島市北田町3付近

 尚、佐野美術館をご利用いたします場合には美術館付属の無料駐車場がございますので、そちらが利用可能かと思われます。

 佐野美術館

  静岡県三島市中田町1-43付近

 今回のカタスミ日記は、2024年4月10日現在の三島梅花藻の里と源兵衛川のミシマバイカモの開花状況をお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか。

 絶景スポットという訳ではございませんが、過ごしやすい季節となってまいりましたので、清らかな水辺をのんびり散策してみますのも楽しいものかと思われます。

2024.04.14記

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