みかも山公園(大和田群生地)のキツネノカミソリ 2024年見頃時期と開花状況、アクセスと駐車場 栃木県栃木市
彼岸花よりも一足早く夏の暑さの厳しい時期に花を咲かせる「キツネノカミソリ」。今回のカタスミ日記は、約12万株が自生するみかも山公園のキツネノカミソリの咲く風景をご紹介いたします。
キツネノカミソリってどんな花?
一部の地域では絶滅危惧種にも指定されておおりますキツネノカミソリは、本州や四国九州に分布するヒガンバナ科の多年草で、色鮮やかなオレンジ色の花が特徴となっております。
キツネノカミソリは、春に球根から葉を出すものの、夏には葉を落とし、30cmから50cmほどまで花茎を伸ばし、一株に数輪の花を咲かせる花となっております。
キツネノカミソリは、花弁が6枚のオレンジ色の花でございますが、色こそは違えど花の形、生態はナツズイセンに似たものがあろうかと思われます。
関東地方でキツネノカミソリの名所として有名なところとしましては、埼玉県新座市の市営墓園西側斜面に群生しております「市場坂キツネノカミソリの里」が有名なところとなっておりますが、栃木県のみかも山公園の大和田群生地も人気の観賞スポットとなっております。
みかも山公園大和田群生地 キツネノカミソリの見頃時期
栃木県栃木市に位置しておりますみかも山公園は、約165.9haの県内最大の都市公園となっており、自然豊かな園内にはいくつものハイキングコースも設置されている公園となっております。
万葉集にも詠まれました三毳山(みかも山)は、様々な野草が自生し、「花の百名山」にも選定されております山となっております。
みかも山公園では、フクジュソウにはじまり、カタクリ、桜、ヤマツツジ、ラベンダー、ヤマユリ、キツネノカミソリ、彼岸花と四季折々の花木を楽しむことができます公園となっており、特に「かたくりの園」のカタクリは有名なところとなっております。
その様なみかも山公園でございますが、園内にはいくつかのキツネノカミソリの群生地が存在し、特に約4,000㎡の斜面に12万株とも言われておりますキツネノカミソリが自生する「大和田群生地」は、見頃の時期にはたくさんの方が訪れる人気の群生地となっております。
みかも山公園のキツネノカミソリの見頃の時期としましては、例年7月下旬から8月中旬頃が見頃の時期となっており、山の斜面一面にオレンジのキツネノカミソリが咲き誇ります。
尚、みかも山公園のキツネノカミソリの開花状況につきましては、栃木市観光協会さんHP内の「開花情報」のコーナーにて随時発信してくれておりますので、気になられます方はご確認の程お願い申し上げます。
みかも山公園(三毳山)大和田群生地 アクセスと駐車場
みかも山公園(三毳山)へのアクセスにつきましては、公共交通機関では、JR両毛線栃木駅南口より「ふれあいバス」岩舟線(ぶどう団地入口経由)にて約35分、「とちぎ花センター前」バス停下車、徒歩2分ほどで公園東入口となっております。
栃木県栃木市岩舟町下津原1747-1付近
自家用車にてのアクセスにつきましては、東北道佐野藤岡インターより約3㎞、車で5分ほどとなっております。
公園付属の無料駐車場が設置されており、東口、南口、西口の3か所となり、大和田群生地へは東口駐車場が便利かと思われます。
東口駐車場より大和田群生地までは、園内の遊歩道を南口駐車場方面へ600m進みますと、群生地斜面へ向かうことのできます階段入口となります。
公園の休園日は設定されておりませんが、園内の香楽亭、フラワートレイン、売店などにつきましては、火曜日、並びに年末年始は休業となっておりますので、ご注意の程お願い申し上げます。
また開園時間は、朝8時30分から18時30分までとなっております(冬季は17時30分まで)。
終わりに
今回のカタスミ日記は、みかも山公園のキツネノカミソリの咲く風景をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
見かけることも少ないキツネノカミソリの群生を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2024.07.06記